7/17 田淵浩一の前検日検車レポート(F1)
明日、7月18日から大宮競輪では、
第91回スポーツニッポン新聞社杯争奪戦(F1)が行われます。
今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。
11R 9番 池田 勇人選手(埼玉・90期)
近況、安定した成績を収めている、地元の池田選手。
大宮は、今年の記念で2勝と相性は悪くない。
今回参加のブフリ選手とは、
一昨年の大宮と今年の宇都宮で対戦して、
それぞれブフリ選手の優勝と池田選手は3着と6着だった。
「強いし、レースも上手い」とブフリ選手を讃えるも、
地元戦のここは、一矢報いたい。
戦法は、自力基本も展開次第では、
何でもこなす自力自在戦。
最近は、目標があるレースも増えてきて、番手戦も勉強中とのこと。
レースでは、「仕掛け処を逃さない」事を心掛けている。
練習は、街道・バンクモガキとウエイトトレーニングで、
暑さ対策として、疲れを残さない事を意識している。
池田選手の自力勝負に期待。
10R 7番 マティエス ブフリ選手(オランダ)
3年連続大宮参戦する、リオ五輪ケイリン銀メダリストのブフリ選手。
戦歴は、6戦全勝完全V2回、昨年はバンクレコードも更新するなどパーフェクト。
本人も
「大宮に帰ってこれて、とても嬉しい。
大宮バンクは、いいイメージでバンクレコードも誇りに思う」
と今年も強い走りが見られそうだ。
日本の生活にも、すっかり慣れてきて「楽しい」と言う。
休日は、部屋で映画鑑賞の他、温泉入浴でリフレッシュする。
日本食も「世界一美味しい!」と絶賛で、特にマグロ・大トロが好物とのこと。
レースでは、「仕掛けるタイミングが大事」と語り、
日本の競輪用自転車も「安定感があって、乗りやすい」と不安材料は見当たらない。
練習は、競輪学校で週4バンク練習、
週3ウエイトトレーニングを行い、
「ここ数週間、最高潮の仕上がりで、今回もそれを維持して頑張る」と言う。
ブフリ選手の大宮三連覇に期待。
9R 3番 マシュー グレーツァー選手(オーストラリア)
今年の世界選手権スプリント金メダリスト、
グレーツァー選手が大宮初参戦。
500バンクは、デビュー戦以来2回目で、
一周が長く感じるが、宇都宮の完全Vで「いいイメージ」と言う。
初来日なので、日本の生活はどうか?と尋ねると、
楽しんでいるが、部屋にエアコンがついてないらしく、この暑さが厳しい様子。
日本食は、寿司が好物で、
毎開催競輪場で食べるカレーライスも楽しみとのこと。
休日は、部屋で映画鑑賞の他、
伊豆のビーチでくつろぐとのこと。
また、今節前に2週間帰国して、リフレッシュしてきたと言う。
日本の競輪は、ライン戦・風抵抗・ブロック有りで
「フィジカルだが、徐々に慣れてきた」と言う。
レースでは、「風の抵抗と仕掛けるタイミングが重要だ」と考えている。
練習は、競輪学校でバンク・ロード練習とウエイトトレーニングを行い、
「明日からのレース、頑張ります!」とメッセージをいただいた。
グレーツァー選手のワールドクラスのスピードに注目。
6R 1番 齋藤 和伸選手(埼玉・91期)
前期S級の実力者、齋藤選手が、
A級初戦を地元で迎える。
大宮バンクは、V歴も有り相性は良い。
今節は、負傷欠場明けの初戦となるが、
大宮に向けて調整してきて、戦える状態に仕上げてきたが、
あとは「レース感がどうか?」と語る。
戦法は、追い込み。
レースでは、目標をしっかり追走して、
番手の仕事をすることを心掛けている。
練習は、街道60kmでモガキ5-6本とウエイトトレーニングで、
ダッシュ力強化が課題。体重も絞り、目指すは地元V。
齋藤選手の気迫溢れるレースに期待。
6R 2番 掛水 泰範選手(高知・98期)
自力勝負でS級でも活躍した掛水選手。
大宮バンクは、
今年の記念でも準決勝戦進出するなど成績は良い。
直線が長いイメージだと言うが、レーススタイルは変わらない。
戦法は、先行基本の自力勝負でカマシ・捲りが得意。
レースでは、
「後手は踏まない、ポイントで仕掛ける」ことを心掛けている。
A級初戦を迎えるにあたって、
フレームやギアを含め思考中とのこと。
練習は、
バンクモガキ中心に今年からウエイトトレーニングも始めて、パワーアップを図る。
掛水選手の自力勝負に注目。
リポーター:田淵浩一