5/24 田淵浩一の前検日検車レポート(F2)
明日、5月25日から大宮競輪では、
第10回e-SHINBUN賞争奪戦(F2)が行われます。
今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。
10R 2番 高橋 広大選手(埼玉・99期)
福島から移籍して4年、来期からは待望のS級昇級する高橋選手。
大宮バンクは、練習バンクでもあり「走りやすくて、相性も良い」と言う。
戦法は、追い込み基本だが、目標不在なら、総力戦でなんでもやるスタイル。
レースでは、「先行選手との呼吸を合わせて、
追い込み選手としての出来る仕事を、しっかりやる」事を心掛けている。
練習は、街道・バンクでのモガキとローラー練習で、
トップスピードを上げ、自力を出す練習を意識しているとのこと。
高橋選手の地元Vに期待。
10R 3番 小原 唯志選手(茨城・101期)
A級最強の小原選手が、今期2度目の大宮参戦。
前回大宮は、惜しくも凖Vだったが、
今期V4、競走得点全国1位は立派の一言。
大宮バンクは、V歴もあり、
走りやすくて夏場の「軽いバンクは好き」と言う。
戦法は、先行基本の自力勝負。
来期S級戦に向けて、積極的に仕掛け、
「もっとバック数を増やす」事を心掛けている。
練習は、街道・バンクモガキとウエイトトレーニングで、
もっとタイムを出せるようスピード強化を図る。
小原選手の自力勝負に注目。
10R 9番 夏目 新吾選手(静岡・103期)
交通事故による1年以上の長期欠場から、
奇跡の復帰を果たした夏目選手。
街道練習中にトラックにはねられ、
顎や肋骨を骨折する重症で、半年間入院。
今年から練習を始め、復帰3場所目の西武園で完全Vを、逃げ切りで飾った。
本人も「正直、ビックリしている。
状態はまだ完全ではなく、ラインの力」と無心の優勝だった様子。
大宮バンクは、2度目の参戦。
前回はチャレンジ戦で初Vを飾ったメモリアルバンク。
戦法は、先行基本の自力勝負。
500バンクなので、「考えて仕掛ける」と言う。
レースでは、「長い距離を踏んで、最終バックを取る」事を心掛けている。
練習は、基礎的な街道乗り込みとウエイトトレーニングで、
全体的な底上げとハイペースで長い距離を踏める事を意識している。
夏目選手の先行逃げ切りに期待。
5R 4番 小林 裕一朗選手(千葉・111期)
来月久留米で行われる
レインボーカップファイナルに出場を決めた小林選手。
大宮バンクは、デビュー戦以来2回目の参戦。
デビュー戦は、プロの洗礼を受けて厳しい結果だったが、
充実した今の小林選手は、優勝候補の一人。
近況成績は、レインボーカップに向けて
勝つレースから、来期1.2班戦を見据えて、
押さえ先行基本のレーススタイルに変更して力をつけている。
戦法は、押さえ先行基本。
レースでは、3日間最終バックを取るレースを心掛けている。
練習は、街道・バンクモガキとウエイトトレーニングで、
押さえ先行からのスピードの立ち上げを強化して、
タイムも出せる事を目指している。
小林選手の先行逃げ切りに期待。
4R 5番 坂本 拓也選手(福島・111期)
近況成績、決勝戦以外では安定している坂本選手。
高知で特別昇班に失敗してから、
どうも決勝戦で力を出し切れてない様子で、
「レースの組み立てが、中途半端になってしまい、失敗してます」とのこと。
しっかり修正して、今節チャレンジ戦の主役を務める。
大宮バンクは初参戦。
500バンクも「あまり好きではない」と言う。
戦法は、先行基本の自力勝負。
流れの中では、位置取りもできるオールラウンダータイプ。
レースでは、組み立てをしっかりして、
「力を出し切る」事を心掛けている。
練習は、バンクで400から600mモガキ中心とバイク誘導で、
立ち上がりのスピード強化を図る。
坂本選手の自力勝負に注目。
リポーター:田淵浩一