<2月24日~26日>大宮競輪 第67回サンケイスポーツ杯・DASH500 Fl「レース展望」※2/26更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦 S級決勝展望」
並び
173 2456
近畿単騎の脇本には、
青森の新山-五日市が付き、即席ラインを形成した。
揃った関東ラインは、
埼玉の阿部を先頭に栃木の隅田が番手、
3番手に埼玉の久木原、4番手を栃木の真崎が固め、
ライン4車で結束し、4対3の二分戦となった。
脇本後位の青森勢は、
初日特選、競りでも脇本マークを主張した
新山がS1班という事もあり、番手。
点数上位の五日市は3番手で折り合った。
関東ラインは12レース終了後、
メンバーが決まった時に隣にいた隅田が、
「栃木と埼玉で別線よりも
まとまった方が良いですね」と呟き、
阿部が久木原と共に駆け寄り、
「関東でまとまりましょう」と言い、
真崎の了承を得て、4車結束となった。
先行は脇本か阿部だが、
強い脇本に抵抗するには、
阿部が押さえて、駆ける展開か?
インタビュー時にも、阿部は
「やる事はひとつ」とはっきり言い、
隅田にそれを伝えると、
「その気持ちを無駄にしないように」と
脇本対策を練っていた。後ろ攻めから、
突っ張られないギリギリのところで押さえ、
打鐘4コーナーあたりから、
カマシを警戒して全開の先行、
脇本の捲りに合わせて、
隅田が番手捲りの展開が理想。
それでも世界の脇本、
関東ラインを飲み込む走りを見せるだろう。
まだ、本調子ではないが、
F1戦では、完全優勝がノルマ。
脇本が力の違いで、関東ラインを粉砕して、
完全V有力とみる。
新山が付け切れるかどうか?
関東作戦決まれば、隅田と久木原の出番。
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目(2/26)推奨レース」
☆2レース「西谷の機動力上位」
◎○△ 注×
152 643
☆12レース「脇本の完全V有力」
◎△注 ○×
173 2456
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fl S級戦展望」
脇本雄太(福井94期)のスピードが断然上位。
昨年は、東京五輪出場の為、
8月のオールスターからの競輪出場になり、
オールスター準V、続く向日町記念完全Vと
スピードの違いを見せていたが、
10月久留米記念を途中欠場し、長期欠場後、
前回奈良記念に出走。1.1.1.⑦着と決勝戦は、
中四国5車連係に敗れはしたが、
3連勝で勝ち上がり、能力の違いを見せつけた。
完全復調まではいかないと思われるが、
F1戦の今節は、不動の主役を務める。
大宮は意外にも初参戦となるが、
脚質的にも直線の長さや
冬場の重いバンクも問題なく、
能力の差で押し切れるだろう。
マークは同県伊原克彦(福井91期)が主張、
自力タイプだけに離れはないとみて、
福井ラインが大本線になる。
対するは、隅田洋介(栃木107期)の機動力。
2班格付けの為、予選スタートとなるが、
直近4ヶ月の勝率50%、3連対率79%と
抜群の安定感がある。
切れのある捲りが主戦法だが、
番手戦もこなせる器用さもあり、戦法に幅がある。
2020年6月青森記念V、
2020年12月佐世保レインボーファイナルでは、
単騎捲りでVと勝負強さも持っている。
大宮は前回2020年7月A級戦完全Vで、
決勝戦は金子幸央(栃木101期)の
番手競りを凌いで、直線楽に抜け出し
圧勝と強いイメージが残っている。
地元の阿部大樹(埼玉94期)と
久木原洋(埼玉97期)にも注文したい。
阿部は自力基本の自力自在戦。
久木原はダッシュを生かした
カマシ・捲りが主戦法で安定感はないが、
ツボにはまった時の破壊力は魅力。
両者共に、平原康多(埼玉87期)グループで
練習するようになって、
成績も意識も高まってきた。
埼京ラインで徹底先行タイプの
武田亮(東京115期)目標にできれば、
チャンスも生まれるだろう。
南関東ラインは大宮V歴ある
山賀雅仁(千葉87期)と
徹底先行で力をつけてきた
鈴木陸来(静岡117期)の機動力にも期待したい。
近畿ラインは脇本以外にも、S級昇級後、
積極的なレースが増えた 土生敦弘(大阪117期)、
自力自在に何でもできる
窓場千加頼(京都100期)がいて層は厚い。
中部は病気欠場明けも
安定感ある岡本総(愛知105期)と
大宮V歴ある高橋和也(愛知91期)の
愛知コンビにも注意したい。
北日本は近況好調な五日市誠(青森89期)と
新山将史(青森98期)の青森両者が総力戦で挑むか。
脇本雄太の実力が抜けていて、
脇本の相手探しのシリーズになりそう。
同県伊原克彦筆頭に揃った近畿ライン有力も
隅田洋介と地元ラインの連係なれば、
一角崩しも可能とみる。