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RACE2025.6.29

<6月27日~29日>大宮競輪モーニング7 CTC杯 F2「シリーズ展望」※6/29更新

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 決勝戦展望【A級チャレンジ戦】」


並び
17 23 46 5

ラインは四分戦。

①藤田祐大(茨木125期)に
⑦土屋仁(茨木84期)の茨木ライン。
②桜井大地(静岡111期)に
③坂元洋行(三重88期)。
④角田光(福島125期)に
内村竜也(山口93期)。
⑤邊見祐太(新潟119期)は単騎戦。

動く4人の中で一番動きがいいのは④角田。
連日力強い走りで特に準決勝では
同期稲留を突っ張り
大宮バンクで1周以上先行して
上がりタイム14秒代とタイムまでいい
(二日目はバンクが重かったようなので)。
積極性もレース内容も四人の中で一番。
スピード、末脚申し分なく本命。
角田の後ろを選択した⑥内村も
初日準決勝と動きがいい。
落車空けで体調が心配されたが
動きに問題なく角田マークからチャンスを伺う。
角田の次に動きがいい⑤邊見。
初日は逃げて2着。準決勝では優勝候補だった
佐藤大地を破って1着で決勝戦進出。
近況も良くライン分散の決勝戦は
レースの幅がある邊見にとってチャンスだが
単騎なので後手を踏まない走りが出来るか。
優勝候補の一人、①藤田。
連勝での勝ち上がりだが
本来の力強い走りが今回はみえない。
本人もレース内容には納得していないようで
積極型が揃った決勝戦では後手になる可能性も。
本来の走りが出来るかに注目したい。
藤田の番手をまわる⑦土屋は変わらず好調を維持。
連日危なげない走りで余裕がある。
藤田が積極的な走りをしてくれれば
2場所連続優勝も期待出来る。
調子の良さでは③桜井も負けてない。
3着3着での勝ち上がりだが、初日は突っ張り先行、
準決勝は位置を取って決勝戦進出と
先行以外での走りは珍しく以前と違って
レースの流れを見て
無理な仕掛けをしなくなったのは余裕の表れか。
スタートも早いが決勝戦では
本来の先行が見れるか注目したい。
桜井の後ろを選択した③坂元。
準決勝では佐藤大地のカマシに離れてしまったが
その後の動きは抜群だった。落ち着いた走りで
ゴール前のコース取り差し脚ともに良かった。
先行が予想される桜井の番手だけに坂元の優勝も。
桜井への評価も高く坂元の走りに注目したい。

好メンバーが揃い全員にチャンスがあり
自力選手が多いので見応えある決勝戦が予想される。

競輪解説者 井上善裕さんによる「大宮競輪 レース展望」


北日本勢の中心は角田光(福島125期)。
前回佐世保では優出を逃しているが
前々回大垣では3日間バックを取って
3連勝と好調。
北日本は参加人数が少ないので
他地区のマーク屋との連携で
同期対決に望むことになりそうだ。

関東勢の中心は
追加だが藤田祐大(茨城125期)。
今開催の点数リーダーで
優勝候補ナンバーワン。
今年30勝、優勝4回と抜群の成績。
特別昇班していないのが不思議なくらい。
徹底先行ではないが、先行捲りで優勝を狙う。
他では、ベテランの土屋仁(茨城84期)。
前回弥彦で3連勝と絶好調。
今年19場所で16回の優出、2回の優勝と
新人選手のような成績で衰えを感じさせない。
同県藤田との連携から3回目の優勝を狙う。
地元埼玉は大ベテランの
高橋京治(埼玉51期)がラストラン。
古寺伸洋(埼玉78期)は代謝がかかる大一番。
二人の走りにも注目したい。

南関勢は徹底先行の桜井大地(静岡111期)。
前回伊東で2勝。前々回熊本では優出と好調。
新人相手でも徹底先行のスタイルを貫く走りは
思わず応援したくなるレーススタイル。
先行出来ないと大敗してしまうことが多く
ネックになってしまう可能性もある。
他では藤原清隆(静岡87期)。
安定した成績を残す追い込みで
前回、前々回と連続優出中で好調。
同県桜井との連携から優出を目指す。

中部勢の中心は佐藤大地(三重125期)。
藤田に負けない成績で
やはり特別昇班していないのが
信じられないほどの選手。
先行中心の戦法でラインを引き連れる走りは
勝ち上がり戦ではマーク屋の信頼も厚い。
他ではベテランの坂元洋行(三重88期)。
2場所連続優出中で好調。
初日二日目は安定した成績を残していて
同県佐藤と連携出来るのは強みだ。

近畿勢は中野彰人(和歌山93期)。
4月岸和田での落車から
調子を落としているが
本来は力のある選手だけに
復調具合が気になるところだ。

中国勢は原田峻治(山口125期)。
初日予選での大敗も目立つが負け戦では
キッチリ成績を残しているので
力はあるはずで500バンクで
落ち着いて走ればチャンスが広がるのでは。

四国勢の中心は岡本翔(愛媛123期)。
優勝こそないが安定した成績を残す
自在性ある選手。他では
大ベテランの梶應弘樹(愛媛57期)。
前回別府予選で1着と
衰えを感じさせない走りで、
大宮バンクでの走りにも注目したい。

九州勢の中心は稲留敦貴(鹿児島125期)。
前回静岡では優出を逃したが
8場所連続優で優勝2回と力のある選手。
自在性もありどの様な組み立てで
大宮バンクを走るのか注目したい。

今開催はガールズ選手も参加。
前回岸和田G1で準優勝の
尾崎睦(神奈川108期)や
地元埼玉の高橋梨香(106期)
先行中心の太田美穂(三重112期)など
好メンバーが揃い見ごたえある
開催になりそうだ。