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RACE2022.10.22

<10月20日~22日>大宮競輪モーニング7 第18回ブリヂストンサイクル杯 Fll「レース展望」※10/22更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「A級戦決勝展望」


並び
751  42  36

西日本ラインは、
大分の利根に徳島の作田。

南関東ラインは、
静岡の鈴木が前回りで
同県の中井がつく静岡コンビ。

注目の関東ラインは、
長野の堀江を先頭に
東京の寺沼が番手を回り、
栃木の小坂が3番手を固め
ライン3車となり、
2対2対3の3分戦となった。

関東ラインの堀江と寺沼が
連係するか?が注目され、
目標のない静岡コンビは、
初日特選で連係した
寺沼マークを目論んでいて、
小坂も堀江マークの関東別線を
選択肢に入れながら、
最終判断は寺沼に委ねられた。
寺沼は小坂に
「関東で結束したい」と言い、
堀江の気持ちを確認してから
番手戦を選択した。
競りになる可能性について尋ねても
「仕方ない」
と番手戦に迷いはなかった。

困ったのは静岡の鈴木。
初日特選以外にも、
8月立川で寺沼と連係しており、
[やりづらい」
と一言。
今後も連係する機会も考えると、
番手競りは考えるところ。

先行は堀江か利根のどちらか。
利根は準決勝戦逃げ切り勝ちも
「踏みっぱなしで脚的にはあまり良くない」
と言い、
堀江は柿澤大貴(長野97期)から
譲り受けたフレームを
今節から使用していて感触は良さそう。
練習中の怪我と体調不良で
状態一息だったが、
完全復調とみて良さそうだ。

ライン3車で長い距離を踏める
堀江の先行が有力。
2日間同様に前受けから
突っ張り先行が理想。
寺沼は競りも苦にしないが、
インなら勝つ可能性も上がる。
鈴木の出方がポイント。
番手競るか?中団から組み立てるか?
番手競りなら利根にもチャンスあり。
堀江の先行、番手寺沼は無風とみて、
寺沼の差し切りVに期待する。
番手もつれるなら、
堀江の逃げ切りと利根の一発も警戒したい。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目(10/22)推奨レース」

☆4R A級特選「西日本ライン優勢」

 ◎○△ 注 ×
 243 1 675

★7R A級決勝「寺沼のV期待」

 ○◎△ ×  注     
 751 42 36

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2戦展望」


寺沼拓摩(東京115期)の機動力が上位だ。
今期S級降級初戦の地元立川で、
負傷欠場明けながらも
単騎捲りでV奪取を飾り、
5戦中V1回、準V1回、1着9回と
戦歴は断然。
逃げても捲っても良し、
捌きも出来て安定感も抜群だ。
前回弥彦は不運な優勝失格だったが、
初日は番手戦捌いて差し切り勝ち、
準決勝戦逃げ切り勝ち、
決勝戦も番手戦からの捲り1着入線と
オールラウンダーの走りを見せた。
大宮はチャレンジ戦1.1.②着の準V、
1.2班戦は2020年7月2.5.2着、
10月2.3.1着と
チャレンジ決勝戦以外は
全て先行の積極的な走りをしている。
レースの流れに乗って
柔軟な走りができる現状なら、
V候補筆頭に推す。

関東期待の新人、
堀江省吾(長野119期)の機動力も争覇級だ。
今年4月特昇を果たし、
V1回、準V3回と力のあるところを見せた。
大宮はルーキーシリーズと
昨年9月チャレンジ戦1.1.落車再乗5着
以来の参戦となり、当時はまだ
500バンクに不慣れな面も見られたが、
その後の宇都宮の走りを見ると
問題ないだろう。
8月の病気欠場後は、
以前の走りができていないが、
立て直してくればV候補の一角。
関東マーク陣は、
小坂敏之(栃木74期)、
宮内善光(群馬88期)、
須賀和彦(茨城89期)がおり、
関東ラインが強力。

南関東ラインは、
強力な追い込み陣が揃った。
差し脚切れる長田祐弥(神奈川87期)、
マーク戦上手い鈴木良太(静岡86期)、
縦脚ある中井達郎(静岡74期)、
近況復調してきた
荒木伸哉(静岡87期)がいるが、
自力タイプは不在。
大関祐也(千葉107期)、
塚本瑠羽(神奈川119期)が勝ち上がれば
目標にできるが、関東ラインとの連係もありか。

遠征ラインは、山本奨(岡山94期)を軸に
同県柳谷崇(岡山87期)の岡山コンビが中心になる。
山本も今は追い込みにシフトしており、
目標不在なら総力戦になり
横内裕人(愛媛100期)、
利根正明(大分97期)目標なら、
番手戦から逆転を狙う。

北日本ラインは、小橋明紀(青森73期)、
引地正人(秋田87期)、菅田和宏(宮城88期)と
実力者揃うも近況は一息。

近況の充実度と戦法の幅の広さで、
寺沼拓摩の機動力が中心とみる。
堀江省吾が自力対抗格も
関東ラインで連係なら、
寺沼がより有利になる。
破るとすれば、山本奨の自在戦。
南関東マーク陣は、
目標次第も厳しい戦いになりそう。