＜11月25日～27日＞大宮競輪 日刊ｽﾎﾟｰﾂ杯争奪戦 F1「ｼﾘｰｽﾞ展望」※11/27更新
競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【S級戦】」
ラインは⑥堀江省吾(長野119期)が先頭に
①金子幸央(栃木101期)が番手、
三番手に武田豊樹(茨城88期)の関東ライン。
③市田龍生都(福井127期)を先頭に
⑤南潤(和歌山111期)が番手に三番手を
椎木尾拓哉(和歌山93期)が固める近畿ライン。
②阿部将大(大分117期)は単騎を選択。
ラインは大きくは2分戦。
⑤南がS取り速いことから
近畿勢が前を取りそうで
堀江は押さえての先行策。
③市田の突っ張り先行は考えずらく
引いてからのカマシ捲りになる可能性が高く
堀江の先行が濃厚。関東勢が前を取れば
市田の上昇を堀江が突っ張って先行。
どの様な展開でも最終主導権は堀江。
堀江は連日長い距離を踏んでいて好調。
堀江の番手をまわる。
①金子は市田の捲りに合わせて
準決勝同様ブロックしにいくか
番手捲りをうつか
両面作戦で望むのでは。
準決勝はブロックしに行ったが
決勝戦は後ろに④武田がいることから
番手捲りの可能性が高いのでは。
三番手の武田は好調で
準決勝のブロック二発はさすがの一言。
金子が番手捲りでもブロックして追い込み
勝負でも武田がG前金子をとらえるのでは。
市田のスピードは一線級だが
関東勢の二段掛けの上を捲るのは厳しいはず。
市田が堀江との主導権争いを辞さず
組み立てられるかが大きなポイントになりそうだ。
市田が主導権を奪えれば番手の南が車間を空けて
万全の状態になりそうです。
そうなれば三番手をまわる
好調な椎木尾が南が番手捲りでも
追い込みでもG前捉えて優勝か。
一番怖いのが単騎の②阿部の一発。
準決勝では武田の強烈なブロックを交わして
後続を引き離す捲りは強いの一言。
関東勢と近畿勢が主導権争いをすれば
阿部の捲りが決まりそうです。
仮に先行争いにならなくても
どちらが主導権を取っても
4番手を確保出来るし
唯一脚を使わずに
レースを組み立てられそうなので
阿部の一発は魅力的。
競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望【S級戦】」
北日本は中心となる選手は不在だが
徹底先行の木村佑来(宮城119期)。
近況大きい数字も目立つが
積極的な走りは変わらない。
大宮バンクはA級時代の
4月に走っているので問題ないはず。
他ではスピードある
坂本貴史(青森94期)も
9月大宮で1着取っているので悪くない。
関東勢の中心は
ベテランの武田豊樹(茨城88期)。
コンスタントに1着取れていて
今回の優勝候補の一人。
どんな展開でもしっかりマークから
G前キッチリ差し込んでくる。
他では地元埼玉の森田一郎(埼玉125期)。
近況優出を逃しているが
積極的な走りは変わらない。
前回富山決勝で失格と
悔しい走りとなったので
今回はいつも通りの積極的な走りで
地元勢を盛り上げてほしい。
黒沢征治(埼玉113期)は
近況不調が続いているが
本来は力のある選手だけに
復活を期待したい。
南関勢は新村穣(神奈川119期)。
捲りの決まり手が多いが
近況最終Bを取る積極的な走りが多いので
新村の組み立てに注目したい。
近畿勢の中心は脇本勇希(福井115期)と
市田龍生都(福井127期)の二人。
脇本は10月豊橋G3を捲りで優勝。
兄同様スピードある捲りは
他のラインを圧倒する。
前回大宮では1．4．2と
準決勝で失敗したが
大宮バンクとの相性は悪くないはずで
優勝候補の一人。
しかも同県の後輩市田がいるのが
更に脇本には追い風。
スーパールーキー市田は
前回小田原G3で初日失敗したが
残りの3日間は好タイムで
逃げ切っているので
今回も市田の力強い走りを期待したい。
中国四国勢の中心は2班だが
捲り鋭い室井蓮太郎(徳島121期)と
徹底先行の林昌幸(愛媛119期)の二人。
室井は10月小松島で準優勝と好調。
室井の走りは大宮バンク向きで
林との連携は他地区の選手には
脅威になるはず。林は10月川崎で優出。
前回玉野で2勝と好調。
直線の長い大宮バンクでも
林のスタイルは変わらないはず。
九州勢の中心は先行だが
自在性もある阿部将大(大分117期)と
今回の点数リーダー
塚本大樹(熊本96期)の二人。
阿部は10月別府G3、
前回小田原G3で優出と好調。
捲りのイメージだが直近2場所は
7レースで6回最終Bを取る積極的な走り。
横も出来るので組み立ての幅が大きい。
塚本は前回小田原G3で
阿部との連携から優勝と絶好調。
近況もコンスタントに1着取れているし
阿部もいるので当然優勝候補の一人。
目標がダメでも今の塚本なら
直線の長い大宮バンクであれば
どんな展開でもG前絡んできそうだ。