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RACE2021.11.11

<11月10日~12日>大宮競輪 第27回テレ玉杯「埼玉県150周年記念賞」 Fll「レース展望」※11/12更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮F2戦 A級決勝展望

並び

27 614 35

北日本ラインは特選同様、青森の日当に宮城の保科。
注目の関東ラインは東京は3人での連係が決まり、
水森-鈴木-長沼。地元の楠野と栃木の矢野は、
楠野が「前で頑張りたい」と直訴し、
矢野が快諾して楠野-矢野の並びが出来上がり、
3対2対2の3分戦となった。

ラインの先頭を任された3人の中で、
先行意欲は連日逃げ切り勝ちの、
矢野に任された楠野が1番か。
楠野は2日間、風を切るレースをしてないが、
矢野の前を回る以上は、積極的に行くだろう。
日当は徹底先行ではなくなったが、
順番がくれば、早めでも仕掛けるはず。
問題は水森がどういうレースをするか?
動ける先輩2人の前を回る以上、
積極的に行くのが自然だが、
本人は「やれる事をやる」
と先行意欲は、あまり感じられなかった。
多少、疲れがあるみたいで、
思った通りには動けていない様子。

準決勝戦のような、ショート捲りが理想だが、
決勝戦で、先輩2人付けてやるレースではない。
ライン3車の利を生かせるかどうか?

それぞれの番手を回る、
矢野と保科は好調で、
鈴木も3番手を固める長沼がいるのは大きい。
前次第だが展開向けば、
モノには出来るだろう。
昨年、落車による怪我で、
10ヶ月欠場した矢野だが、
前回からは、だいぶ戻ってきた印象で、
連日のレース内容も「強い」の一言。
番手戦もS級戦で経験あり、
不安はなさそうだ。

3分戦で、正直どこからでも狙えるが、
楠野が先行とみて、番手矢野の復活Vに期待する。
日当に乗る保科も互角の評価。
水森次第だが、鈴木の大宮連覇も十分狙える。

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮F2戦最終日(11/12)推奨レース

☆1レース「伊藤の逃げ切り有力」

 ◎〇△ × 注
 342 1 5 6

☆5レース「房州の機動力上位」

 ◎〇△ 注  ×
 145 3 62

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fll戦展望」

保科千春(宮城100期)のスピードが上位だ。
近況成績も、今期V2準V2回と高いレベルで安定している。
最近は番手のレースも増えてきたが、
持ち味の捲りのスピードは秀逸だ。
大宮は近歴では2020年11月5.1.⑦着、
2019年2月3.1.⑨着と決勝戦での着は良くないが、
前回は長い距離も踏んでいた。
積極タイプの日当泰之(青森92期)と同乗なら、
よりチャンスが広がるだろう。

対するは鈴木謙二(東京97期)の自力自在戦。
最近は先行こそ減ってきたが、
位置を取っての捲りは威力あり、
捌きもこなす。近況成績も、
前々回富山でV、前回松阪で
準Vと調子も上がってきた。
大宮は前回今年6月5.1.①のV奪取含め、
常に好走しており、相性も良い。
同郷の長沼謙太(東京99期)も
力をつけてきたので、東京コンビが逆転候補。

中部近畿ラインは、藤井準也(岐阜105期)の
機動力にマーク堅実で差し脚ある
真田晃(兵庫86期)が続く形になりそうだ。
藤井も先行よりは位置を取っての
捲りが多く、位置取りが鍵になる。
大宮は今年7月4.1.1着、
2019年12月3.5.1着で、
優出逃すも捲って勝ち星をあげている。
真田は大宮では、前期はS級戦で
今年6月3.2.4着と好走しており、
藤井が好位取れれば、
中部近畿ラインもチャンスある。

あとは、縦脚ある田中孝彦(静岡91期)と
欠場明けから状態上向きの実力者、
矢野昌彦(栃木91期)は侮れない存在だ。

最後に地元の楠野史尭(埼玉105期)と
117期の新人、水森湧太(東京117期)にも注目したい。
楠野は今年5月弥彦で1.2班戦初Vを飾って以来、
優出なしは寂しいが徹底先行タイプで、
力をつけてきた。
水森は、前回大宮9月3.7.5着と
期待に答えられなかったが、
近況は、1着多くスピードを生かした走りをしたい。
両者ともに、大宮の長い直線を克服すれば、
優勝争いに加わってくる可能性も十分ある。

近況の充実度と安定性から、
保科千春のスピード上位とみるが、
鈴木謙二の自在戦に援軍揃うと逆転も可能。

藤井準也が好位置取れれば、
真田晃との中部近畿ラインも互角。
矢野昌彦の先行力が脅威となるか注目したい。