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RACE2023.3.10

<3月8日~10日>大宮競輪 第63回東京中日スポーツ杯 Fl「レース展望」※3/10更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「S級決勝戦展望」


並び
726 1 4 35

中四国ラインは、
広島の町田に徳島の阿竹-湊。
南関東単騎の千葉の野口には
特選同様、宮城の竹内が付き
地元の宿口と熊本の嘉永は
それぞれ単騎自力戦を選択し
3対2対1対1の細切れ戦も
実質2分戦となった。
メンバーが出揃うと町田は
「野口さんと2分戦ですか?」と言い
野口との対戦については
一昨年の西武園記念決勝、
野口逃げ切り、町田叩けず9着。
昨年名古屋の共同通信社杯2日目、
町田突っ張るも山口拳矢に捲られ
町田8着、野口9着の共倒れに終わっている。
町田はライン3車でもあり、行く気は満々。
野口は宿口と嘉永もいるが
「メンバーは関係ないです」と
やることをやるだけの印象。
状態が良さそうなのは、町田と嘉永。
町田は連日好タイムで先行しており
3場所前から乗っている自転車が良く
昨年末に崩した体調も戻って
噛み合っている様子。
嘉永は状態も良く、初参戦の大宮も
「軽くて走りやすい」とイメージも良さそう。
野口は調整面で初日失敗したが
準決勝戦は修正できた様子。
宿口は花粉症の影響で体調面が心配されたが
本人は「普通です」と不安はなさそう。
先行は野口と町田が共に譲らないだろう。
踏み合いは避けられないとみる。
先行争いになれば
単騎の宿口と嘉永の出番で
両者の位置取りが鍵になる。
調子は、嘉永の方が良く見え
位置取りも嘉永の方に分があるが
実績と地の利を考慮して
宿口の地元Vに期待する。
嘉永の逆転も互角。
ライン3車の利を生かして
町田が主導権取れれば
大宮相性良い阿竹の一発も十分ある。

競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目(3/10)推奨レース」

★7R S級一般「河村の機動力上位」

 ◎○注    × △
 145 3 62 7

★9R S級特選「熊本ライン強力」

 ○◎△   注×
 147 6 352

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮競輪 レース展望」


G1メンバー揃い、激戦ムードも
中本匠栄(熊本97期)の差し脚に期待する。
近況は前回高知G1全日本選抜で今節一緒の
同県 嘉永泰斗(熊本113期)目標から
差し切りワンツーを決めており
昨年のG1戦でも4勝を挙げ、決め脚は確かだ。
大宮は今年1月記念、単騎戦ながらも
6.1.3.②の準Vは記憶に新しく
動きの良さが目立ったレース内容だった。
同県嘉永泰斗、伊藤旭(熊本117期)と
目標揃い、500バンクなら差し切りVに期待する。
嘉永泰斗も前回高知G1全日本選抜で
積極的な走りを見せていて
3日目の特選で吉田有希(茨城119期)を
突っ張るレースは力強いレース内容で
後ろの九州ワンツーに貢献した。
前後微妙も同県後輩の伊藤旭が
勝ち上がってくれば
強力な熊本ラインが出来上がり
熊本ラインが本線になる。

地元の宿口陽一(埼玉91期)にも期待したい。
前々回豊橋F1をV奪取、
前回高知G1全日本選抜で2勝を挙げ
地元のF1戦なら当然の主役となる。
大宮は今年1月記念 2.1.3.④着と
2年連続決勝戦4着も準決勝戦の3着は
地元の執念を感じさせる走りだった。
他地区の選手にはおそらく付かないと
思われるので、自力基本になるが
前回伊東G3の動きが良かった
武田亮(東京115期)が勝ち上がれば
番手戦もありそう。地元Vに期待したい。

町田大我(広島117期)、石原颯(香川117期)の
積極タイプに動ける阿竹智史(徳島90期)、
堅実マーカー 柏野智典(岡山88期)、
池田憲昭(香川90期)、筒井敦史(岡山85期)、
湊聖二(徳島86期)と戦力揃った
中四国ラインも魅力。
町田大我は一時期ほどの勢いはないが
前回高知G1全日本選抜の
2次予選逃げ切りと破壊力は健在。
阿竹智史は大宮完全V歴もあり
目標あれば一発も十分ある。

あとは先行力NO1の野口裕史(千葉111期)と
安定感ある竹内智彦(宮城84期)も争覇級。
野口裕史は2019年当所記念、
準決勝戦逃げ切りはインパクト大で
前回一昨年6月F1戦3.6.1着と
優出逃すも最終日特選13秒8の
逃げ切りは圧巻だった。
竹内智彦は北日本地区に同県の
櫻井祐太郎(宮城117期)はいるが
野口裕史や宿口陽一マークもありそうで
上位争いに加わってくる。

同県嘉永泰斗目標に中本匠栄中心とみるが
前期SS班の地元宿口陽一は互角の評価。
戦力揃った中四国ラインも差はなく
援軍次第も野口裕史の先行力は要注目。