<7月21日~23日>大宮競輪 第35回デイリースポーツ賞 Fl「レース展望」※7/23更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦 S級戦決勝展望」
並び
51 24 6 73
関東ラインは、
群馬の小林の後ろに地元の阿部、
中四国ラインは、
岡山の山根の後ろに
徳島の木村で即決。
注目された北日本ラインは、
福島の渡部は秋田の根本に任せ、
南関東単騎の北井に
つけるかどうか?は、
根本の判断に委ねられた。
長考の末、根本は自力を選択、
特選同様、根本-渡部の北日本ラインと
神奈川の北井は単騎自力戦となり、
2対2対2対1の4分戦となった。
根本に北井につく選択肢はなかったか?と
尋ねてみると、
「魅力ある選手ですが…」
深くは語らなかったが、
自力で戦いたい気持ちと
他地区との連係には
戸惑いがあったのかもしれない。
徹底先行タイプの北井が単騎になり、
先行は、連日逃げ切り勝ちの山根が有力。
小林と根本はどちらかと言えば、
捲りが主戦法。好位キープから仕掛けたい。
徹底先行の北井は単騎戦となり、
「行けるところから」のコメント。
スタイル的に捲り一発に賭けるより、
単騎カマシもあるか。
状態面は、連日逃げ切り勝ちの
山根か一番良く見える。
初日の上がりタイム13秒7は秀逸。
準決勝戦も番手に根本に
はまられながらも逃げ切りは
「強い」の一言。
小林は状態面は悪くないが、
仕掛けのポイントがズレている。
初日は流し過ぎ、
準決勝戦は仕掛け遅れて届かず2着。
本人も「脚あまらせてる。不完全燃焼、
明日は力出し切りたい」と力勝負を示唆した。
阿部は初日先行して4着、
準決勝戦も最終バック最後方から
捲り上げての3着は地元の執念。
チャンスが来れば、モノにできる状態。
渡部はさすがにグレード戦で
戦える選手だけに隙がない。
連勝での勝ち上がりも余裕すら感じられ、
F1戦では格が違う印象。
格と安定感からも渡部中心とみるが、
ここは思い切って、
山根のS級初Vに期待したい。
状態面もレース内容も良く、
北井が単騎ならマイペースも可能。
逃げ切りVに期待。
渡部が展開不問で逆転候補。
小林次第だが、阿部の地元初Vも狙える。
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(7/23)推奨レース」
☆2レース「馬場の奮起戦」
◎○× 注 △
153 4 26
☆9レース「阿竹の1勝機」
△◎○ 注 ×
417 26 35
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦展望」
阿竹智史(徳島90期)の自力基本の
自力自在戦に期待する。
前々回地元小松島記念2.2.2.⑥着では、
惜しくも地元Vを逃すも、
準決勝戦、番手捲りで
山田庸平(佐賀94期)に差されはしたが、
優勝した眞杉匠(栃木113期)を
完封した走りは、見事だった。
自力基本に目標いれば番手戦も
そつなくこなす器用さもあり、
徹底先行タイプで力をつけてきた
山根将太(岡山119期)目標に出来れば、
展開有利にVチャンス到来。
大宮は前回今年5月、
落車の影響が残る中での完全V奪取、
2019年4月逃げ切りVと相性も良い。
同県木村隆弘(徳島91期)との
徳島ラインに期待する。
対するは、競走得点トップの
渡部幸訓(福島89期)の差し脚。
6月高松宮記念杯では、
準決勝戦無念の2着失格も
G1戦でも通用する力をつけてきた。
近況もF1戦3場所連続準Vと安定感は抜群。
大宮は近歴では、今年5月2.1.②着の準V、
1月記念1.2.失と位置取り、
コース取りも厳しく、
長い直線伸びてくる。
北日本ラインで、根本哲史(秋田97期)、
荻原尚人(宮城89期)目標から
差し脚を伸ばしてくる。
関東ラインは、小林泰正(群馬113期)の
機動力が中心になる。
前々回奈良では、久しぶりに完全V奪取、
G1高松宮記念杯、日本選手権でも
1勝を挙げ、調子も上向き。
地脚タイプで、先行力もあるが、
得意戦法は捲り。大宮は久しぶりの参戦となり、
過去2戦、決勝戦4着と予選敗退だが、
2戦ともに勝ち星は挙げている。
位置取りもできるので、
好位キープからの捲り一撃も十分ある。
地元の阿部大樹(埼玉94期)と
武藤篤弘(埼玉95期)は、
小林泰正との連係で勝機を狙いたい。
もちろん、阿部大樹は自力でも戦えるが、
小林目標なら、地元Vも可能。
九州ラインは、近況復調してきた
津村洸次郎(福岡101期)と田中誠(福岡89期)の
久留米コンビが中心になる。
田中誠は位置取り厳しく、
西日本ラインで、山根将太や阿竹智史との
連係もありそうで、V争いに加わってくる。
あとは、山根将太と北井佑季(神奈川119期)の
119期生2人の先行力に注目したい。
山根は先行力を武器に
地元玉野記念優出など
G3でも結果を残している。
まだ、F1優勝はないが将来性も大。
大宮はルーキーシリーズ完全V以来となるが
イメージは良いはず。
北井は徹底先行で売り出し中のホープ。
F1戦決勝戦は7着しかないが、
強靭な粘りは、ここでも通用するとみる。
大宮は今年3月A級戦完全V、
力の違いを見せつけた。
夏場の大宮は、バック追い風になり、
先行有利な高速バンクとなるので、
山根将太と北井佑季が
台風の目となるか?注目したい。
大宮バンクで実績あり、
中四国地区の援軍揃う阿竹智史が中心。
競走得点トップの渡部幸訓の差し脚が逆転候補。
小林泰正と地元の阿部大樹、武藤篤弘の
関東ラインも争覇圏内とみる。