<3月13日~15日>大宮競輪 第11回ニッカン・コム杯&第20回ブリヂストンサイクル杯 F1「シリーズ展望」※0315更新
競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【S級戦】」
並び
51 72 346
決勝戦はライン3分戦。
⑤長島大介(栃木96期)
①武藤龍生(埼玉98期)の関東ライン。
③山根将大(岡山119期)
④伏見俊昭(福島75期)
⑥齋藤登志信の混成ライン。
⑦松本秀之介(熊本117期)
②松岡貴久(熊本90期)の熊本ライン。
本命は武藤。
特選2着、準決勝1着で安定の走り。
準決勝では先行した長島を
ギリギリまで庇って1着は
終始余裕が感じられた。
決勝戦も長島がどんな展開になっても
今の武藤なら差し込めるはず。
長島も3着3着の勝ち上がりだが
2日間ともしっかり仕掛けているので
武藤と2車だが先行捲りの自力で
二場所連続優勝を目指す。
松本も初日は捲り準決勝は
内に詰まるも4コーナー抜け出して
2着と苦しい展開から
決勝戦に進出しているので
決勝戦は同じ失敗はしないはず。
先行はないがしっかり位置取りして
得意の捲りで決着か。
松本の番手をまわる
松岡の準決勝の動きは素晴らしかった。
山根の先行に乗って
2センターで捲ってきた
三谷をブロックして
差し切る走りは良かった。
決勝戦は松本の捲りに乗って
G前差し切るか。
山根は初日は6番手からの捲り
準決勝は先行して2着と動きは良い。
同型の2人は先行が少ないので
山根はマイペースでの先行が濃厚だ。
唯一ライン3車なのも
山根の先行に優位に働く。
山根の番手をまわる伏見が絶好調だ。
初日の1着が今年初勝利とは思えない強さ。
連勝での勝ち上がりで気持ちも乗っているし
山根の先行が濃厚なだけに
4コーナーを番手でまわる可能性が高い。
キッチリ差して久しぶりの優勝を飾るか。
3番手の齋藤も52歳の年齢を
感じさせない伸びを2日間披露。
3着2着の勝ち上がりだが
準決勝では1着だった武藤に
1/8車輪まで迫る伸びる縦脚は良かった。
決勝戦でも伏見が
早めに踏む展開になれば
伏見のスピードを貰ってG前伸びる展開も。
激戦の準決勝を勝ち上がった7人だけに
全員にチャンスのある3分戦は見応え十分だ。
競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望【S級戦】」
北日本の中心は
伏見俊昭(福島75期)。
今年に入り1着こそないが
5場所で3度の優出と好調。
前回松戸F1決勝戦では
新田祐大の捲りを
キッチリマークして
G前1/2車輪まであり迫り
49歳になっても縦脚は健在。
先行中心の組み立ての
照井拓成(岩手115期)。
自在性があり捲り鋭い
根本哲吏(秋田97期)との
連携から縦脚を発揮か。
関東勢の中心は
今開催の優勝候補の
武藤龍生(埼玉98期)。
関東ナンバーワンの追い込みと
言ってもいい素晴らしい選手。
近況は大宮G3、名古屋G3で優出。
3場所前の前橋F1で優勝と好調。
マーク技術、縦脚ともに冴えわたる。
先行型では長島大介(栃木96期)。
どんな展開にも対応出来る自在型。
2月いわき平F1、
前回宇都宮F1を優勝と好調。
前回宇都宮は三日間
目標とする選手がいたので
追い込みでの3連勝だが
いわき平では逃げ切りで優勝と
番組次第で柔軟にレースを組み立てる。
地元埼玉の山田雄大(埼玉117期)、
吉田裕全(埼玉90期)の二人は
調子を落としているが
本来は力のある選手。
地元開催での復活を期待する。
他では河村雅章(東京92期)、
鈴木薫(東京115期)の
東京コンビにも注目。
南関東勢の中心は
佐々木眞也(神奈川117期)。
大宮G3で優出、前回玉野G3では
優出を逃したが初日と最終日で
1着と好調をキープ。
捲り中心の組み立てだが
先行もマークも出来る
柔軟性ある走りは
大宮バンク向きだ。
近況調子を落としている
東龍之介(神奈川96期)も
本来は力のある選手だけに
佐々木との連携で
チャンスが大きくなる。
中部勢は川口聖二(岐阜103期)。
近況はB数が減って
マーク戦も増えていているが
点数は戻りつつある。
中部は参加人数が三人と少ないので
他地区との連携になりそうだ。
近畿勢の中心は
三谷将太(奈良92期)。
今開催点数リーダー。
前回豊橋G1、前々回奈良G3で
優出と好調。
差し脚鋭い追い込みだが
時に捲りもうてる脚力の持ち主。
目標が不発でも自ら動いて
チャンスを掴む。
ホームバンクの奈良が333バンクだが
直線の長い大宮バンクにも
対応してくるはずだ。
中国四国勢の中心は
ベテランの三宅達也(岡山79期)と
久米康平(徳島100期)。
三宅は前々回伊東F1で優勝と好調。
前回名古屋G3でも2勝と
差し脚が冴えわたっている。
大宮の長い直線は三宅に味方するはず。
近況1着なく調子を落としている久米だが
本来は力のある選手だけに
山根将太(岡山119期)や
昼田達哉(岡山121期)と連携すれば
二段掛けも出来るので
他地区の選手にとっては脅威だ。
九州勢の中心は井上昌己(長崎86期)。
差し脚冴える追い込み。前回久留米F1を
病気欠場しているのが気になるが
F1開催ではコンスタントに優出していて
松本秀之介(熊本117期)との
連携からチャンスを掴む。
松本は一時期より点数を落としているが
強烈な捲りは魅力だ。
近況はB数が減っているだけに
大宮バンクなら捲り追い込みになりそうだ。