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RACE2021.11.4

<11月2日~4日>大宮競輪 第61回東京中日スポーツ杯&サテライト花園寄居杯 Fl「レース展望」※11/4更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮F1戦 S級決勝展望


並び
716 34 25

関東ラインは群馬の恩田-木暮の後ろに
地元の大澤がつきライン3車。

南関東ラインは準決勝戦同様、
静岡の大石に神奈川の五十嵐。

注目された北日本ラインは、
福島の佐々木が前回りで、
青森の永澤が後ろを回る事になり、
3対2対2の3分戦となった。
ラインの先頭を任された3人の中では、
積極性は大石が一番。

恩田は先行含め何でも出来る
オールラウンダーで、
準決勝戦は先行で勝ち上がった。

佐々木は「何かやれることをやる」と言い、
「たて勝負?」の問いには、
「出せるといいですね」と答えていた。

先行は大石か恩田のどちらかだが、
恩田は日頃から公私共に世話になっている
木暮の前なら、先行意欲は高い。
事実、過去2回の連係では、
2回とも先行して木暮が2回とも1着。
木暮は「好きに走ってもいい」と言ってたが、
恩田はそうはいかないだろう。

大石はタイミングみて仕掛ける展開で、
当然、叩き合いも考えられる。

佐々木は、基本中団からの
捲り・追い込みになるだろう。
次回、競輪祭で使う新車を今節から使っていて、
「感触は良い」と言っていたので、
横よりは縦に踏むレースをするはず。

佐々木、永澤、木暮は、
さすが110点オーバーの選手で車の伸びが違う。

ライン3車の利を生かして、
恩田の先行なら、番手木暮のVチャンス。
木暮は大宮のF1戦はV歴もあり、
得意バンクなので、チャンスはモノに出来る。

大石は、叩き合いよりも、
好位からのカマシ・捲りなら逆転も可能。

叩き合いなら、脚溜める佐々木だが、
展開不問で佐々木の突き抜けも狙える。

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮Fl戦3日目最終日(11/4)推奨レース

☆7レース「菅原の機動力中心」

 ◎○注 △×
 416 235

☆11レース「木村の初V期待」

 ◎○× △  注
 715 2 346

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fl戦展望」

菅田壱道(宮城91機)の機動力に期待する。
今年は落車もあり、なかなか菅田らしい
パフォーマンスが出せずにいたが、
前回弥彦G1寛仁親王牌決勝3着と
元来の切れのある捲りが見られ2勝を挙げた。
決勝戦の走りには不満も残るが、
G1タイトルを狙える器である事が、
再認識できた開催だった。
大宮は前回2019年9月8.4.1着と
優出逃すも前々回2018年1月記念2.6.2.①と
捲ってV奪取、相性は良い。

北日本ラインで佐々木雄一(福島83期)、
永澤剛(青森91期)、大森慶一(北海道88期)と
援軍も揃い、ラインも長くなりそうで中心に推す。
佐々木雄一(福島83期)の差し脚も強烈だ。
前々回青森では記念初Vを飾り、
F1戦はもちろんグレードレースでも健闘している。
大宮は近歴では、2020年2月7.1.⑧着で、
決勝戦は目標が後手に回り、
コース取りに失敗したが脚質的には合うはず。
長い直線、コース探して突き抜けてくる。
菅田マークなら、菅田の仕掛け次第では逆転も可能。
ラインの厚みがある北日本ライン優勢。

対するは、木暮安由(群馬92期)の自在戦。
前回弥彦G1寛仁親王牌では、
惜しくも優出ならずだったが、
予選では俊敏な動きが目立ち、
近況成績も1着が増えており、
差し脚も切れている。
大宮はF1戦では昨年9月2.1.①のV奪取、
2016年2月完全V含め、
常に優勝争いを演じており、相性は抜群だ。
前後微妙も捲り鋭い河村雅章(東京92期)、
2班ながら大宮記念V歴あり、
前回京王閣Vの神山拓弥(栃木91期)の
総力戦と実力者揃う関東ラインも互角。

南関東ラインは大石剣士(静岡109期)の
機動力に注目したい。
積極的なレーススタイルで力をつけてきた。
バック数多く、積極タイプの少ない今節は、
点数以上の評価をしたい。
大宮は今年3月3.1.⑤着で、
決勝戦は南関東別線の根田空史(千葉94期)に
叩かれ敗れたが、500バンクでも
レーススタイルは変わらない。
同県の簗田一輝(静岡107期)や
復調ムードの伊勢崎彰大(千葉81期)と連係して、
マイペース先行なら面白い存在。

遠征ラインは機動力ある川村晃司(京都85期)と
俊敏な動きする近藤龍徳(愛知101期)が中心になるが、
今年8月特進してきた関西期待の新人、
土生敦弘(大阪117期)に注目したい。
徹底先行タイプではないが、
ダッシュを生かした
カマシ・捲りのスピードは威力ある。
S級のレースにも慣れてきて近況も連続優出中。
大宮は今年5月A級戦1.1.④着で、
決勝戦は捲り届かず敗れたが、
一度走っているのはプラスとみる。
今節の台風の目になるか?注目したい。

S級昇班初戦となる佐々木眞也(神奈川117期)の
走りにも期待したい。

実績とラインの厚みで、
菅田壱道率いる北日本ライン優勢とみるが、
実力者揃う関東ラインも互角。
先行力ある大石剣士とスピードある土生敦弘が
どこまで戦えるか?楽しみな一戦になる。