田淵浩一氏の前検日検車レポート【4月10日】
明日、4月11日(木)より大宮競輪では、
第64回報知金杯争奪戦【FⅠ】が開催されます。
今節も元競輪選手の田淵浩一さんに
前検日インタビューを行っていただきました。
ぜひ、車券購入の参考にご覧ください。
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初日 11R 3番 渡邉 雄太(静岡・105期)
今節、日本のエースとして期待がかかる渡邉選手。
強力な外国人選手が相手になるが、
本人は「特に意識していない」とのこと。
大宮バンクの相性を尋ねると
「F1戦では良いイメージがあり走りやすい」と言う。
今年はF1戦連続Vに始まり、
2月別府の全日本選抜では準決勝戦に進出し、
前回大垣ウィナーズカップで優出と
上位陣相手にも「やっと勝負出来る感がある」と
手ごたえを感じた。
戦法はレースの流れの中での自力勝負。
レースでは「力を出し切って、ラインで決める走りで、
自身1着を目指す」ことを心掛けている。
練習は600mモガキを5-6本行い、
トップスピードを上げることが課題。
渡邉選手の自力勝負に注目。
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初日 10R 7番 テオ・ボス(オランダ)
来日8回目で昨年V7と実績抜群のボス選手。
今年のワールドカップ第6戦では、
日本の河端朋之(岡山95期)や
新田祐大(福島90期)選手を相手に優勝と
競技でも結果を出している。
本人に尋ねると「久しぶりの優勝を
日本人選手相手に勝てたことは嬉しい」と言う。
大宮バンクは2003年以来久しぶりの参戦。
成績は4.3.8だったが、
500バンクも「ノープログレム」と一言。
クロモリフレームも今回新車で初めて乗るが、
「良いと思う」と初日の指定練習で確かめる。
リフレッシュ方法を尋ねると映画鑑賞で、
日本食は何でも食べるが、
先週の土曜日に銀座でお鮨を食べたと言い、
マグロが好物とのこと。
レースでは怪我に注意して「集中力が必要」と言い、
戦法は「ロングスプリントで戦う」と語る。
ボス選手の世界基準の自力勝負に注目。
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初日 8R 7番 ジョセフ・トルーマン(イギリス)
来日2回目で昨年V4の実績を残したトルーマン選手。
昨年の成績について尋ねると
「初めてにしては結果を出せたが、
成績に波があったので今年は
続けて好成績を残すことが目標」と語る。
日本の生活環境については、
伊豆での練習環境が良く、
日本の競輪も「好き」とのこと。
リフレッシュ方法を聞いてみると映画鑑賞と読書で、
今節はマイクタイソンの本を読むとのこと。
日本食も納豆以外は「好き」と言い、
最近は焼き肉やしゃぶしゃぶを食べたとのこと。
クロモリフレームも「しなやかで乗りづらさはない」と言い
大宮初参戦となるが500バンクは、
昨年宇都宮で1.1.2着と不安はない様子。
レースでは「タイミングをみて仕掛ける走り」を心掛ける。
トルーマン選手のスピードある自力勝負に期待。
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初日 6R 9番 女屋 文伸(埼玉・83期)
S級降級後も安定した成績を残す地元女屋選手。
本人に尋ねると良くも悪くもなく、
「無難に走れている」と言う。
大宮バンクは一昨年3月Vと相性は抜群。
戦法は追い込み基本も
目標不在の時は自在に何でもやるスタイル。
レースでは「最後まであきらめずに
少しでも上の着を目指す」走りを心掛けている。
練習は街道モガキ中心に
距離も70〜100km位乗り込み
妥協せずにコンスタントに練習することを意識している。
女屋選手の直線強襲に期待。
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初日 5R 7番 蕗澤 鴻太郎(群馬・111期)
徹底先行で成績上昇中の蕗澤選手。
大宮バンクは初参戦でイメージも特になく、
初日の指定練習で確かめる。
500バンクは3回目だが苦手意識もなく、
レーススタイルは変わらない。
戦法は、先行勝負。
レースで押さえ先行基本に
「最終バックを取って、押し切るレース」を心掛けている。
練習はバンクモガキ中心に全体的な底上げを図る。
蕗澤選手の先行逃げ切りに期待。