<11月11日~13日>大宮モーニング競輪 第7回ニッカン・コム杯 & CTC杯 Fll「レース展望」※11/13更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「A級戦決勝展望」
並び
41 2 5736
地元埼玉ラインは準決勝同様、藤田-和田。
近畿単騎の和歌山の堺は、単騎戦を選択。
注目された北日本ラインは
若い青森支部の2人に委ねられたが
一番年も期も若い秋田の田口が前回り
岩手の後藤は番手戦となり
3番手に宮城の安部、4番手に福島の榊枝と
4車結束の強力なラインが出来上がり
2対1対4の実質2分戦となった。
先行は、田口か藤田のどちらか。
堺も捲りの決め手はあるが
このメンバーでは、田口と藤田が
よほどやり合わない限り、出番はないだろう。
むしろ、埼玉ラインの後ろの方が
チャンスあると思うが
あくまで「単騎前々」のコメントを残した。
田口は体調不良で調子を崩したが
復調してきていて
準決勝戦、落車なくても、叩ききれただろう。
藤田は準決勝戦、出切るのに
かなり脚を使わせられたが
捲り切って粘れたので、納得の表情だった。
差し切った和田も連日伸びており
展開向けば、ものにできる仕上がり。
後藤は、番手戦は初めて。
「今後の為の経験」と言うが
早くも緊張していた。
格上位の安部は準決勝戦、アクシデントもあり
参考外ながらも勝ち切るのは流石だが
本人曰く「あまり良くないかも?」とポツリ。
ライン4車の田口の主導権とみて
北日本ラインが優勢。
大宮だけに番手後藤より
3番手安部の差し切りVに期待する。
後藤の逆転も互角。
藤田も総力戦なら
和田との地元V争いも可能とみる。
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(11/13)推奨レース」
★4R A級チ選抜「大中の機動力上位」
◎○× △ 注
5316 24 7
★9R A級特選「三浦の1勝機」
△◎ 注 ○×
15 27 346
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2戦展望」
前期S1班の実力者
安部貴之(宮城92期)の戦歴上位だ。
今期S級降級後8場所走り
V2準V2回と安定感は抜群。
追い込み主体も目標不在なら
自力含みの総力戦で戦い、縦脚も健在。
前々回函館決勝戦は一度動いて
脚を使ってからの最終4角6番手
直線一気の強襲劇は圧巻の走りだった。
大宮は久しぶりの参戦となるが
S級V歴もあり、近歴では
2019年2020年の記念で
それぞれ2勝を挙げており
相性は良く、脚質的にも直線長い当所向きだ。
積極タイプの後藤悠(岩手115期)や
同県の三浦翔大(宮城98期)
北日本期待のルーキー田口勇介(秋田119期)と
目標にも困らなそうで、V候補筆頭に挙げる。
後藤悠(岩手115期)も好調だ。
前々回静岡で待望の1.2班戦初Vを捲りで飾り
前回立川は先行して準Vと
積極性もアップしている。
後ろが安部貴之だと、押し切りは厳しいが
安部とワンツーが本線になる。
対するは、地元ラインが強力布陣。
スピードある藤田周磨(埼玉117期)は
直近2場所優出失敗も
力は出し切れているので、問題はないだろう。
大宮は前回3月1.1.②着の準V、ホームバンクで
走り方は熟知している。
高橋広大(埼玉99期)は安定感あり
近況は差し脚も切れている。
10月京王閣V、前回富山準Vも
333バンク4角5番手からの2着と
自転車の伸びは良い。
大宮は今年5月5.2.③着、前回7月7.3.⑦着と
もう一つの印象だったが
現状と援軍揃う今節は逆転のV候補。
和田禎嗣(埼玉99期)は今期V2。
前々回伊東決勝戦は
単騎戦4角6番手からのV奪取と
縦脚は切れている。
大宮は前回5月S級戦2.6.7着と
準決勝戦に進出しており、
縦脚勝負なら好勝負になる。
未知数ながら、埼玉期待のルーキー
山口多聞(埼玉121期)に注目したい。
特昇後、まだ優出はないが
ポテンシャルは高い。レースの組み立ての
甘さと構えてしまうクセがあるので
力を出し切るレースが出来れば大駆けも十分。
大宮は前回8月チャレンジ戦初Vを完全で飾り
そのまま特昇ときっかけを作ったバンク。
チャレンジャー精神で
先行に拘るレースに期待する。
山本修平(東京115期)は
前回平で1.2班戦初Vを飾り
115期の卒記チャンピオンが覚醒してきた。
揃った埼京ラインで、連独占も可能。
中部近畿ラインは、
三宅裕武(三重88期)が軸になる。
追い込みタイプながら、1着も多く
9月地元四日市でV奪取するなど
高いレベルで安定している。
大宮は近歴では、今年2月S級戦5.5.1着と
今節一緒の森川康輔(岐阜111期)の
捲りを差し切り1勝を挙げている。
森川康輔は近況乱調で推しづらいが
スピードある捲りは魅力あり。
動ける野口正則(奈良105期)は
前々回地元奈良でV奪取と近況成績は上昇。
近況は目標があるレースが多く
同県の田中大我(奈良115期)と同乗なら
チャンスありか。
実力者の原田隆(大阪77期)と
捲りの決まり手多い堺文人(和歌山85期)も
ライン参加なら、厚みもできるが
強力な自力型不在でどうか?
最後に金田涼馬(神奈川119期)にも注目したい。
負傷欠場後はなかなか結果が出てなかったが
常にバックを取るレースで
着実に状態は戻ってきている。
まだ、本調子とまでは行かないが
前回伊東では1.2班戦初優出を逃げ切りで決めた。
500バンクでこれからの季節は
バック向い風になり
先行には厳しいバンクになってくるが
金田のポテンシャルなら
押し切りも可能とみて、積極策に期待したい。
戦歴上位で、目標にも恵まれそうな
安部貴之を中心に推す。
揃った埼京ラインも強力で
藤田周磨-高橋広大が相手になる。
目標次第も三宅裕武と野口正則の
中部近畿も争覇圏内とみる。