<10月15日~17日>大宮競輪モーニング7 第19回ブリヂストンサイクル杯 F2「レース展望」※10/17更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「A級決勝戦展望」
並び
17 46 2 3 5
関東ラインは山口-丸山の地元ラインと
栃木の中村に東京の水森が付く同期ラインに別れ、
ライン単騎となった静岡の仁藤と
愛知の高橋と福島の猪狩は、
それぞれ単騎戦を選択して、
2対2対1対1対1の細切れ戦となった。
決勝戦のメンバーが決まり、
注目されたのは水森の動向。
埼玉勢とも話し合い、
埼京の3番手の選択肢はなく、
自分でやるか
同期中村に付き関東別線を選択するか
悩んだ末に中村との連係を選択した。
単騎勢は唯一高橋が、
水森次第では他の単騎選手との
連係も考えていたようだが、
水森が中村と連係することを知ると、
単騎戦を選択した。
高橋と猪狩は
「単騎自力」とコメントしたが、
仁藤は「単騎何でも」のコメントを残し、
位置取り重視の様子。
先行はラインのできる山口か中村。
山口は初日予選逃げ切り、
準決勝戦は展開的に仕掛けやすくはなったが、
早めの巻き返しができていて状態は良さそう。
中村は初日特選で3番手から仕掛けず、
準決勝戦は3番手捲りを決めたが、
前ほどの積極性は感じられない。
初日のレース後にセッティングを調整し
良くなったようで、
「気持ちも上向いた」と一言。
仁藤は自分の感覚よりは、
自転車が進んていない様子。
猪狩は準決勝戦でライン3車も
自分だけのレースになっていて、
大宮の良績がないのは気になる。
高橋は準決勝戦
「1コーナーで行ければ良かったが
見てしまった」と反省していたが、
連日の伸びは抜群だ。
水森は連日番手戦となり、
自力でやりたい気持ちが強く
悩んではいたが、準決勝戦は強かった。
地元の丸山は
縦型の追い込みタイプだけに、
準決勝戦の山口の仕掛けにも
ピタリと付けきり差し込んでいるので、
決勝戦は山口の仕掛け次第では
逆転も狙える。
脚力差なく
動ける選手が揃い正直難しいが、
2日間のレース内容と
地元のアドバンテージを加味して、
山口の押し切りVに期待する。
丸山の差し切りは押さえたい。
中村は準決勝戦で切り替えた
水森に差されているだけに
仕掛けは難しく、厳しいか。
単騎勢では大宮前回V、
目下5走して2連対率100%の高橋の一発が面白い。
田淵浩一
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(10/17)の推奨レース」
★第2レース A級一般「中部近畿ライン優勢」
並び
○◎△ ×注
135 426
★第4レース A級特選「松崎の機動力上位」
並び
△ ◎○ 注×
156 24 73
競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 レース展望」
大宮F2戦展望
力のある自力タイプが揃い
激戦模様も
地元の山口多聞(埼玉121期)の機動力に期待する。
前回前橋では
3日間突っ張り先行逃げ切りで
4月四日市以来の完全Vを飾り
上昇ムードで地元戦を迎える。
徹底先行タイプで
今年V6と戦歴は上位。
主導権を取れば
500バンクでも末脚は強靭だ。
大宮はチャレンジ戦完全V
1.2班戦は
昨年11月1.落.欠
今年7月1.1.⑤着と敗れはしたが
南関東ライン
2段駆けを封じる内容あるレースだった。
強力な同型揃うも
ホームバンクのアドバンテージもあり
中心に推す。
地元同士の丸山直樹(埼玉93期)は
マーク戦確かで差し脚も切れる。
山口との地元ワンツーを狙う。
関東ラインでは
積極タイプの中村隆生(栃木117期)と
注目ルーキー松崎広太(茨城123期)もいて
栃茨ラインも強力。
地元ラインとの連係は難しいが
関東ラインが本線になる。
猪狩祐樹(福島99期)が
近況は好調キープしている。
7月降級後V1も
前回別府
前々回取手ともに1.1.②着の準Vは
決勝戦は早めの仕掛けで
ライン決着と内容は申し分ない。
大宮は久しぶりの参戦となり
前回2021年9月5.3.6着。
初日特選
2日目準決勝戦は末を欠き
最終日特選は中団取るも伸びずと
あまり良績は残していないが
近況の充実度からV候補に挙げる。
仁藤秀(静岡117期)
大木雅也(静岡83期)の
静岡コンビも強力。
仁藤はダッシュを生かした
自力勝負が武器で
今年V3、直近2場所準Vと
高いレベルで安定している。
大木は前回地元静岡でV奪取
7月降級後V2も近況は1着多く
差し脚は切れている。
仁藤が好位キープからの仕掛けなら
静岡ワンツーもあり得る。
南関東ラインは
淡白ながらも
一発の魅力ある近藤夏樹(千葉97期)
もおり好勝負は必至。
中部近畿ラインは
高橋成英(愛知89期)
北野良栄(愛知95期)の愛知コンビが軸になる。
高橋は先行基本にバック数も多く
今年V2準V3回と安定感あり
北野は前回向日町で
今期初Vを中団先捲りの力強い内容で
飾っており上昇ムード。
先行力ある徳田匠(京都119期)との連係なれば
中部近畿ラインも侮れない。
最後に関東期待の新人松崎広太(茨城123期)
に注目したい。
8月特昇後
1.2班初戦の9月地元取手で
いきなりV奪取とポテンシャルは高そう。
まだ荒削りでレース運びに課題は残るが
積極性は光る。
大宮は初参戦となり
長い直線が壁になるが
どれだけ戦えるか楽しみな1車だ。
地元のアドバンテージを加味して
山口多聞に期待も
積極的な自力タイプ揃い激戦。
田淵浩一
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