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RACE2021.10.27

<10月25日~27日>大宮競輪モーニング7 第17回e-SHINBUN賞 Fll「レース展望」※10/27更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fll A級戦決勝展望」

並び
36 2 5 714

関東ラインは、特選同様、
長野の中嶋に地元の山信田、
埼京筋で3番手を東京の山崎が固めライン3車。

北日本ラインは、準決勝戦同様、
宮城の會澤に福島の大島。

注目の中部近畿は、
福井の小松原と岐阜の松岡は連係はせずに、
それぞれ単騎戦を選択し、
細切れ戦となったが、実質2分戦となった。

松岡は小松原の強さも考慮して、
連係も考えたようだが、
今期すでに失格しており、
来期S級点確保の為に、番手戦よりは、
単騎でも自力を選択した。
小松原も松岡が付いてくれて、
ラインが出来れば良かったが、
単騎戦は経験済みのようで、
戸惑いはなかった。
先行はライン3車で、
先行して持ち味が生きる中嶋が有力。
會澤は準決勝戦では先行したが、
元来は、前受けからの捲りが主戦法。
単騎勢は2日間のレースを見て、
松岡は捲りの方が威力あり、
勝つには捲りだろう。
小松原は長い距離を踏めるタイプなので、
中嶋のペースが上がらないようなら、
単騎カマシの可能性もあるが、
大宮バンクで逃げ切りまではどうか。
會澤は前受けから下げての捲り狙いで、
関東ラインに後ろの4番手が理想。
中嶋は逃げてこそのタイプで、
ライン3車なので、先行に迷いはないだろう。
番手を回る地元の山信田は、連勝で勝ち上がり、
有観客で声援もあり、気分も乗っている。
地元大宮のA級戦はめっぽう強く、
展開向けば、モノにできる状態だ。
會澤の前受けを中嶋が押さえて先行、
中団に松岡か會澤、
小松原はペース緩めば仕掛ける展開とみる。
中嶋がマイペースなら、
會澤も単騎勢も簡単には捲れない。
長走路だけに番手山信田の差し切りVに期待する。
中嶋もマイペース先行なら押し切りも可能。
ペース乱せば、會澤の捲りが逆転候補。
単騎で難しいが将来性ある小松原が、
実力未知数も、一発の魅力十分だ。

競輪解説者 田淵浩一氏による 大宮Fll戦3日目最終日(10/27)推奨レース

☆3レース「山口の機動力上位」

 ◎○△ 注  ×
 153 4 627

☆6レース「野中の2勝目期待」

  ×  △ ◎○ △
 27 61 43 注

競輪解説者 田淵浩一氏による「大宮Fll戦展望」

中嶋宣成(長野113期)の機動力に期待する。
積極的なレーススタイルで、
今年V2を逃げ切りで飾っている。
押さえ先行も出来るが、ダッシュを生かした
カマシ先行の威力は強力だ。
大宮は今年1月1.5.1着と優出ならずも
3日間先行して2勝と長い直線も苦にしない。
地元の山信田学(埼玉83期)、
マーク堅実な山崎充央(東京79期)の
援護もありそうで、押し切りVを狙う。

地元の山信田学にも期待したい。
今期S級降級後、まだVはないが差し脚は健在。
ホームバンクの大宮は、前回A級戦を走った
2019年後期に4戦全て優出、
V1準V2回と地元戦は別格の強さを見せていた。
山崎充央との前後微妙も中嶋マークなら逆転も十分。

今期昇班してきた秋本耀太郎(栃木117期)も
急上昇中で関東ラインがややリード。

対するは長年S級で戦ってきた実力者
布居寛幸(和歌山72期)。今期V2を飾り、
1着も多く、差し脚は切れている。
大宮は昨年11月S級戦5.6.4着以来の参戦になるが、
その前の2018年にはS級でも勝ち星を挙げていた。
中部近畿ラインで機動力ある
松岡晋乃介(岐阜109期)や
バック数多い近畿期待の
ルーキー小松原正登(福井117期)を
リードすれば、互角の勝負になる。

會澤龍(宮城105期)のカマシ・捲りも魅力ある。
前受けからの捲りが主戦法になるが、
強烈なダッシュを生かした捲りの破壊力は今節NO1。
大宮は今年4月4.5.1着と準決勝戦、
同県の後輩を目標にするも、
後手を踏み優出に失敗したが、
前々回の昨年12月は捲り3連発で
2.1.①のV奪取とイメージは良いはず。
マーク川津悠揮(北海道96期)も
近況成績安定しており、先行争いあれば、
捲り一撃、北日本ワンツーもある。

南関東ラインは川崎健次(神奈川88期)が軸になるが、
目標がどうか?
乱調もベテラン坂木田雄介(千葉78期)目標
もしくは総力戦になるか。

ラインの充実度から、
中嶋宣成率いる関東ライン優勢とみるが、
小松原正登が勝ち上がれば、
布居寛幸の差し脚も互角で、
もつれれば會澤龍の捲りが決まるか。