永倉通夫の前検日検車レポート10.25
明日10月26日から大宮競輪では東日本大震災被災地支援競輪
第41回東京中日スポーツ杯争奪戦(F1)が行われます。
今節も永倉通夫氏(元埼玉競輪選手)が大宮の選手前検日インタビューに行ってきました。
初日 12R 3番 山口 富生選手(岐阜68期)
競輪発祥から兄弟でＧⅠタイトルを持ってるのは、藤巻昇選手・清志選手と山口幸二選手・富生選手の２組しかいない。
そして兄が賞金獲得額でグランプリ出場が確定的な環境の中での練習は充実してると思われる。
但し、今回は足場と成る自力型が見当たらず、同僚の志智選手に任せながらの戦いが予想される。
しかし過去には大宮記念の覇者であり、大津びわこの高松宮記念杯のタイトルホルダーなら500
バンクは苦にしない筈なので格上の捌きに期待します。
初日 12R 5番 菊地 圭尚選手(北海89期)
４年前のヤンググランプリ王者で有れば、グレード戦線の優参候補で無ければおかしい。
才能を考えれば伸び悩みとも思えるが、素直な性格なので確変を期待したい。
北日本の若手が台頭して番手を回る事が多い近況の中で、久々に自力を求められるメンバー構成
の今節は、厳しい位置取りからの自力捲りを狙うと思われます。
注目の一車です。
初日 12R 8番 北津留 翼選手(福岡90期)
90期の元祖・怪物君と言われた男です。
単発のＧⅠ優出は有りましたが、過去の事に成りつつな近況です。
そこで本人も一念発起して、肉体改造に取り組みました。
現在の体重は重かった頃から比べると、－15㎏でデビュー当初の身体に成ったとの本人談です。
まだ成果は表れては居ませんがキレが戻ったのは事実なので、自力型が手薄な今回は連日狙
わない手は無いでしょう。
500走路も得意です。
初日 6R 1番 新井 剛央選手(埼玉86期)
父・正昭選手が今期で引退を表明し、心中期する所である。
ケガ明けでも気持ちで乗り切りたい、と言い切りました。
勝手知ったる地元バンクで狼煙を上げられるか？
地元は３割増しの格言を信じて下さい。
初日 6R 7番 佐藤 龍二選手(神奈川94期)
今期の競走得点はＡ級全国第３位で、上には松田優一選手、森川剛選手しかいない。
ならば勝って当り前のシリーズなのかも！
捲り先行が持ち味ながらも、横の捌きも遣れば強い。
本命党は相手を探して勝負です。
リポーター：永倉通夫