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RACE2022.11.30

<11月28日~30日>大宮競輪 第62回日刊スポーツ新聞社杯 F1「レース展望」※11/30更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「S級戦決勝展望」


並び
52 641 37

中部近畿ラインは準決勝戦同様
岐阜の志田に京都の村上。
南関東ラインは千葉の蒔田に静岡の新田。
関東ラインは最終レース終了後に
話し合っていたが、
地元の伊藤が1番前を回り、
茨城の山岸が番手、
山岸と同県で準決勝戦ワンツーを決めた
芦澤が3番手で結束し、
2対2対3の3分戦となった。
自力タイプの比較では、
伊藤が連日長い距離を踏んで好調だ。
前回から使っている平原康多(埼玉87期)選手の
フレームが合っていて、最後まで踏めている。
山岸は準決勝戦、初日とハンドルを換えて
「久しぶりに良い感触で踏めた」と
表情は明るかった。
蒔田は準決勝戦、「苦手の展開で
勝てたので良い」と久しぶりの
優出を喜んでいた。
志田は前回の落車でフレームを壊してしまい
今回新車で、サイズも違うらしく、
まだ、しっくりしていない様子。
先行は、伊藤か志田。
蒔田は、両ラインの叩き合いを捲りたい。
シリーズリーダーの村上は、
連日番手戦ながらきっちり勝ち切っており
余裕も感じられる。
志田も村上が後ろなら、
仕掛けは早くなりそうで、
村上が人気になるだろうが、
伊藤目標の山岸から狙いたい。
伊藤と山岸は、同期で元練習仲間。
初連係もお互い心待ちにしていた様子。
伊藤がライン3車を生かし、
先行に迷いはないので、
山岸が番手から抜け出しV奪取に期待する。
村上の逆転は押さえ。
穴は、蒔田の一発だが、展開待ちか。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(11/29)推奨レース」

★2R A級一般「北日本ライン優勢」

 ◎○△  ×注
 741 6523

★8R S級特選「皿屋の機動力上位」

 ×△  ◎○  注
 451 72 63

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦展望」


村上博幸(京都86期)の戦歴上位だ。
今年は、1月当所記念で落車し鎖骨骨折、
長期負傷欠場となったが、7月復帰後は、
徐々に状態も回復しており、10月久留米記念準V、
前回富山Vと実績は断然。
大宮は、近歴では今年1月記念4.1.落、
2018年1月記念1.7.1.②着の準Vと縦脚あるので、
長走路も問題ない。

中部近畿ラインで、皿屋豊(三重111期)
志田龍星(岐阜119期)と機動力タイプ揃い、
番手戦から抜け出すV候補筆頭に推す。
皿屋豊はダッシュを生かした自力タイプだが、
押さえ先行もでき、航続距離も長い。
大宮は、2020年2月5.2.④着以来2回目で、
初日捲り不発だったが、
準決勝戦、決勝戦と長い距離を踏んでいた。
前々回四日市決勝で落車、
前回富山欠場は気になるが
出走する以上は争覇級だ。

志田龍星は、119期在所成績2位の
中部期待のルーキー。
今年3月特進を果たし
まだ優勝こそないが、トップスピード高く、
将来楽しみな1人。
やはり、前々回四日市で落車
前回大垣負傷欠場は気になるが、能力高く
初参戦となる大宮で、
スケールの大きい走りに期待したい。

対するは、飯野祐太(福島90期)の機動力。
前回富山で待望の記念初Vを果たし、
今後のグレード戦の活躍も期待できる。
近況成績も10月松阪V奪取から
前回富山記念Vと上昇中。
大宮は、近歴では今年1月記念5.8.2.7着、
5月1.1.③着と悪くなく
500バンクも苦にならない印象。
現況の勢いなら逆転のV候補。

山岸佳太(茨城107期)もV候補の一角。
前回富山記念では
惜しくも優出を逃したが、
3勝を挙げレース内容も良かった。
自力基本に前々攻める
縦横無尽の走りは魅力。
大宮は、近歴では昨年6月1.6.6着、
今年1月記念1.2.落と
自力でも番手戦でも戦っており、
長走路も苦にしない。

同県芦澤辰弘(茨城95期)、
レジェンド神山雄一郎(栃木61期)、近況復調気配の
鈴木竜士(東京107期)との連係から、
関東ラインの一発は十分。
南関東ラインは、
堅実マーカー齊藤竜也(神奈川73期)と縦脚ある
新田康仁(静岡74期)が軸になるが、
足場が欲しい。予選から、蒔田英彦(千葉93期)や
松坂侑亮(神奈川115期)が勝ち上がれば戦えるか。

実績に勝る村上博幸が中部近畿ラインで、
強力な自力タイプ含め
援軍揃いVチャンス到来とみる。
近況上昇中の飯野祐太が逆転の対向格。
山岸佳太の一発も魅力あり。