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RACE2024.5.29

<5月27日~29日>大宮競輪モーニング7 第30回楽天ポイント使えるKドリ杯 F2「シリーズ展望」※5/29更新

競輪解説者 田淵浩一氏による「決勝戦展望【A級チャレンジ戦】」


並び
51 72 43 6

関東ラインは準決勝戦同様、
吉田-細沼の地元コンビ。
西日本ラインは準決勝戦同様
愛媛の岡本に香川の大林が付く四国コンビと
中四国別線を選択した
岡山の野見に福岡の井上が付き
西日本ラインを形成。
南関東単騎の千葉の里見は
単騎戦を選択し
2対2対2対1の細切れ戦となった。

決勝メンバーが出揃うと
野見は岡本との別線を即決。
それを聞いた井上は初連係となるが
喜んで野見マークを主張した。
里見は地区的に単騎戦となり
近況は自力よりは位置取り重視なので
好位狙いになるだろう。
地元の吉田と愛媛の岡本は同期初対戦。
同期対決だけに
お互い負けられない一戦になる。
脚質的に野見も徹底先行タイプだけに
主導権争いは必至。
野見と岡本は1月小田原でも別線で戦い
前受けから突っ張る
野見を岡本がカマシに行き
結果、番手にはまった岡本が
1着も内容は野見が勝っていた。
ラインの先頭を走る3人の比較は
先行意欲は123期生の2人よりも
むしろ野見が上回る。
スピードは吉田が最上位。
状態が良さそうに見えるのは細沼と野見。
細沼は準決勝戦、初連係となった
吉田のロング捲りを差し切った。
上がりタイムも優秀で
吉田の仕掛け次第では差し切りVを狙える。
野見は連日、前受けから
長い距離を踏んでいて
準決勝戦は会心の逃げ切り勝ち。
本人も「自分のレースができて
踏み直しもできている」と納得の表情。
井上は連日、前の選手の踏み出しに
口が開いており、本人曰く
「内容は0点。決勝は100点の
走りをしたい」と言うがどうか?
里見は準決勝戦の伸びが良くなかったので
セッティングを微調整する様子。
岡本は500バンクの走り方に
戸惑いがあるようだ。
積極タイプ揃い、展開は読みづらいが
戦歴とスピードに勝る吉田が
車番と地の利を生かしてV最短とみる。
細沼の差し切りは押さえ。
地元ワンツーに期待したい。
逆転あれば、岡本の一発が魅力あり。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 推奨レース【3日目最終日(5月29日)】」

☆3R A級チ一般「島田の逃げ切り有力」

 ◎○× △
 134 2 5


☆7R A級チ決勝「地元V期待」

 ◎○ ×  注△
 51 72 43 6

競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 レース展望【L級ガールズ戦】」


追加参戦となるが大宮得意のガールズ屈指の
オールラウンダー石井寛子(東京104期)の
自在戦が中心だ。
近況成績は4月久留米G1
オールガールズクラシックと
3月取手ガールズケイリン
コレクション以外は
目下5場所連続完全Vと戦歴は断然。
オールガールズクラシックは
準決勝戦、最終バッグ最後方で
3角から内を突くもコースなく敗れたが
あくまで展開負けで石井の評価は変わらない。
大宮は過去8戦7V、目下5場所連続
完全V中と得意中の得意バンクだ。
前回松山ナイターからの
中1日の追加参戦が気になるが
大宮も500バンクも相性良く
問題なしとみてV候補筆頭に挙げる。

対するは地元の
野本怜菜(埼玉114期)の自力自在戦。
航続距離は長くはないが
近況は位置取りも上手くなってきて
自分の脚質を生かせるレースができている。
前回西武園は久留米G1オールガールズ
クラシック覇者の児玉碧衣後位に
俊敏にスイッチしての準V。
予選2でも児玉後位に切り替え
4分の1輪差まで差し迫ったが
決勝戦は児玉の仕掛けが
遅くなった分、差し込めなかった。
久留米オールガールズクラシック
4.3.2着は勝ち上がりは逃したが
2日目・最終日ともに
思い切りの良い仕掛けはできていた。
大宮は前回昨年7月2.2.②着の準V
前年の2022年3月・11月連続Vと近歴は抜群。
ホームバンクのアドバンテージもあり
3度目の地元Vを狙う。

鈴木美教(静岡112期)も差がない。
自力基本になんでもでき
強靭な地脚を生かして
何回も踏める脚質が強み。
今年V2も近況は決勝戦勝ち切れず
前回京王閣2.3.⑥着と珍しく
組み立て失敗しており
やや評価は下げた。
久留米G1オールガールズクラシック
1.4.2着は準決勝戦、
吉川美穂(和歌山120期)との
位置取りに敗れたが
初日予選と最終日特選は
鈴木らしい位置取りの上手さと
俊敏な動きはできていた。
大宮は昨年6月1.1.止以来
4度目参戦となり完全V歴有るが
突出した戦歴は残していない。
前回の予選1.2では
500バンクならではの
落ち着いた仕掛けをしていた。

地元の高橋梨香(埼玉106期)も
安定感は抜群。今年4月と昨年10月の
G1オールガールズクラシック以外は
一昨年11月富山以来全て優出。
昨年はV2を飾り
ガールズ最年長優勝記録保持者。
大宮は過去準V2回と
まだ地元Vはないので
勝って最年長優勝記録を更新したい。

熊谷芽緯(岩手124期)の機動力に注目したい。
まだ、荒削りだがダッシュを生かした
思い切りの良い仕掛けが持ち味。
福井のルーキーシリーズ優勝はあるが
本格デビュー後は準V2回。
今年2月西武園予選2と
決勝戦で見せた単騎カマシの
インパクトが残っている。
大宮は昨年12月3.5.3着以来
2度目の参戦となるが
今の時期の大宮はバックが
追い風になることが多いので
逃げて大駆けも十分ある。

あとは近況好調な地元の
川路遥香(埼玉120期)と
レース上手い
長澤彩(福岡106期)までが争覇圏内。

石井寛子の戦歴が抜けている。
逆転候補は地元のアドバンテージある
野本怜菜と実績ある鈴木美教
高橋梨香長澤彩
経験値を生かしてV争いに加わってくる。
熊谷芽緯が台風の目になるか注目したい。