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RACE2024.12.19

<12月17日~19日>大宮競輪 第67回東京中日スポーツ杯 F1「シリーズ展望」※12/19更新

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【S級戦】」


並び
63 17 425

ラインは3分戦。
①朝倉智仁(茨城115期)に
⑦小林泰正(群馬113期)の関東ライン。
⑥小森貴大(福井111期)に
③中井太祐(奈良97期)の近畿ライン。
④志田龍星(岐阜119期)に
②松谷秀幸(神奈川96期)、
三番手に⑤竹内智彦(宮城84期)が
連携するライン。

本命は松谷。
2着1着での勝ち上がりで調子も良く
連日走りに余裕が感じられる。
目標がいなくても強いのに
決勝戦は志田と言う他地区ではあるが
準決勝を5番手から力強い捲り追い込みで
2着になった志田の番手は
レースを有利に進められる。
しかも初日も連携した竹内が
三番手を固めるの心強い。
竹内も準決勝は素晴らしい動きで2着。
前を任せた坂本が捲り不発になった後の
コース通りと直線の伸びは素晴らしかった。
本人は腰の調子がイマイチと言うが
二日間の動きを見る限り問題なさそう。
準決勝を力強い逃げ切りで
突破した小林の動きも軽快だ。
準決勝は何度も踏みなおし
バック抜かい風を感じさせない素晴らしい走り。
その小林が明日は朝倉の番手。
その朝倉は初日は先行して2着準決勝は
3番手からの捲り追い込みでの決勝戦進出。
小林に任された以上、
準決勝のような走りはしないはず。
2車だが初日のように先行して小林と
直線勝負に持ち込む作戦に出るのでは。
小森の走りも軽快だ。
2着2着での決勝戦進出だが
連日苦しい位置からの捲りは
踏み出しから力強くスピード良く
最後まで踏み切れてるので侮れない存在だ。
連日位置取りは良くないが
中団を取ったり朝倉と志田が
先行争いをするようなら
中井を連れて捲りきる展開になる可能性も。
小森の番手をまわる中井も準決勝では
小森の強烈捲りをきっちり差し切っているように
調子は良さそうだ。

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望【S級戦】」


北日本は竹内智彦(宮城84期)、
伏見俊昭(福島75期)の二人が中心。
竹内は10月青森F1で優勝、
前回いわきでも
初日特選1着で優出と好調をキープ。
北日本の自力が佐々木堅次(福島113期)、
佐々木吉徳(秋田100期)と少ないので
他地区と連携か自分で位置取りして
自力含みの走りも。
どんな展開でも直線長い大宮バンクなら
竹内の縦脚が冴える。

迎え撃つ関東勢の中心は
恩田淳平(群馬100期)、
小林泰正(群馬113期)の二人。
恩田は11月伊東F1で優勝、
コンスタントに1着も取れていて
何より小林という心強い後輩も
いることからチャンスは大きい。
対する小林は6月前橋G3を完全優勝。
小倉G1では結果は残せなかったが
力強い捲りは魅力。

地元の宿口潤平(埼玉91期)は
二場所前の高知F1で優出と好調。
徹底先行の堀江省吾(長野119期)、
磯川勝裕(東京113期)と
連携出来ることから優出のチャンス。

南関勢の中心は点数リーダーの
松谷秀幸(神奈川96期)。
小倉G1で優出、10月平塚F1、
松戸F1、11月熊本F1優勝と絶好調。
いざとなれば捲りも撃てることから
今開催の優勝候補ナンバーワン。

他では山賀雅仁(千葉87期)の自在戦も魅力。
前回松山G3で優出と好調。
大宮バンクの長い直線は
山賀の自在戦には相性良しか。

中部の中心は追加だが岐阜県の二人。
山田諒(113期)と志田龍星(119期)。
山田は10月豊橋F1、11月武雄F1を捲りで
連続優勝と底地力は抜群。
同県の後輩志田もいることから優勝候補の一人。
追い込み勢ではベテランの
山内卓也(愛知77期)、小堺浩二(石川91期)が
山田、志田の後ろを固める。

近畿勢は中井太祐(奈良97期)が中心。
二場所前の奈良F1を優勝、
前回伊東F1は優出こそ逃したが
初日と最終日を1着と好調。
今開催の近畿勢は石塚輪太郎(和歌山105期)、
小森貴大(福井111期)、畑段嵐士(京都105期)、
藤井栄二(兵庫99期)と自力型が豊富。
自力自力で並んで2段駆けの可能性も。

松谷秀幸を中心に
好メンバーが揃った大宮競輪。
初日から熱戦が期待される。