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RACE2023.8.26

<8月24日~26日>大宮競輪モーニング7 スピードチャンネル・スカパー杯 F2「レース展望」※8/26更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2戦決勝戦展望」



並び
2651 4 73

南関東ラインは準決勝戦同様、
静岡の望月に神奈川の小菅。
北日本ラインは宮城の木村を先頭に
福島の鈴木が番手、
青森の日当が3番手を固め
さらに地元の佐山が
北日本ライン4番手を選択し
西日本単騎の片山は初日特選で
北日本ライン3番手を回った経緯もあり
南関東ラインには付かず
「単騎決めず」とコメントし
2対1対4の実質2分戦となった。
決勝戦のキーポイントは
1番車の地元佐山の位置取り。
佐山に北日本ラインの後ろを
選択した経緯を尋ねると
「以前、鈴木とワンツーを決めており
今節の準決勝戦で木村とワンツーを決めた
連係実績を重視した」と迷いはなかった。
このコメントを聞いた北日本の3人は
「ありがたい。この1車は大きい」と
感謝していた。
望月は「仕方ないけど厳しくなりますね。
どうしたらいいですか?」と
相談してきたのは驚いたが
セオリー通りの走りは伝えた。
ラインの先頭を走る2人は
木村は連日捲りながら連勝も
500バンクの難しさもあり、
「タイミングが良くなく、
バンクも重く感じるが
調子は問題ない」と
仕掛け処の難しさはあるが
状態は問題ない様子。
望月は「初日はオーバーペースで
かかりきらなかったが
準決勝戦は展開が良かったが
他の選手の動きも見えて
冷静に走れた。状態は良い。
決勝戦はリズムと
タイミングよく仕掛けたい」と
こちらも特進失敗のショックは
引きずってない様子。
鈴木の出来が良い。
連日の逃げ切り勝ちで内容も文句なし。
「鎖骨のワイヤーを抜いて
最後まで踏めている。フレームも戻して
長い距離も踏めている」と表情は明るかった。
木村と鈴木は昨年3月大垣以来
2度目の連係となり、
前回は決勝戦、捲り届かず
木村2着、鈴木3着。
鈴木は大宮は完全V歴もあり
バンク相性も良い。
3月負傷欠場後、
前回6月大宮で決勝戦が中止になり、
約半年ぶりの優出も
「その分も頑張る」と力の入る一戦。
初日特選同様、望月と木村の2分戦で
2人の力は互角だが、
佐山のライン参加が大きく
ラインの厚みと車番的にも
北日本ラインが有利。
番手鈴木のVに期待する。
決勝戦の並びも
日当に木村の番手を直訴しており、
本人も「チャンスだから頑張る」と
力強く答えていた。

木村も仕掛け次第では押し切りは十分。
シリーズリーダー望月の逆転は押さえまで。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目(8/26)推奨レース」

★第6レース A級特選「石川の1勝機」

 ○◎注  △ ×
 157 24 36

★第7レース A級決勝「北日本ライン優勢」

 ○◎注    ×△
 2651 4 73

競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 レース展望」


S級からの降級組が主力になるが
目下2場所連続完全Vで
今節S級特進の可能性がある
望月一成(静岡111期)が主役を務める。
先行力はもちろん、レースの流れに
応じた捲りの破壊力は抜群。
前回宇都宮は差し、捲り、捲りの完全V
前々回前橋は逃げ、逃げ、捲りの完全Vと
バンクの周長にも左右されない自力勝負が魅力。
大宮は久しぶりの参戦となるが
チャレンジ戦V、1.2班戦V歴はないが
過去3戦全て優出しており
イメージは悪くないだろう。
V候補筆頭に推す。

小菅誠(神奈川90期)が安定感抜群だ。
今期V1、準V3回と差し脚も切れている。
7月前橋では、3日間望月と同乗して
準Vと連係実績があるのは強み。
500バンクだけに、望月の仕掛け次第では
差し切りも可能。
同県長谷部翔(静岡109期)とも
前回宇都宮で決勝ワンツーを決めており
連係実績ある援軍揃う
南関東ラインが本線になる。

木村佑来(宮城119期)の機動力も差はない。
今期3戦全てバックを取る
積極的なレーススタイルで
V1、準V1回と戦歴は望月と遜色ない。
本来はダッシュを生かした
カマシ・捲りが得意だが
近況は前受けからの突っ張り先行が多く
航続距離も伸びている。
大宮は前回昨年12月5.1.1着と
まさかの予選敗退も連勝で締めており
ルーキーシリーズ、1.2班戦ともに
準Vとレース内容は良かった。
差し脚切れる小笠原昭太(青森76期)との
北日本ラインが相手筆頭格。

石川雅望(群馬91期)もV候補の一角だ。
目下2場所連続V中で
前回地元前橋では、3日間目標はいたが
格の違いを見せる走りで完全V、前々回宇都宮は
目標不在ながらも直線伸びての
V奪取と縦脚は健在。
大宮はA級戦V歴有り
S級戦でも予選通過率は高く相性は良い。
近歴では今年7月に走ったばかりで、
3.5.2着と今期唯一、優出を逃しているが
準決勝戦は、展開厳しく
直前の追加を加味すれば
悪くはなかった。
ただ、今節、関東ラインに
強力な自力タイプが不在で
本来ならV候補の鈴木謙太郎(茨城90期)が
前々回奈良7.6.7着、前回静岡病気欠場と
万全の状態ではない分厳しくなりそう。

西日本ラインは
S級下がりの前田義和(鹿児島94期)と
藤田剣次(福岡85期)が今期未だ優出なく
唯一安定感ある片山智晴(岡山92期)と
近況成績良い大瀬戸潤一郎(広島95期)が
機動力ある山崎航(山口119期)目標から
逆転を狙う。

望月一成と木村佑来のV争い必至も
S級特進かかる望月ややリードとみる。
目標次第も石川雅望の差し脚が単穴になる。

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