<10月15日~17日>大宮競輪 関東カップ・第64回日刊スポーツ新聞社杯 Fl「レース展望」※10/17更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮F1戦 S級決勝展望」
並び
53 416 27
関東ラインは、群馬の三好に茨城の芦澤、
3番手を地元の安部が固めライン3車。
注目の南関東ラインは、
最初は3車連係も考えていたが、
北日本単騎の宮城の竹内の競りこみを考慮して、
別線を選択して、準決勝戦同様、
千葉の染谷に神奈川の内藤、
静岡の内山には、宮城の竹内がつき
即席ラインを形成し、3対2対2の3分戦となった。
南関東ラインの並びは、
まず2人ともに「自力で戦いたい」意思表示をして、
それを聞いた内藤が準決勝戦で同乗した流れで、
染谷マークを選択し、
「先行の番手」宣言した竹内は、
別線なら、内山の番手を指名した。
先行はライン2車でも、
連日先行している染谷か、ライン3車で、
準決勝戦逃げ切った三好のどちらか。
内山は連日、前受けから下げての直線勝負で、
風を切ってない。元来は積極タイプで、
「決勝戦こそは」の思いもあるだろうが、
後ろが他地区の竹内なので、
染谷と叩き合ってまではどうか?
内藤の援護見込める染谷は、
本人も「調子が良い」と言っており、
主導権取りに迷いはないだろう。
三好は、順番が来れば仕掛けるだろうが、
理想は3番手か?
内山は染谷と三好の主導権争いがあれば、
チャンスある。
それぞれの番手を回る追い込み選手は、
内藤は準決勝戦で競り負けた事が
悔しかったようで、マーク選手としての
「株を下げた」と言いリベンジを誓っていた。
竹内は連日の伸びは抜群で、
本人も「脚は仕上がっている」と状態は良く見える。
芦澤は、今回使っている吉田拓矢フレームが、
どうも思い通りに進んでいないようで、
ギアやシューズ、セッティング含め試行中で、
かなり悩んでいた。
決勝戦までに修正できるかどうか?
染谷の先行とみて、番手内藤が中心とみる。
三好が先行なら、番手芦澤が逆転候補。
展開不問で、竹内の突っ込みが特注だ。
競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目(10/17)推奨レース」
〇◎△ ×注
416 235
☆4レース「中村の逃げ切り期待」
×注 ◎〇△
71 6 245 3
競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fl戦展望」
松坂洋平(神奈川89期)の機動力に期待する。
自力基本に何でも出来るレーススタイルで、
近況成績も1着多く、縦脚が冴えている。
9月岐阜G2共同通信社杯では、
2勝を挙げ、地元平塚G3では優出を果たして、
グレード戦でも活躍している。
大宮は昨年2月4.2.⑤着以来の参戦となるが、
過去にはV歴もあり500バンクは苦にしないだろう。
同県同期の内藤秀久(神奈川89期)とのタッグで、
V候補に挙げる。
内藤秀久は競走得点最上位で、
ガッツ溢れるマーク戦が信条。
F1戦では今年V2を飾り、近況成績も
2場所連続準Vと抜群の安定感だ。
大宮は近歴では、今年1月6.2.④着で、
決勝戦は高橋晋也(福島115期)マーク戦を
競り勝つも、離れながら後続は振り切った。
2019年3月1.3.②着では、
地元の金子哲大(埼玉95期)マーク戦を
競り勝ち準Vとレース内容の良さが目立つ。
南関東ラインには、徹底先行タイプの
染谷幸喜(千葉111期)や
内山雅貴(静岡113期)もおり、
目標には困らないだろう。
松坂洋平との首位争いに期待する。
対するは、竹内智彦(宮城84期)の差し脚に注目したい。
今年はF1戦V1ながら、G1戦2勝と決め脚は確かだ。
北日本ラインでは先行力ある酒井雄多(福島109期)や
小原丈一郎(青森115期)を目標に戦いたいが、
目標不在なら、番手戦も視野に入れての戦いになるか。
大宮は、近歴では昨年1月記念ブロックセブン1着、
2017年7月3.1.③着で決勝戦ブフリの3着と
好内容のレースをしている。
展開不問で、V争いに加わってくる。
関東ラインは、芦澤辰弘(茨城95期)が軸になる。
9月岐阜G2共同通信社杯2次予選で、
兄の芦澤大輔(茨城90期)との連係、
気持ちの入ったレースはインパクト大で、
記憶に新しい。F1戦では、今年V2と戦歴も良く、
大宮は2018年4月準V、2017年12月完全Vと
相性は抜群に良い。
同県鈴木謙太郎(茨城90期)や
力をつけてきた三好恵一郎(群馬99期)、
先行力ある河合佑弥(東京113期)目標か総力戦で戦う。
他には、自力ある山賀雅仁(千葉87期)と
マーク巧者の成清貴之(千葉73期)の千葉両者が、
染谷幸喜との千葉ライン出来れば、V争いも可能。
欠場明けで流れも良くないが、
青森伸也(福島87期)と小林令(山梨109期)も
立て直してくるなら、争覇圏内に入ってくる。
地元の池田勇人(埼玉90期)は、
落車欠場明けなので、どうか?
松坂洋平-内藤秀久の神奈川同期コンビが主力で、
揃った南関東ラインが優勢も、
竹内智彦、芦澤辰弘は、目標次第にはなるが、
総力戦でもV争いに加わってくるとみる。