ニュース

topics

RACE2023.11.26

<11月24日~26日>西武園競輪モーニング7 第28回楽天ポイント使えるKドリ杯 F2「レース展望」※11/26更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」


並び
147 25 63

関東ラインは特選同様、
東京の鈴木に地元の丸山の埼京ラインに
3番手を新潟の原田が回りライン3車。
南関東ラインも特選同様、
千葉の藤田に静岡の石橋。
中部近畿ラインは奈良の野口に
石川の坂上が付き
3対2対2の3分戦となった。
ラインの先頭を走る3人は
自力タイプは鈴木1人だけ。
藤田は自分でも動けるが
準決勝戦で地元の後ろを回ったように
近況は人に任せるレースが多い。
野口も近況は追い込み主体で
長い距離を踏むレースは考えにくい。
鈴木は連日捲りながら連勝で勝ち上がり
スピードの違いを見せているが
消極的なレースが気になる。
特選は仕掛ける前に行かれた感はあるが
準決勝戦はカマせたはず。
4角仕掛ければラインで決まった可能性が高い。
勝ちに拘りすぎると危険。
藤田の「前で頑張る」のコメントは
おそらく自力自在戦。
野口の「自在」のコメントは文字通りの総力戦。
鈴木が車番の利を生かして前受けなら
野口が一旦押さえて
藤田はさらに切るか中団に拘るか。
藤田は鈴木の間隙をついての奇襲もありそうだが
野口は位置取り重視になるか。
鈴木は突っ張りよりは
引いてのカマシ・捲りの方が持ち味が生きる。
おそらく捲りでも5番手あるので
捲り切れるとみるが
仕掛け遅れると不発の可能性も。
野口も藤田も早駆けはなく
飛びつき含みなので4角カマせれば
マイペースで逃げ切れるとみる。
地元の丸山は前回奈良で3日間鈴木マークと
今節の初日特選まで4戦連続連係して
オール2着だが鈴木の番手無風なら逆転も可能。
同型不在で鈴木が構え過ぎずに
仕掛けられれば押し切りVが有力。
地元の意地で、丸山が差し迫る。
野口が番手飛びつきなら、藤田の一発に警戒。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(11/26)」

☆5R A級特選「埼京ライン優勢」

 ◎○  注  △×
 146 52 73

☆7R A級決勝「鈴木の完全V期待」

 ◎○△ ×   注
 147 25 63

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望」


鈴木輝大(東京113期)の機動力が抜けている。
今期V4、来期S1班昇級も決まり、戦歴は断然。
前回奈良で完全V奪取。初日特選逃げ切り
準決勝、決勝戦は快速捲りを披露し
今節も一緒の丸山直樹(埼玉93期)と
3日間同乗してワンツーを決めた。
西武園バンクは前回10月3.5.欠。
初日特選仕掛け遅れて届かず
準決勝戦インに詰まり力を出せず敗れ
今節はリベンジ戦となる。
アマチュア時代から走り慣れた
元ホームバンクなので
同じ轍は踏まないはず。
前々回昨年10月S級戦優出しており
イメージは悪くないはず。
V候補筆頭に推す。

鈴木後位は 地元 丸山直樹(埼玉93期)が主張する。
目下2場所連続準Vと成績は安定しており
前回奈良で鈴木輝大と連係済みなのは心強い。
西武園はV歴もあり
前回今年5月S級戦補充ながら
1着と相性も悪くない。
差し脚切れるタイプなので
鈴木の仕掛け処次第では逆転も可能。

地元の戸邉捺希(埼玉117期)が上昇気配。
航続距離は長くはないが
スピードある捲りは魅力。
西武園は昨年10月1.2班戦で
初Vを飾ったメモリアルバンク。
鈴木輝大と一緒に練習もする
先行力ある岡田亮太(東京117期)もおり
埼京ラインが本線になる。

対するは藤田大輔(千葉91期)の自在戦。
今期降級後V1はやや物足りないが
長らくS級戦を戦ってきた経験値は確か。
近況は目標あるレースが多く、
自力で戦うレースは
減ってはいるが、縦脚は健在。
西武園は近歴では
昨年4月S級戦4.6.1着。
2日目先行するも捲られ敗れたが
最終日は番手戦ながら
飛び付かれ外並走をさらに捲りが来る
厳しい展開を凌いで
1着の強いレース内容だった。

同県後輩の荒川仁(千葉121期)は
安定感には欠けるが
カマシ・捲りに威力があり
荒川目標ならV争いも必至。

縦脚ある石橋慎太郎(静岡88期)が
藤田後位を固める南関東ラインが対抗格。

中部近畿ラインは松山桂輔(愛知88期)と
坂上忠克(石川71期)のS級下がりの
実力者が軸になるが目標が不在。

予選から先行力ある
菱田浩二(京都97期)と伊藤歩登(兵庫113期)が
勝ち上がれば勝負になるか。

あとは徹底先行タイプの小坂丈(茨城121期)と
カマシ・捲りに威力ある荒川仁(千葉121期)の
121期生に注目したい。
小坂は前受けからの突っ張り先行多く
7月昇班後1.2班戦優出は1回だけだが
積極性は今節トップクラス。
西武園は昨年12月チャレンジ戦1.1.④着。
戦法が確立された現状なら
大駆けあっても不思議ではない。荒川は在所時に
ゴールデンキャップを獲得した逸材で
特昇初戦の取手完全V奪取とポテンシャルは高い。
成績にムラはあるが、カマシ・捲りの威力は十分。
西武園は今年4月1.6.1着。初日と
最終日は逃げ切り勝ちを飾っており
組み立て次第ではV争いに加わって来る。

戦歴に勝る鈴木輝大が
ラインの厚みも生かしてV争いをリードする。
荒川仁-藤田大輔の千葉コンビが逆転候補。
菱田浩二 次第では
松山桂輔と坂上忠克にもチャンスありとみる。