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RACE2022.3.26

<3月24日~26日>大宮モーニング競輪 第11回日本シンライサービス杯 Fll「レース展望」※3/26更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2 A級戦決勝展望」

並び
514 27 63

南関東ラインは準決勝戦同様、
神奈川の北井に静岡の中井。
地元ラインは準決勝戦同様、
藤田-小沼の後ろに
特選小沼の後ろを回った
小島が固めて、ライン3車。
茨城の土田には北日本単騎の岡部がつき、
2対2対3の3分戦となった。
岡部に土田の後ろを選択した理由を聞いてみると、
「南関東の3番手の選択肢はなかった。
やはり番手が良い。土田には力を出し切る
レースをして欲しい」と語った。
連日、先行して勝ち上がってきた
北井と土田に先輩2人つける地元の藤田と
積極タイプ揃い、主導権争いは激しくなりそう。
脚質的にスタート回数多い藤田が
前受けの可能性が高く、中団に北井、
後ろから土田が押さえてくる展開か?
北井は先に切って突っ張るか、
土田が押さえた上を
叩きに行くかのレースになり、
土田は一度先行態勢に入れば、
後ろが他地区の岡部でも、
スタイル的に突っ張るだろう。
先行争いになれば、
緩んだところを藤田が行く展開になる。
自力型3車は共に好調だが、
力では北井が上回る。
準決勝戦後に中井に北井について
聞いたところ、「踏み出しも良く、踏み直しも良い。
抜ける感じがしない」と絶賛していた。
北井の準決勝戦の上りタイムは半周14秒6だが、
一周28秒6と前半14秒0と秀逸だった。
北井は「ペースで踏めた」と言うが、
3番手が離れてしまうほどのハイペース、
主導権取れれば、簡単には止まらない。
追い込み勢の中では、
地元の小沼が気合いの入ったレースで、
準決勝を勝ち上がった。
先行一車で内外競られる厳しいレースで、
最終1コーナー過ぎ、
一旦下がらされる苦しい展開を再度追い上げ、
マークを死守したレースは素晴らしいの一言。
藤田の仕掛け次第では地元Vも狙える。
問題は主導権争い。土田と北井では、
力で北井が主導権を握るとみるが、
出切るまでにどれだけ脚を削られるか?
藤田は、先行争いを見ながら、
ペース緩んだところを、カマシ・捲りが理想。
北井が主導権取って、逃げ切りVに期待する。
番手中井よりは、地元藤田と小沼が逆転候補とみる。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(3/26)推奨レース」

☆1レース「善方の逃げ切り期待」

 ◎○△   注
 142 5 6
  73
  ×
  競競
  りり

☆7レース「静岡ライン優勢」

 ◎○×注 △
 3251 4 6

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2 L級ガールズ戦展望」

奥井迪(東京106期)の機動力がシリーズを牽引する。
今年V2、19戦13勝、勝率68.4%、3連対率89.4%と戦歴も上位。
前回久留米完全Vは、
同型を力でねじ伏せる強いレース内容だった。
大宮は初参戦だった2018年6月1.1.⑤着、
決勝戦は仕掛けが中途半端になり、
梅川風子(東京112期)を叩けず敗れたが、
前回2020年2月完全Vを逃げ切りで飾っている。
以前の徹底先行スタイルから、
レースの流れに応じて柔軟に、
自力で戦えるようになり、
500バンクでも問題ないだろう。
季節的にも冬の先行選手泣かせの、
重いバンクではなくなってくるので、
奥井の押し切りVに期待する。

対するは、荒牧聖未(栃木102期)のスピードある捲り。
前回向日町では予選2で車体故障の為、
優出逃すも、今年V2、
3連対率85.7%と高いレベルで安定している。
長い距離を踏めるタイプではないが、
位置を取っての捲りは威力ある。
大宮は意外にも初参戦となるが、
ホームバンクが宇都宮で
高知と宇都宮の戦歴からも500バンクは、
脚質的にも合っている。
前々回地元宇都宮では、
奥井を差し切りV奪取しており、
位置次第では逆転も可能だ。

吉村早耶香(静岡112期)も差はない。
今年はまだ優勝はないが、
昨年末には連続Vを飾っており、
前回平塚1.3.④着も、
3日間最終バックを取る積極性を見せていた。
大宮は初参戦となり、
500バンクも高知でV歴はあるが、
自力タイプなので仕掛けのポイントが鍵になるだろう。

地元期待の新人、飯田風音(埼玉120期)にも期待したい。
在所成績第2位、ゴールデンキャップ獲得の注目ルーキーが、
昨年11月平で初Vを飾り、
積極的な自力勝負で頭角を表してきた。
前回久留米では久しぶりに優出逃し、
状態面に不安を残すが、
地元戦の今節は結果を残したい。
大宮は昨年5月のルーキーシリーズ1.2.④着、
昨年8月3.3.⑦着と地元戦優出を果たした。
当時は戦法も確立しておらず、
レースでも力が出せない状況だったが、
今はレーススタイルが出来上がりつつあり、地元Vも狙える。

高木佑真(神奈川116期)は、近況一息も
自力基本に力はある。混戦を苦にしない走りで、
勝負根性あるレースをする。
大宮は昨年4月4.3.1着で優出逃すも、
最終日は逃げ切り勝ち、前々回は
2020年12月2.2.②着の準Vと相性も良く、
侮れない存在だ。

あとは地元戦強く、
昨年8月と一昨年6月に決勝戦3着の
実績残す野本怜菜(埼玉114期)と
先行力ある下条未悠(富山118期)、
近況好調な加藤恵(青森112期)までが争覇圏内。

奥井迪の機動力が中心になる。
荒牧聖未が逆転候補筆頭。
吉村早耶香飯田風音もV争いに加わってくるとみる。