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RACE2024.11.21

<11月19日~21日>KEIRINフェスティバルin大宮 第70回サンケイスポーツ杯 F1「シリーズ展望」※11/21更新

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【S級戦】」


並び
27 641 53

レースは3分戦。
5番櫻井、3番渡邉の北日本。
6番安倍、4番鈴木、1番中田の埼京ライン。
2番川越の後ろは話し合いの結果
埼京ラインとは別線勝負を選択した7番横山。

本命は3番手ながら地元の中田。
連勝での勝ち上がり連日見事な差し脚を披露。
調子も良く長い大宮の直線で鋭く伸びる。
ラインの先頭を任された安倍はS級初の決勝進出。
安倍が櫻井、川越相手に主導権を握れるのか。
安倍が先行になれば番手をまわる鈴木が
直線有利に抜け出すのか、
はたまた、他ラインの捲りにあわせて
番手捲りを打つのか。
仮に安倍が主導権握れなくても
鈴木が最後は中田を連れて捲りきる。
櫻井も渡辺が後ろにいるので
下手なレースは出来ない。
準決勝では渡邉を連れて1周半の突っ張り先行。
気温が低く重いバンクで渡邉も絶賛する走り。
明日も今日同様に走れば
安倍との壮絶な主導権争いも。
川越は初日二日目と仕掛けどころを変えて
大宮バンクの攻略方法を掴む走り。
櫻井、安倍どちらが先行しても
中団を確保しての走りに。
安倍、櫻井の主導権争いが起これば
川越の一捲りも。
川越の番手をまわる横山は
抜群のコース取りで優勝狙う。

素晴らしいメンバーが揃った決勝戦。
どのラインからも狙える見ごたえある
レースが予想される。

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望【S級戦】」


北日本は渡邉一成(福島88期)
櫻井正孝(宮城100期)を中心に
2班ながら決勝進出こそ少ないが
1着量産している
櫻井祐太郎(宮城117期)が勝ち上がると
渡邉の二段掛けも狙えて
他地区に脅威を与える。

迎え撃つ関東勢は
地元の中田健太(埼玉99期)が主役。
小柄ながら抜群のレースセンスと
卓越した技術で優勝を狙う。
自力型も豊富で鈴木玄人(東京117期)
小畑勝広(茨城115期)
木村皆斗(茨城119期)
中嶋宣成(長野113期)が
大宮の長い直線をどう克服するか。
追込み勢では
スーパースター神山雄一郎(栃木61期)
横山尚則(茨城100期)。
今開催関東勢は選手層が厚いので
一つにまとまるのか
地元勢と栃茨勢と別線勝負になるのか楽しみ。

南関勢は追加ながら
スピードある近藤保(千葉95期)
自在性もある川越勇星(神奈川111期)が中心。
南関勢は参加人数も少ないので
北日本との連携もありえそう。

中部近畿の遠征勢は
点数リーダーの柴崎淳(三重91期)
渡辺十夢(福井85期)が伊藤裕貴(三重100期)
若手機体の岸田剛(福井121期)と連携。
参加人数が少ない中で柴崎が
大宮バンクをどう対処するのか
また中部近畿の連携はあるのか。

今開催はバンク改修後の初戦、
各選手がどのように走るのか、
走りに影響はあるのか?
三日間、目が離せない。