<7月4日~6日>大宮競輪モーニング7 シン・TIPSTAR杯 F2「シリーズ展望」※7/6更新
競輪解説者 田淵浩一氏による「決勝戦展望【A級戦】」
並び
517 62 3 4
関東ラインは特選、準決勝戦同様、
茨城の鈴木に地元の台が付き
3番手を宮城の三澤が主張して
ライン3車を形成。
中部近畿ラインは準決勝戦同様、
愛知の佐藤に岐阜の土岐が付き
兵庫の徳丸は中部両者に挨拶をして
中部との連係に拘らず単騎戦を選択、
南関東単騎の千葉の岡本も単騎戦となり
3対2対1対1の細切れ戦も
実質先行一車となった。
コメントが注目されたのが
地区の目標が不在の岡本と三澤。
まず三澤が「競りでも
関東の後ろを主張する」と
強気のコメントを出すと
岡本は関東との連係には拘らず
「決めず」のコメントを出した。
徳丸は佐藤が自力タイプではないので
年上の中部両者に断りを入れた上で
「決めず」とコメントした。
鈴木は「自力でラインから
優勝者を出す」に対して
佐藤は「土岐が付くので、何かする。
ジカでは行かないがなんでもやる」と
総力戦を示唆した。
番手戦の可能性については
「そういう展開にはならないでしょう」と
肯定も否定もしなかった。
関東と中部の2分戦も
実質は鈴木の先行一車。
1番車の台がスタート取れれば
鈴木が前受けから突っ張るか引いて
得意のカマシになるだろう。
中部が前受けなら鈴木が押さえて先行。
佐藤のイン粘りはあり得る。
単騎勢は競るよりは脚を溜めて
突っ込むレースになりそう。
状態が良さそうなのは徳丸。
展開が向いてはいるが直線の伸びは良い。
準決勝戦も関東3人で
決まったと思ったがよく3着に届いた。
鈴木は支部長になり
取手記念の疲れが心配されたが
本人曰く「疲れはない」と言うが
台に抜かれたことについては
「抜かれると思わなかった」と言い
やはり万全には見えない。
台は準決勝戦1着も
鈴木の踏み出しに離れており
決勝もカマシになると
付ききれるか?不安もある。
佐藤は準決勝戦、土岐に抜かれたが
3角からの捲り追い込みは見事だった。
差し切った土岐は
準決勝戦の番組が出た時は
「泥舟」と言ってたが
準決勝戦終了後は
「宝船」に変わっていた。
同じ年で連係実績豊富の中部両者は
信頼関係も厚く、軽視は禁物。
本調子には見えないが
展開有利に先行一車の鈴木がV最短。
関東ライン前受けからの突っ張り先行なら
台の差し切りも可能。
佐藤次第では脚を溜める土岐の突き抜けと
単騎勢では決め脚ある岡本の強襲に要注意。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 推奨レース【3日目最終日(7月6日)】」
☆2R A級特一般「北日本ライン強力」
× △ ○◎注
17 42 536
☆4R A級特選「佐々木の機動力中心」
× △ ◎○注
17 25 346
競輪解説者 田淵浩一さんによる「大宮競輪 レース展望【L級ガールズ戦】」
ガールズ屈指のオールラウンダー
石井寛子(東京104期)の自在戦が中心だ。
近況成績は6月岸和田G1パールカップと
4月G1オールガールズクラシック以外は
直近3ヶ月6戦5V、
前回豊橋完全Vと戦歴は上位。
大宮は過去9戦7V、前回5月3.1.③着は
松山ナイターからの中1日の
追加参戦の影響なのか?
いつもの石井の動きではなかったが
前回以前は5場所連続完全Vと
得意中の得意バンクで
500バンクも相性良く
V候補筆頭に挙げる。
対するは
尾方真生(福岡118期)の機動力。
前回岸和田G1パールカップ2.6.5着は
初日予選3番手捲りを
坂口楓華に微差交わされ2着。
最終日特選は先行するも
姉弟子の児玉碧衣に捲られ
5着も力は出し切れており
やはり尾方は思い切りの良い
仕掛けが魅力。
直近はG1戦以外は、7場所中5V、
2連対率100%と安定感は抜群。
大宮は昨年7月完全Vを飾っており
直線の長さを考慮した仕掛けで
結果を残している。
石井より前で仕掛ければ
押し切りも十分で、互角のV候補。
地元の藤田まりあ(埼玉116期)の
自力自在戦も差はない。
今年V2、縦脚の切れもあり
1着多く力をつけてきた。
5月高知以降、病気欠場中なので
狙いは下げたが出走する以上は
地元割増に期待する。
大宮はホームバンクでもあり
デビュー戦以外は全て優出、
準V1回、3着4回とV歴はないが
成績は安定している。
念願の地元初Vを目指す。
地元の高橋梨香(埼玉106期)の
自在戦もV候補の一角。
前々回前橋で途切れたがG1戦以外は
一昨年11月富山以来全て優出と
安定感は抜群。
大宮は過去準V2回と
まだ地元Vはないので勝って
ガールズ最年長優勝記録を更新したい。
あとは 吉岡詩織(広島116期)の
機動力も争覇圏内。
今年はまだ優勝はないが
準V5回の実績を残し
捲り中心も思い切りの良い仕掛けが魅力。
大宮は初参戦となり
直線の長さが壁になる可能性はあるが
夏場の大宮はバック追い風が多く
バンクも軽く感じるので押し切りも可能。
最後に地元期待の新人
中島瞳(埼玉126期)に注目したい。
在所成績第2位、
ゴールデンキャップ獲得の
注目ルーキーが地元大宮で
本格デビュー戦を迎える。
在所時38勝中33勝を自力で挙げており
インターハイケイリン優勝の実績もあり
今後の活躍が期待される。
ルーキーシリーズは3戦して
1着3回2着3回優勝はなし。
レースを観ると
まだ戦法的にも確立されてなく
ポテンシャルの高さを
生かし切れていない印象。
大宮はホームバンクなので
走り方は理解していると思うが
緊張感も半端ないだろう。
実力未知数も126期生はデビュー戦から
結果を出している選手もいるので
レベルは高そう。
地元デビュー戦での大駆けに期待したい。
石井寛子と尾方真生の実績が抜けているが
大宮の相性含め石井寛子が中心。
状態次第も藤田まりあが逆転候補。
高橋梨香と吉岡詩織が一角崩しは可能。
地元期待の新人中島瞳が
台風の目になるか注目したい。