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RACE2021.7.19

<7月17日~19日>大宮競輪 第23回アサヒビール杯 Fll「レース展望」※7/19更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F2戦 決勝戦展望」

並び

317 25 64

中部近畿ラインは、
奈良の佐山に特選同様愛知の松山。
関東ラインの並びは、
新潟の山崎の後ろに、
地元の吉田-東京の長井が付き、
地元もう1人の小島は、
南関東単騎の静岡の長田を目標に、
即席ラインを形成し、
3対2対2の3分戦となった。
ラインの先頭を走る3車は、
積極タイプが揃い、主導権争いは
早くなりそう。

2日間の走りを見て、
状態が1番良さそうなのは長田。
4月弥彦の落車で
「身体のバランスが崩れた」と言っていたが、
連日好タイムでモガキ切れており、
調子は戻ってきている様子。
佐山は準決勝戦3着も、
巻き返しの早さは流石だった。

地元の吉田は展開も向いてはいるが、
走りに余裕がある。
小島も連勝での勝ち上がりで伸びは抜群。
自力型3車の出方はどうか?
3車とも先行基本でバック数も多く、
500バンクでも躊躇なく駆けるだろう。

長田の出方がポイントになる。
ライン2車で後ろが南関東ではないが、
スタイルを崩さずに先行に拘るかどうか?
無理せず構えるか?
ライン3車の厚みを生かして、
山崎が主導権を取り、
長田はカマシ・捲りの展開とみる。
佐山は中団は取れそうで、
先行争いを誘うか、
好位キープからの仕掛けになる。
前期S級で戦った経験値から、
最終的には佐山が捲り、
連日伸びている松山の差し切りを
上位に中部近畿ライン優勢とみるが、
地元V欲しい吉田が、
シビアに前に踏めば逆転も十分。
長田の一発も魅力。

競輪解説者 田淵浩一氏 3日目(7/19)推奨レース

☆2レース「地元ラインに期待」

 ◎〇△  ×
 4135 2 6

☆8レース「小原のスピード上位」

 ×注 ◎〇  △
 37 51 624

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮FⅡ戦展望」

佐山寛明(奈良113期)の機動力がややリード。
先行基本に積極的なレーススタイルで、
前期S級戦でも活躍していた。
降級初戦となった前回青森では、
捲ってV奪取と力の違いを見せた。
大宮は2018年7月デビュー戦4.5.1着と、
準決勝戦で同期の地元黒沢征治(埼玉113期)に、
先行争いで敗れたが、
最終日は逃げ切り初勝利を飾った。
夏場の大宮バンクは、
バック追い風になり、バンクも軽く、
先行がかかる傾向があり、
押し切りに期待する。

徹底先行タイプの、
貴志修己(和歌山117期)も力をつけている。
1月特昇後V2、準V3回と、
内容のある走りで結果も出している。
大宮は初参戦となるが、
夏場の大宮バンクなら、逃げ切りも可能だ。

マークは縦脚ある松山桂輔(愛知88期)と、
マークしぶとい松尾淳(岐阜77級)の中部勢が
有力で中部近畿ラインが優勢。
小原唯志(茨城101期)の機動力も差はない。
今期は約3年振りのA級戦となり、
前回の西武園は6.6.1着と、
奮わなかったが初のミッドナイト初日、
2日目ともに、後ろが離れてしまう、
展開不利もあったが、
最終日は捲って勝っている。
大宮は今年3月S級戦5.6.3着と、
先行しての末の粘りに欠いたが、
前回のA級戦2018年5月は、
連日13秒台の上がりタイムで、
捲り3連発完全Vと圧巻の強さを示している。
先行争いになると末を欠く場面も考えられるが、
捲り圧勝のシーンも十分だ。

小原マークは、地元の吉田裕全(埼玉90期)が主張したい。
今期は1年振りの降級となり、A級戦は、
自力自在に何でもやるスタイルだが、
地元Vを狙うには目標は欲しい。
栃茨ラインの勝ち上がりにもよるが、
小原マークからの差し切り地元Vを狙う。

復調気配の小島雅章(埼玉83期)と、
前回小倉で吉田裕全と連係した
長井優斗(東京95期)もおり、
援軍多い関東ラインも互角の勝負。

南関東ラインは、
前期S級の縦脚ある佐藤清之(千葉93期)を軸に、
117期在所成績1位の長田龍拳(静岡117期)の、
先行力に期待がかかる。
近況4月弥彦の落車の影響か?準決勝が、
壁になっているが調子が戻れば、
侮れない存在だ。
A級初戦の走りを見て、
佐山寛明中心の中部近畿ライン優勢とみるが、
援軍揃う小原唯志の機動力も互角。
117期貴志修己と長田龍拳の先行力にも期待したい。