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RACE2021.8.24

<8月22日~24日>大宮競輪 第8回東京スポーツ杯 Fll「レース展望」 ※8/24更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮F2戦決勝戦展望

並び
31 752 64

南関東ラインは静岡の渡邉雅也-渡邉豪大の後ろに
千葉の小野がつき、ライン3車。
関東ラインの並びは栃木の上川に長野の小峰がつき、
地元の宮下は、関東ラインとは別線を選択、
準決勝戦同様、北日本単騎の青森の磯島につく
即席ラインを形成し、3対2対2の3分戦となった。
自力型3車の比較は、積極性は磯島と渡邉雅也の
両者は互角で、上川は脚質と2日間の走りを見ても、
長い距離は踏めるタイプではない。
状態に関しては本人も「良い」と言っていたが、
磯島が一番良く見える。
上川も渡邉豪大に3連勝は立派。
前回川崎Vはもはやフロックではない。
渡邉雅也と渡邉豪大は7月取手の決勝戦、
渡邉豪大が差してのワンツー実績がある。
その時は、渡邉雅也のダッシュに渡邉豪大が離れ、
リカバリーしてのワンツーだったが、
2度目の連係ならその心配もないだろう。
先行はライン3車で、
先輩つける渡邉雅也の主導権とみるのが自然か。
磯島も主導権取りたいはずだが、
後ろが他地区で2車なら早駆けはないだろう。
上川は先行争いを捲るか、準決勝戦同様、
脚を溜めての捲り追い込みに賭けるか。
渡邉豪大は「今期は全部優勝するつもりだった」と言い、
同じ相手にこれ以上は負けられない。
ましてや同県の後輩を目標に得たなら尚更だ。
ここは、きっちり勝ちたい。
渡邉雅也の先行、中団は上川が欲しいが、
磯島の出方がどうか?カマスか捲りに構えるか、
中団取りに動くか?展開有利に番手渡邉豪大が
ラインの厚みを生かして、V最短とみる。
上川の強襲と磯島の一発は、要警戒。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(8/24)推奨レース

 ★3レース「菅野の逃げ切り有力」

  ◎〇×注   △
  4152 6 73

 ☆9レース「平原の2勝目期待」

  注× ◎〇   △
  71 425 63

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮ガールズ戦展望」

梅川風子(東京・112期)のスピード上位だ。
現在、ナショナルチーム所属で出走数も少ないが、
今年V2、捲りの威力は一級品だ。
昨年のガールズGP準Vの実績からも、
負けられない一戦になる。
大宮は2018年6月1.1.②着で、
亀川史華(兵庫・110期)に差されはしたが、
奥井迪(東京・106期)との先行争いを制した、
力強いレース内容だった。
7月函館ガールズケイリンフェスティバルで落車、
欠場明け初戦の不安はあるが、
出走する以上は、V候補筆頭に挙げる。

中嶋里美(愛知・110期)の機動力も魅力ある。
今年は1月取手のガルコレトライアル以外は、
全て優出と安定した成績を残し、
5月静岡ではV奪取と
前々攻めるレーススタイルで健闘している。
大宮は前回今年4月1.5.⑤着も、
予選で、長い距離を踏んでいた。
過去4戦全て優出しており、2018年7月準Vは
本人も「ターニングポイントとなった開催」と
語る得意バンクだ。

徹底先行タイプの石井貴子(東京・104期)も近況成績は、
7月富山のV奪取含め、好調をキープしている。
前回平のアルテミス賞5着も、
ブレないレーススタイルには、共感が持てる。
大宮は前回今年4月1.4.⑦着と3日間先行するも
長い直線に苦しむシーンもあった。
過去にも決勝戦での良績はないが、
夏場の大宮バンクはバック追い風になって、
軽くなる事が多いので、
タイミング良く仕掛けられれば、
逃げ切りも十分。

地元の野本怜菜(埼玉・114期)と
飯田風音(埼玉・120期)に期待したい。
両者ともに大宮はホームバンクで、
走り方は熟知している。
野本は7月取手で単騎カマシでの逃げ切りVと
思い切りの良さが武器で、
大宮は前回今年2月5.4.1着以外は、
全て優出しており、
パワーある自力は魅力たっぷり。
飯田は、まだ荒削りで、
レースの流れにうまく乗れてない。
レース内容の良い時と悪い時が、
はっきりしている。
ポテンシャルは高いので、
強い気持ちでレースにのぞめれば、
好勝負も可能。

あとは、負傷欠場明けもアグレッシブな
レースする板根茜弥(東京・110期)、
復調途上ながら好気配の永塚祐子(神奈川・118期)、
自力ある佐藤亜貴子(神奈川・108期)、スタート早く、
捌きも上手い小坂知子(岐阜・104期)あたりが争覇圏内。

梅川風子がスピードの違いで、
V有力とみるが、精彩欠くようだと、
伏兵多く、大激戦となる。