<9月19日~21日>大宮競輪モーニング7 CTC杯 Fll「レース展望」※9/21更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「A級戦決勝展望」
並び
154 26 73
北日本ラインは準決勝戦同様、
秋田の佐々木に福島の大島。
西日本ラインは初連係となるが、
佐賀の飯塚に高知の吉松。
注目の地元埼玉ラインは植原が前回りで、
番手に小玉、3番手に高瀬でライン3車となり、
2対2対3の3分戦となった。
ラインの先頭を走る3車は、
押さえて駆けるよりは、
カマシ・捲りタイプが揃った。
状態面は飯塚は「前回よりは良い」と言い、
佐々木は帯状疱疹にかかって、
練習が思うようにできてなく
「感覚が戻ってない」と言う。
植原は眞杉匠のフレームを
ぶっつけ本番で投入していて
「自転車は良いが、
乗り方がうまくできていない」と
パーツを含め試行中の様子。
番手を回る3人が好調に見える。
大島は連日番手絶好の展開だが、
ゴール前は余裕が見られる。
吉松は伸びも良く、コース取りも確か。
小玉は落車の影響が残っていたが、
直前のケアで良化した様子で、
かなり上向きだ。
先行は植原か佐々木。
飯塚は中団から仕掛けたい。
植原と小玉は、同県同期で
高校の同級生なので気心も知れている。
連係は2回目。
前回は植原があまり調子が良くなかったのか、
先に「小玉の後ろ」のコメントを出して、
小玉が前回りで逃げ切った。
今回はレース後に植原が検車場に現れると
「自分が前で」と即答。
小玉も「後ろがいいな」と言っていたので、
高瀬の了承を得て、並びが決まった。
植原は準決勝戦で通算100勝を達成して、
気分良く走れれば、力は上位。
気心知れている小玉が、
植原をうまく導ければ、地元ラインで決まるか。
高瀬も前回は小玉に離れたが、
今回はしっかり追走できている。
植原がライン3車を生かして、
先行とみて、番手小玉のVに期待する。
植原捲りなら、押し切りも十分。
佐々木-大島の北日本ラインも魅力あるが、
飯塚に乗る吉松が
「500バンク得意で優勝狙いたい」と
強気だったのが印象的だった。
別線なら、吉松の突き抜けを狙っても面白い。
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(9/21)推奨レース」
★6レース「中国ライン優勢」
○◎ △× 注
72 516 43
★7レース「地元Vに期待」
○◎注 △ ×
154 26 73
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fll戦展望」
傑出者なく、混戦ムードも
増原正人(広島98期)の自力自在戦に期待する。
今期は前々期失格の為、6年振りのA級戦となり、
ダッシュを生かした捲りを武器に、
8月武雄でV奪取するなど、戦歴は安定している。
あまり横のイメージはなかったが、武雄決勝戦では、
番手飛び付きを見せ、準決勝戦は中団取りからの
捲りと自在性を身に付けてきた。
大宮は2021年1月記念7.6.9.9着以来となり、
あまり良績はないが位置取り出来る現状なら、
後手は踏まないはず。
中国ラインで、積極タイプの
城戸俊潔(岡山115期)目標にできれば、
よりチャンスは広がるだろう。
今節の中心に推す。
城戸俊潔の機動力も争覇級だ。
今年V3、スピードある自力タイプで、
航続距離も長い。前受けからの突っ張り、
引いてのカマシ・捲りと戦法に幅もある。
大宮は初参戦となり、
500バンクV歴無しは気になるが、
師匠の石丸寛之(岡山76期)や増原正人、
マーク堅実で差し脚好調な吉松直人(高知90期)と
援軍多く、中四国ラインが優勢。
地元の植原琢也(埼玉113期)と
小玉勇一(埼玉113期)の同県同期コンビも差はない。
植原琢也はダッシュ力を生かした自力、
小玉は長い距離も踏めるが、
なんでも出来てしぶといレースが信条。
脚質は違うが積極的にレースを作るタイプ。
植原は今年V4の実績、
小玉は6月弥彦で1.2班戦初Vを飾っているが、
両者ともに落車の影響が残るのか?
前回の走りは末脚を欠き、
本来の走りには見えなかった。
大宮の植原はチャレンジ戦V、
F1戦でも優出して、好走のイメージしかない。
小玉は前回6月2.2.④着では、
3日間目標いるレースで、
器用な動きも見せていた。
同県マークの高橋昇平(埼玉99期)は、
マーク戦で実績も積み上げ、
S級も視野に入る位置まで来ており、
地元トリオで連独占も狙える。
近況、絶好調は坂本将太郎(栃木101期)。
直近3場所、5連勝含む3連対率100%は、
マーク選手としては素晴らしいの一言。
縦脚切れて、捌きも上手い。
地元ラインと連係もしくは、
佐々木吉徳(秋田100期)マークからの逆転も十分。
佐々木吉徳は、近況成績一息ながら、
今年V3と決め脚は確か。北日本援軍少ないが、
坂本将太郎や南関東マーク陣が付くなら、
一発の魅力ある。
南関東ラインは、中曽直彦(千葉74期)と
川崎健次(神奈川88期)の
追い込みタイプが軸になる。
中曽は50才になるが、
前回弥彦では初日特選と決勝戦、
目標なく番手競りに行ったファイター。
川崎はどちらかと言えば、
競るよりは縦脚勝負か。
先行力ある栗田万生(千葉111期)と
加藤健一(神奈川107期)目標なら
勝負になりそう。
九州ラインは先行基本に力をつけてきた
中村翔平(福岡117期)に注目。
ダッシュを生かしての先行は、
カマシ・突っ張りに威力あり、
常に力出し切るレース内容は好感できる。
大宮は初参戦となり、長い直線が壁になるが、
どこまで戦えるか?楽しみな1人。
ラインの厚みある中四国地区が中心。
城戸俊潔目標に増原正人のVに期待する。
石丸寛之同乗なら、増原と石丸のV争いとみる。
地元の植原琢也と小玉勇一が、
立て直してくるなら、逆転可能。
展開不問で、坂本将太郎の突き抜けに要注意。