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RACE2022.12.7

<12月5日~7日>大宮競輪 第68回サンケイスポーツ杯 F1「レース展望」※12/7更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「S級戦決勝展望」


並び
146 3 275

北日本ラインは、初日特選同様
福島の小松崎-成田に
北海道の大森が付きライン3車。

初日特選、準決勝戦同様、
奈良の三谷には兵庫の村田が付く
近畿コンビの後ろに
愛知の水谷が3番手を回り
中部近畿ラインを形成。

南関東単騎の神奈川の松坂は
初日特選同様、単騎戦を選択し
3対3対1の3分戦も実質2分戦となった。

初日特選との違いは北日本が4車から3車、
中部近畿ラインが2車から3車になり
三谷が1番車をもらったこと。
初日特選よりは決勝戦の方が
三谷にとっては戦いやすくなったはず。

自力型3人の比較は
それぞれ準決勝戦は余裕があったらしく
小松崎は中団の佐々木の動きを見てからの
仕掛けになったが
初日特選は突っ張り先行しており
仕上がりに不満はない。

松坂は7月の鎖骨骨折以来、
初優出になったが
「違和感なく走れるようになった」と
表情は明るかった。

三谷は競輪祭後に体調を崩したらしく
練習不足を心配していたが
「思ったよりは走れている」とコメントした。

先行は小松崎か三谷だが現状では
長い距離を踏めるのは小松崎だろう。
三谷は初日特選で突っ張られているので
1番車のメリットを生かして
前受けからの組み立てになるか。
小松崎に脚を使わせる展開にできれば
勝機はありそう。
小松崎先行とみて
番手成田の差し切りVに期待する。
航続距離が短くなれば
小松崎の押し切りは押さえたい。
逆転あれば、三谷のカマシ・捲りが
決まる近畿コンビ。
松坂は先捲りで応戦したいが
番手が成田だけにどうか。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(12/7)推奨レース」

★4R A級特選「堀江の機動力に期待」

 注  ×△  ◎○
 26 157 34

★10R S級特選「中部近畿ライン優勢」

  × ○◎注  △
 25 137 64

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦展望」


成田和也(福島88期)の差し脚に期待する。
今年は、優勝こそ5月西武園の1回だけだが
G1優出4回G2優出1回と年間通して
高いレベルで安定した成績を残した。
前回小倉競輪祭でも優出を果たし
最後までグランプリ出場権を争っていた。
大宮はあまり出走数は少ないが
今年1月記念1.2.2.②着の準Vと
地元ラインの連独占を阻んだ。
長走路も加味して、V候補筆頭に推す。

目標となる同県
小松崎大地(福島99期)の機動力も互角。
今年、G1優出3回とタイトルを
狙えるところまできている。
大宮は2015年5月8.6.1着以来
2度目の参戦となり
前回は初日特選立ち遅れ
準決勝戦先行粘れず
最終日特選番手差し切り勝ちだった。
11月四日市記念の落車の影響もあるのか?
前回小倉競輪祭は万全には見えなかったが
立て直してくれば、成田とのゴール勝負も可能。

北日本はスピードある大森慶一(北海道88期)、
近況成績上昇中の新山将史(青森98期)、
実績ある齋藤登志信(宮城80期)と援軍揃い、
北日本ラインが強力。

対するは、三谷竜生(奈良101期)の機動力。
以前よりも積極的な仕掛けは減ったが
捲りの破壊力は抜群でG1でも1着多く
決め脚は確かだ。
大宮は直近では2020年1月記念6.7.1.9着。
F1戦決勝3着はあるが記念優出はなく
あまり良績は残してないが実績は最上位。
マーク戦堅実な村田雅一(兵庫90期)との
セットは魅力。積極性ある岡崎智哉(大阪96期)も
勝ち上がれば好勝負も可能。

中部ラインは、吉田敏洋(愛知85期)、
川口公太朗(岐阜98期)が中心になるが
積極的タイプが不在。
吉田敏洋も復調してきているが、
まだ完調ではないので近畿勢との連係になるか。

南関東ラインは松坂洋平(神奈川89期)の
自力自在戦に期待する。
位置取り厳しく前々攻めるレーススタイルで
大宮はV歴もあり、成績以上のインパクトある
走りを見せている。
F1戦安定感ある近藤保(千葉95期)、
同県後輩佐々木眞也(神奈川117期)が
勝ち上がれば、チャンスある。

最後に地元の阿部大樹(埼玉94期)に期待したい。
今年はG1戦にも出場し、練習環境も
平原康多グループで一緒にやるようになり
モチベーションも上がってきている。
大宮は元バンクレコードホルダーで
今年は連続優出中と相性は悪くない。
走り慣れたバンクで一発に期待する。

今年のG1戦で結果を残している
小松崎大地と成田和也の福島コンビが中心。
大宮バンクを考慮して、
成田和也の差し切りを上位とみる。
三谷竜生の捲りが逆転候補。
大宮好走する松坂洋平と阿部大樹の
一発も魅力ある。