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RACE2017.6.20

6/20 田淵浩一の前検日検車レポート(F2)

明日、6月21日から大宮競輪では、
第13回 日本トーター杯争奪戦(F2)が行われます。

今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。

【田淵浩一レポート】

井上公利.JPG

10R 1番 井上公利選手(宮城・93期)

圧倒的なパワーで今年V4を飾り、競走得点も断然トップの井上選手。

前回取手のレインボーカップファイナルでは、
不慣れな番手戦で、脚を使わず敗れ「悔しい!」と語り、
今後も真面目に練習やレースに取り組み、S級での活躍を誓ってくれた。

減量効果で、踏み出しが良くなりトップスピードも出てきて、好調キープ。

大宮バンクの相性は悪くないが、500バンクは「嫌い」と言う。
前回の大宮は初日、準決勝捲り快勝も決勝戦は、
地元女屋選手(埼玉・83期)に敗れている。

今の井上選手は、先行一本ではなく、レースの流れの中で仕掛けるスタイルなので、
大宮の長い直線も問題ないと思われる。

練習は、街道練習でのモガキ中心にスピードアップを図っている。

井上選手のパワー溢れる自力勝負に期待。

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北浦和人2.JPG

10R 5番 北浦和人選手(神奈川・105期)

自在性を生かしたレースで活躍中の北浦選手。

3月宇都宮で落車失格して、鎖骨と肩甲骨骨折して2場所目となる。

復帰戦の前回千葉では、優出するも本来の動きには見えなかった。
本人も「バンクが重く感じ、身体のバランスも悪かった」と言う。
走りながら、状態を上げていくというところか?

レーススタイルは自在戦で展開によっては番手勝負もある。
来期はS級に上がるので、S級では追い込みで戦うとのこと。
レースでは、位置取りは厳しく戦うことを心掛けている。

練習は、バンクでモガキ中心だが、今はバランス重視で、
状態を戻して来期のS級戦を見据えてのトレーニングをしている。

北浦選手の自在戦に注目。

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野中祐志.JPG

10R 9番 野中祐志選手(埼玉・98期)

近況、自力勝負で好調キープの地元野中選手。

前回奈良での落車が気になるが、擦過傷だけで影響ないと思われる。
大宮バンクは、チャレンジ戦だが優勝しており、相性は悪くない。
レースでは、後手を踏まないことを心掛けて走っている。

練習はグループでの街道モガキとウエイトトレーニング。
最近は、バンクで金子哲大選手(埼玉・95期)と一緒にもがいているとのこと。

練習バンクの大宮戦。
今度は1.2班戦での優勝の期待もかかる。

初日特選は同県同期の馬場和広選手を目標に戦うことになったが、
持ち味の自力勝負で地元Vに期待。

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奈良基.JPG

5R 4番 奈良基選手(宮城・109期)

先行基本に活躍中の奈良選手。

今回、病気欠場後復帰戦となる。
病気欠場の理由を尋ねると、ウエイトトレーニングで膝を痛めたとのこと。
状態も8割程度と弱気なコメント。

前回1月の大宮は、決勝戦、先行するも同期の末木浩二選手(山梨・109期)に敗れた。
その時のイメージは、「冬場のバンクでバック向い風が強くて重かった」と言う。
夏場はバック追い風になり、軽くなると伝えると表情が明るくなった。

脚質は地脚。練習は、街道・バンクともに
モガキ中心とウエイトトレーニングでパワーアップを図っている。

奈良選手の先行逃げ切りに期待。

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遠藤勝弥.JPG

4R 2番 遠藤勝弥選手(静岡・109期)

徹底先行で売り出し中の遠藤選手。

前回3月の大宮戦では、準決勝敗退したため、今回はリベンジ戦。
レースでは、先行に拘り主導権は必ず取る。
最近は500バンクでの戦い方もわかってきて、前回大宮敗退の不安はないと言う。

脚質は地脚。
練習は、街道練習で長い距離を乗り込む。
バンクでは柴田竜史選手(静岡・96期)と一緒にモガキ、
踏み出し強化とトップスピードを上げることを図っている。

今回の大宮戦は、チャレンジ最終戦。
きっぱりと「優勝を狙う!」と優勝宣言してくれた。

遠藤選手の逃げ切り優勝に期待。

リポーター:田淵浩一