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RACE2026.10.3

<10月1日~3日>大宮競輪 第100回スポーツニッポン新聞社杯 F1「シリーズ展望」※10/3決勝戦展望追加

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【S級戦】」


並び
31 46 275

ラインは、③森田優弥(埼玉113期)に
①宿口陽一(埼玉91期)が続く埼玉ライン。
②根田空史(千葉94期)に
⑦簗田一輝(静岡107期)、
3番手に⑤松阪洋平(神奈川89期)が固める
南関ライン。
そして、④坂井洋(栃木115期)と
⑥星野洋輝(福島115期)の
同期2人が連携するラインの3分戦。

自力型3人はともに前受けからの
組み立てが得意であり
スタートから前を取りたいはず。
その中でもスタートが速いのは
坂井、星野、簗田。
ラインの2人ともSが速い
坂井・星野ラインが前を受け
1番車の宿口がいる埼玉ラインが中団を死守、
南関ラインが後方からのレースになりそうだ。

後方から根田が押さえに行くが
中団が欲しい前受けの坂井が
根田を突っ張る可能性もある。
スタートで中団に構える森田は
その動向を見極めてから押さえ
最終ホームは森田が先頭で通過するとみる。
その後、根田がカマしてこられるか。
本来の根田なら
十分にカマしきれる脚力の持ち主だが
今節は連日動きが重いため
今の森田を叩くのは厳しそうだ。
ただ、決勝戦に向けて
セッティングを変えて臨むとのことなので
それが噛み合った場合は不気味である。

様々な動きが予想されるが
最終的には森田が先行体制に入り
埼玉の両者に展開が向きそうだ。
しかし、坂井がすんなり
3番手を確保する展開になれば
ゴール前は森田、宿口、坂井の
3人による縦脚勝負になる。
連日捲りだが走りが安定している森田が
決勝戦は逃げ切りでの優勝を狙う。
森田は横の動きも良いため
マイペース先行はもちろん
叩かれたとしても
番手飛び付きからの捲りや
追い込みへとスイッチできる。
自分の仕掛けたい
タイミングで先行できるのが強みだ。

番手の宿口は本調子とは言えないため
森田が捲る展開だと逆転は厳しそうだが、
森田が早めに先行してくれれば
追い込みをかけるチャンスは十分にある。
また、スピードのある坂井が脚を溜めて
追い込み勝負に徹した場合、
直線だけで突き抜けるシーンも考えられる。
関東同士とはいえ、
森田の優勝を脅かす筆頭候補だ。
坂井の番手を回る星野は着順以上に好調。
坂井の仕掛け次第にはなるが
そのスピードを貰ってからの
突っ込みには警戒したい。

一方、準決勝と同様に6番手に置かれそうな簗田だが
準決勝では6番手から4コーナーで見事な伸びを見せ
コースを突いて1着と仕上がりは良い。
展開的には厳しくなりそうだが
このメンバーで一番怖い存在だ。
近況の簗田は苦しい展開からでも
絶妙なコース取りと
抜群の縦脚で不利を克服してくるため
間違いなく優勝争いに絡んでくる1人だろう。
5番手の松阪も連日伸びが良いため
展開が向けば穴をあける可能性を秘めている。

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望【S級戦】」


北日本の中心は
櫻井祐太郎(宮城・117期)と
星野洋輝(福島・115期)の2人。
櫻井は徹底先行タイプ。
1着も多いが9着に沈むこともあり
点数こそ上がらないものの
力は上位だ。500バンクでも
走りのスタイルは変わらないはずで
3日間、櫻井がレースを作る。
星野は7月玉野F1で優勝しており
近況の連対率も良好。
前回富山G2では補充出走ながら
ゴール前の伸びが良く
1着と好調を維持している。
徹底先行の櫻井と連携できるため
チャンスは十分だ。

関東勢の中心は坂井洋(栃木・115期)、
地元・埼玉の宿口陽一(埼玉・91期)と
森田優弥(埼玉・113期)の3人。
坂井は近況番手戦も増えてきたが
自力で仕掛ける捲りは強烈で
前回富山G2でも動きの良さが目立った。
初日は自力になりそうだが
2日目以降は関東勢に
若手の自力選手が多いため
番手戦になりやすく
車間を空けて援護しつつゴール前で抜け出す。
近況の宿口はGレースでも1着を取れているが
動き自体は本調子ではない印象だ。
しかし地元戦だけにきっちり調整してくるはずで
森田との連携から優勝を狙う。
森田は事故点の影響で
2班となっているが脚力は断然。
富山G2での動きも良く
近況は横の動きをセーブして
縦脚勝負に徹しているため
事故なく強い走りが目立つ。
決まり手は捲りが多いものの先行しても強く
位置取りも上手いため優勝に期待がかかる。

南関勢の中心は根田空史(千葉・94期)と
簗田一輝(静岡・107期)の2人。
根田は今年優勝2回、G3で優出しており
連対率も高く、今開催の
自力選手ベスト3に入る豪脚の持ち主だ。
力強い先行・捲りはファンを魅了する。
直線の長さを気にするタイプではないため
簗田との連携は
他地区の選手にとって脅威となるはずだ。
簗田は今年賞金上位に位置し
年末のグランプリ(GP)候補のひとり。
近況もコンスタントに1着を取れており
松山G1でも2勝を挙げるなど
好調を維持している。
目標が不発でも
ゴール前に突っ込んでこられる脚力と
抜群のコース取りが強みだ。

中部・近畿勢は
自在性のある山田諒(岐阜・113期)や
鋭い差し脚を持つ追い込みの
山本伸一(京都・101期)。
山田は近況大きな着順が目立つものの
本来は力のある選手だけに侮れない。
山本は優勝こそないものの
F1戦では堅実な走りで優出を重ねている。
安定感のある差し脚と
時に見せる捲りにも警戒が必要だ。

中国・四国勢の中心は
強烈な捲りを持つ河端朋之(岡山・95期)と
大ベテランながら差し脚が冴える
追い込みの香川雄介(香川・76期)。
河端は高い連対率を誇り
近況の動きも悪くない。
先行より捲り中心の戦法のため
後方に置かれることが多いものの
直線が長い大宮バンクなら
後方からでも届く可能性がある。
香川は近況1着こそ少ないものの
マーク技術に長けており
離れるイメージがあまりない。
河端の強烈な捲りに付き切れるかが
ポイントとなりそうだ。

九州勢の中心は伊藤旭(熊本・117期)。
ビッグレースでも
結果を残している注目選手の一人だ。
7月の宇都宮・富山F1で連続優勝を飾った。
前回の奈良G3では本来の動きではなかったが
奈良から日程が空いて調整が十分であれば
自在性のある走りで優勝候補の一角となる。

好メンバーが揃った大宮F1。
見応えのあるレースが期待される。