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RACE2021.1.17

東日本発祥72周年 GⅢ 大宮競輪「倉茂記念杯」 レース情報『田淵浩一レポート』※1/17更新

田淵浩一 4日目最終日(1/17)推奨レース&展望

 ☆12レース「平原の完全V期待」

  ▲◎〇 ×  注  △
  412 36 95 78

  関東ラインは、話し合いの末、
  地元の森田-平原と
  新潟の鈴木-茨城の河野で別線になり、
  福島の佐藤は昨年からの連係実績を重視して、
  平原の後ろを選択した。
  南関東ラインは、
  千葉の岩本-神奈川の東、山口の清水には、
  熊本の合志がつく西日本ラインが出来上がり、
  3対2対2対2の4分戦となった。
  関東ラインは、
  最初は埼玉の後ろに鈴木-河野の並びで、
  4車結束するつもりだったが、
  平原が「全員にチャンスがある」ように
  別線で戦うことを提案したらしい。
  別線となった以上は、
  鈴木も割り切っての自力勝負。
  今節、一番状態が良いだけに、
  地元勢には驚異の存在になった。
  清水は4車結束だと厳しいので、
  総力戦も示唆していたが、
  別線と聞いて、力勝負になる様子。
  初日は「力が入らない、厳しい」と嘆いていたが、
  2日目以降「100%とは言えないが、
  修正できた」と戦える状態に戻したのはさすがだ。
  自力型4車の中で積極性一番は、
  森田で間違いないだろう。
  地元記念の決勝戦で平原の前を走る以上、
  「やることはひとつ」だが、
  ただ先行するだけでなく、
  自分が「勝つ」レースをしてもらいたい。
  平原も「走るたびに強くなっている」と
  全幅の信頼をしているので、
  平原を振り切る気持ちで
  先行逃げ切りを狙う走りを期待する。
  清水と鈴木は、
  位置取りをしっかりしてからの力勝負になり、
  中団は欲しいはず。
  岩本は「一発仕掛けるところがあるでしょう」と
  混戦の一発狙いか?
  森田の先行に乗る平原が、
  番手から抜け出しV有力、
  昨年に続き連覇達成とみるが、
  底力ある清水と絶好調鈴木も好勝負。

  <狙い目>
   3連単
   1-2.3.4.7-2.3.4.7

地元・埼玉支部所属選手 3日目(1/16)コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「森田と決勝に乗れて良かった。
 優勝狙って頑張る」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「地元記念決勝に乗れて良かった。
 力出し切るだけ」

吉田裕全選手(埼玉・90期)
「補充だけど、
 地元記念に走れて良かった。
 これが最後の大宮記念に
 ならないように頑張る」

田淵浩一 3日目(1/16)推奨レース&展望

 ☆12レース「平原の3連勝有力」

     〇◎× △▲ 注
  64 193 27 58

  地元の森田-平原の後ろには、
  神奈川の東がつけて本線を形成した。
  熊本の中本には、
  長崎の井上がつき九州ライン、
  竹山-紺野の宮城ライン、
  京都の山本には、
  岡山の黒田がつき西日本ラインを形成し、
  3対2対2対2の4分戦となった。
  自力4車の比較は森田の積極性が断然で、
  平原の前回りなら、
  主導権は間違いなさそうだ。
  ただ、初日・2日目「先行」の
  コメントだった森田が準決勝戦は
  「自力」のコメントに変更してきた。
  これは、引き出すだけの先行ではなく、
  平原と一緒に決勝戦に乗ることが使命と
  感じているに違いない。
  東がライン参加しての3車は有利で、
  タイミングよく仕掛けて、
  ライン独占を狙う。
  中本、山本、竹山の3人は、
  森田相手に主導権を取るタイプではなく、
  好位キープから捲り狙いだろうから、
  位置取りが鍵になるが、
  平原の横を通過するのは至難の業だ。
  平原の相手探しか?

  <狙い目>
   3連単
   9-1.3-1.2.3.5.7


 ☆11レース「鈴木(庸)に展開の利」

  〇△  ×注    ◎▲
  728 91 4 635

  山口の清水-久保田の後ろは、
  熊本の島田がつき
  西日本ラインを形成、
  鈴木(裕)-中村の千葉ライン、
  北海道の菊地は単騎戦を選択し、
  関東ラインは東京の磯川に
  新潟の鈴木(庸)-茨城の河野の並びで、
  3対3対2対1の実質3分戦となった。
  先行はS級昇級2戦目で、
  記念初参戦の磯川が、
  見せ場を作りたい。
  番手の鈴木(庸)は、
  連日好ラップの捲りで連勝と
  状態は良さそうで、
  清水や鈴木(裕)の動きと
  磯川のかかり具合を見て、
  番手発進でチャンスを掴むか?
  初日「何もいいところがない、
  力が入らない」と嘆いていた清水だが、
  朝練後にフレームとシューズを戻して
  修正してきた。100%までではなさそうだが、
  鈴木(庸)の判断ミスあれば、
  ひと捲りのシーンも互角。
  鈴木(裕)は、中団キープか
  前々攻めるレーススタイル。
  連日3着も自転車の伸びは抜群で、
  ここからの狙いもある。
  激戦だが、磯川目標の鈴木(庸)が
  展開有利とみる。

  <狙い目>
   3連単
   3=7-2.5.9
   3-5.9-1.4.5.7.9


 ☆10レース「関東ライン優勢」

  ×△ 〇◎注     ▲
  51 239 64 87

  関東ラインは、
  栃木の坂井に地元の宿口-武藤。
  S級S班福島の佐藤には、
  南関東単騎の千葉の岩本目標の
  サプライズラインが出来上がり、
  中部ラインは、話し合いの末に
  谷口-不破の並び、
  瓜生-合志の熊本師弟ラインが出来、
  3対2対2対2の4分戦となった。
  機動力タイプ揃ったが、
  積極的に仕掛けそうなのは、
  坂井か谷口か?
  瓜生は後ろが師匠でも、
  このメンバーでは、
  前々攻めるレースになるだろう。
  一番力がある岩本は、
  カマシ・捲りに威力がある。
  岩本と佐藤の連係実績について、
  佐藤に尋ねると
  「1着取らせてもらってる。
  岩本の勝てるレースでいい」と
  信頼している様子。
  大宮相性良い谷口の先行に
  ダッシュ力ある坂井が
  カマシ・捲りで応戦し、
  瓜生は総力戦で戦い、
  最後に岩本が仕掛けてくる展開か?
  ラインの厚みで、
  坂井目標の番手宿口にチャンス到来。
  もつれると岩本-佐藤で決まりそう。
  不破も侮れない。

  <狙い目>
   3連単
   3-2.9-1.2.4.7.9
   5=1-3.4.7.9

地元・埼玉支部所属選手 2日目(1/15)コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「思ったより厳しいレースになったが
 ワン・ツー・スリーで決まって良かった」

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「森田と一緒に準決勝に乗れたのは最低限。
 一戦一戦頑張るだけ」

武藤 龍生選手(埼玉・98期)
「集中できている。決勝目指して頑張る」

尾崎 剛選手(埼玉・79期)
「大宮記念の1着は記憶にない。
 負け戦だけど、素直に嬉しい。
 特秀目指して頑張る」

田淵浩一 2日目(1/15)推奨レース&展望

 ★12レース ニ次予選「平原の連勝期待」

  注  ×◎〇   ▲△
  69 351 8 724

  関東ラインは、栃木の坂井に
  地元の平原-武藤の並びで本線。
  三重の伊藤には、
  徳島の堤と長崎の井出がつき
  西日本ラインを形成し、
  竹山-紺野の宮城ラインと
  千葉の須藤は単騎戦をして、
  3対3対2対1の実質3分戦となった。
  坂井と平原の連係実績は、
  好相性らしく、
  坂井も「残してもらっている」と言う。
  初日予選で坂井を差した武藤が
  3番手を固める関東ラインは、
  いかにも強力。
  坂井が出切れれば、
  平原で問題ないだろう。
  対する伊藤は、予選では、
  鈴木庸之の捲りには敗れはしたが、
  マイペースで先行して力を示した。
  坂井相手に先行出来れば、
  波乱の余地あり。
  竹山はライン2車なので中団が理想。
  須藤は切れ目からになりそうで、
  坂井と伊藤の主導権争いに注目されるが、
  ダッシュ力に勝る坂井が主導権握るとみて、
  平原の連勝に期待する。

  <狙い目>
   3連単
   5-1.2.3-1.2.3.6


 ★11レース 二次予選「西日本ライン優勢」

  〇◎△ ▲×   注
  257 419 836

  山口の清水の後ろは、
  長崎の井上と熊本の島田の九州勢がつき
  西日本ラインを形成し、南関東ラインは、
  千葉の山本に神奈川の東-成田、
  関東ラインは、
  群馬の三好-田村に
  茨城の大薗の並びで、
  3対3対3の綺麗な3分戦となった。
  自力3車の比較は、
  積極性は三好がややリードしているが、
  力は断然清水だ。
  その清水がピリッとしない。
  レース後の記者会見場に現れると、
  「何もいいところがない、
  力が入らない」と呟いた。
  S級S班なので修正はしてくるはずだが、
  完調ではなさそうだ。
  チャレンジャーの三好が先行、
  位置取り出来る山本が中団で、
  最悪7番手に置かれても、
  力の違いで捲り切るとみるが、
  番手井上の差し切りを狙いたい。

  <狙い目>
   3連単
   5=2-1.7
   5-1.7-1.2.4.7

地元・埼玉支部所属選手 1日目(1/14)コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「自分の役割を果たし宿口とワンツーが
 決まって良かった」

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「長島の頑張りに尽きる。
 平原さんの前を任せてもらえたのが
 良い経験になった」

武藤 龍生選手(埼玉・98期)
「地元記念で勝てて安心した。
 残り3日間も頑張ります」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「勝てて一安心。状態は良い。
 明日以降も頑張る」

植原 琢也選手(埼玉・113期)
「展開が向いて、
 関東で勝ち上がれて良かった。
 セッティングを微調整する」

田淵浩一 初日(1/14)推奨レース&展望

 ☆12レース特選「地元平原中心」

  ▲×  〇  △  注◎
  358 17 9 642

  南関東3車は、千葉の岩本-鈴木に
  神奈川の東ですんなり決まり、
  山口の清水に熊本の中本が続き
  西日本ラインを形成。
  注目の関東ラインは
  栃木の長島を先頭に
  地元の宿口-平原の並びになり、
  福島の佐藤は決めず単騎戦を選択し、
  3対3対2対1の実質3分戦となった。
  関東の並びは、
  長島が前回りを志願して、
  埼玉両者は平原が宿口に
  「前で頑張れ」と言ったらしい。
  任された宿口は「責任重大な位置」と、
  今から緊張の様子。
  自力3車の比較は、やはり長島が
  一番積極的に仕掛けるだろう。
  清水は「位置取り含めの自力」と
  コメントしており、中団が理想か?
  岩本は得意のカマシ・捲りで
  活路を開きたい。
  長島の先行が有力だが、
  番手の宿口も平原が後ろなら、
  別線に合わせて
  早めの仕掛けになるだろう。
  3番手回りだが、
  平原中心のレースとみる。
  好位から仕掛ける
  清水の一発と岩本先制なら、
  番手鈴木の抜け出しも十分あり。

  <狙い目>
   3連単
   2-1.4.9-1.4.5.7.9
   1-2-5.7.9
   5-2-1.3.9


 ★11レース予選「関東ライン優勢」

  ◎〇△ ×▲    注
  517 924 6 38

  関東ラインは地元の森田に
  群馬の木暮-田村で本線。
  福岡の吉本-熊本の島田の九州勢に
  香川の森安がつき
  西日本ラインを形成し、
  広島の吉永は決めず単騎戦を選択、
  大阪の酒井に京都の武田で
  近畿ラインが出来上がり、
  3対3対2対1の実質3分戦となった。
  自力3車の中で、
  はっきり「先行」と宣言したのは、
  森田ただ1人。
  初の地元大宮記念で気合い満点だ。
  リップサービスだろうが、
  優勝宣言まで飛び出した。
  仕上がりは万全とみた。
  番手の木暮も
  「森田を信頼する」と磐石の布陣。
  近況の充実度と
  地元のアドバンテージを加味して、
  森田の押し切りに期待したい。
  もちろん木暮の逆転も互角。
  実績ある九州ラインにも一考。

  <狙い目>
   3連単
   5=1-2.3.7.9

地元・埼玉支部所属選手 前検日コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「今年はGl優勝目指して頑張る」

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「決勝戦に乗りたい」

武藤 龍生選手(埼玉・98期)
「最善を尽くす。Gレースに出て結果を出したい」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「メチャメチャ気合が入ってる。優勝します」

白岩 大助選手(埼玉・84期)
「支部長として初めて大宮記念を走るので、
 他の選手の思いも感じながら
 気持ちの伝わるレースをする」

植原 琢也選手(埼玉・113期)
「去年の後半の終わり方は良かったので
 今年のスタートをしっかり切りたい」