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RACE2022.5.11

<5月9日~11日>大宮競輪 第67回報知金杯 Fl「レース展望」※5/11更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fl戦 S級決勝展望」


並び

461 237
 5
 競
 り

西日本ラインは、特選同様、
徳島の阿竹に熊本の島田、
島田の後ろには同県の後輩、
佐方まで続きライン3車。

関東ラインは、茨城の朝倉に地元の片折、
準決勝戦片折とワンツーを決めた、
群馬の天田が3番手を固め、
関東結束しライン3車も、
南関東単騎の千葉の成清が、
「朝倉君ジカ」と番手勝負を宣言して、
3対3対1も、実質2分戦となった。

ラインの先頭を走る朝倉と阿竹は、
2人とも落車の影響が心配されるが、
朝倉は「暖かくなって、良くなってきた。
走るごとに上向き」と言い、
阿竹は「まだ、良い時と比べると
半分くらい」と言うが、
冷静に走れており、レースは見えている。
連勝での勝ち上がりはさすが。
朝倉の後ろが競りになる事を伝えると、
にっこり笑っていた。

状態面と脚質から先行は朝倉が有力。

前受けから、突っ張り先行がベストと思えるが、
番手競りで朝倉のペース上がらないと、
阿竹のカマシも十分ある。

番手戦はやはり成清に分があるが、
地元の意地で片折が取り切れるかどうか?

いずれにせよ、番手競りだと、朝倉は、
後ろが見づらいので、
マイペースにはなりにくい。

前団のもつれを見て、
阿竹の捲り・カマシが決まるとみる。

阿竹の踏む距離が長くなると、
熊本勢にもチャンスがあるが、
前回落車のダメージ残る
番手島田より3番手の佐方が面白い。

阿竹不発なら、朝倉の逃げ切りと
3番手で脚溜める天田の強襲が穴目。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(5/11)推奨レース

☆10レース「北日本ライン優勢」

 △◎○  注  ×
 517 62 43

☆11レース「太田の完全V期待」

 ◎  注 △  × ○
 35 4 2 61 7

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦展望」

阿竹智史(徳島90期)の戦歴上位だ。
近況は3月4月と落車はしているが、
前回青森記念準Vと
グレード戦でも結果を残している。
完調とまでは見えないが、
自力基本に目標あれば
番手戦もこなす器用さもあり、
V候補に推す。
大宮は前回1月記念7着欠場も、
通算100勝達成、
前々回2019年4月逃げ切りVと
出走数は少ないが、相性は良さそう。
中四国ラインで佐々木則幸(高知79期)が
マーク戦しっかりしており、
近況、積極的な
月森亮輔(岡山101期)目標なら、
より有利な戦いになるだろう。

対するは、
朝倉智仁(茨城115期)-天田裕輝(群馬91期)の
関東ライン。
朝倉は負傷欠場明けの
4月青森記念9.5.1.5着と1勝に終わるも
積極的なレーススタイルは復活しており、
上積みもあるはず。
大宮はチャレンジ戦完全V、
F1戦準V歴もあり、
500バンクも苦にしない。
天田は自力の決まり手は減ったが、
決め脚は確かだ。
大宮は2019年1月記念5.4.欠以来
久しぶりの参戦となるが、
F1戦V歴もあり、直線長い当所は、
脚質的に合うだろう。
朝倉のスピードもらえば、
直線突き抜けは十分ある。

根本哲史(秋田97期)も近況は、
好調をキープしている。
前回4月地元青森記念2.2.3.⑦着と
優出を果たし、着以上に動きは良かった。
同県の杉山悠也(秋田89期)や
鹿内翔(青森95期)、坂本周輝(青森100期)の
青森勢含め、北日本ラインは層が厚いので、
勝ち上がり次第では、北日本ライン独占もあるか。

九州ラインは金ヶ江勇気(佐賀111期)の
状態が鍵をにぎる。
12月伊東のレインボーカップで
特昇を果たすも2月奈良記念で落車欠場後、
前回地元武雄記念5.5.5.6着は、
着以上の動きはあるも、
状態は今ひとつに見えた。
状態上向けば、林慶次郎(福岡111期)との
同期ラインは、脅威になる。

南関東ラインは、
実力者の成清貴之(千葉73期)と
大塚玲(神奈川89期)の追い込み型が
主軸になるも若手機動力タイプの
調子が上がっていないので、
厳しい戦いになるか。

総合力に勝る阿竹智史に期待する。
復調気配の朝倉智仁と
縦脚切れる天田裕輝の関東ラインは、
互角の評価。
ラインの厚みある北日本と
金ヶ江次第では、九州ラインも狙える。