3/21 田淵浩一の前検日検車レポート(F1)
明日、3月22日から大宮競輪では、
第57回 日刊スポーツ新聞社杯争奪戦(F1)が行われます。
今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。
11R 3番 早坂 秀悟選手(宮城・90期)
スピードある自力勝負で活躍中の早坂選手。
昨年12月伊東で記念初Vを飾り、
近況も松阪・奈良記念で優出と好調キープしての大宮参戦。
大宮バンクの相性は、良くも悪くもなく、
500バンクは、仕掛けどころがあるので、「好き」と言う。
レースでは、前受けが多くなり、カマシ・捲りで戦うケースが多い。
最近は捲りの決まり手が増えたので、
「早めの仕掛けを、心掛ける」と言い、
最終バックを取ることには「拘りがある」とのこと。
練習は、伊豆でナショナルチームのメンバーと共に、
バンクモガキとウエイトトレーニングで、
先行してのペース配分を考えて「勝つ」レースを意識している。
早坂選手のスピードある自力勝負に注目。
11R 5番 松岡 篤哉選手(岐阜・97期)
先行勝負で実績ある松岡選手。
前回前橋で半年振りの優出と復活の手応え。
昔のフレームを試したら、「軽くて流れて良かった」とのこと。
大宮バンクの相性も500バンクも「苦手ではない」と言う。
レースでは、先行基本の自力勝負で、押さえ先行で逃げ粘るのが理想。
「後手を踏まずに前々に攻める」ことを心掛けている。
練習は、街道モガキ・乗り込みとウエイトトレーニングにワットバイクで、
「勝てるレース」をイメージしている。
松岡選手の先行逃げ切りに期待。
10R 7番 松本 貴治選手(愛媛・111期)
111期生の大物ルーキー松本選手が、大宮バンク2度目の参戦。
前回12月当所では、A級戦完全Vを飾り、
イメージも良く、直線の長さも「気にならない」と言う。
ルーキーチャンピオンレースを振り返ってもらうと、
「完全な力負け、初の番手戦も勉強になった」と
南潤(和歌山・111期)の強さを感じながら、
自身も成長して、両者の今後の対決が楽しみになった。
レースでは、先行基本の自力勝負。
S級戦も、「力を出し切れば、戦える」と
手応えを感じており、狙うはS級初V。
練習は、バンクモガキとウエイトトレーニングで、
トップスピードを上げる事と末の粘り強化を図る。
松本選手のS級初Vに期待。
6R 8番 伊藤 慶太郎選手(埼玉・107期)
圧倒的なバック数を誇る、地元期待の伊藤選手。
大宮バンクは、「まだ優出がない」と驚きだが、
12月当所の最終日特選は、「強い!」の一言だった。
近況成績は良かったり、悪かったりと安定してないが、
力は争覇級なのは、間違いない。
前回久留米では、末脚が甘かったので、
きっちり修正して地元戦を戦う。
レースでは、先行基本に流れの中での自力勝負で、
「力出し切って、ラインで決める」ことを心掛けている。
練習は、街道モガキ中心で、今回は、パターンを変え、
工夫して500バンクを想定した練習をしてきたとのこと。
理想の乗り方のイメージとのズレをなくして、
安定した乗車フォームを求めており、S級昇格を目指す。
伊藤選手の先行逃げ切りに期待。
6R 9番 佐藤 佑一選手(岩手・92期)
今節のA級戦得点トップで、今期V3と格上の存在感を示す佐藤選手。
大宮バンクは久しぶりの参戦で、
500バンクも「苦にならない」と言う。
レースでは、先行基本の自力勝負で、
「行くべきところでしっかり仕掛けて、力を出し切る」ことを心掛けている。
また、自在性もあり、番手戦もこなせるが、
今は、来期S級戦に向けて、「自力で力をつける」ことに重点を置いている。
練習は、冬季移動では、同期で大学の同級生伊藤信(大阪・92期)と共に練習をした。
現在は、地元に戻り、バンクモガキとウエイトトレーニングで、
ナショナルチームの練習メニューを参考に、
セッティングやトレーニング内容を工夫して、
トップスピードを上げる事を意識している。
佐藤選手の自力勝負に注目。
リポーター:田淵浩一