<3月7日~9日>西武園ミッドナイト競輪 第14回チャリロト杯 F2「シリーズ展望」※0309更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」
並び
13 524 67
北日本ラインは特選同様、
宮城の菅野に青森の開坂。
南関東ラインは準決勝戦同様、
神奈川の高本に静岡の桜井。
関東ラインも特選同様、
茨城の土田に栃木の江連が番手を回り
3番手を地元の山崎が固め
ライン3車を形成し
2対2対3の3分戦となった。
ラインの先頭を走る3人の比較は互角。
準決勝戦の走りについては
菅野と土田は初日特選の反省を生かして
菅野は前受けからの突っ張り先行2着、
土田は中団から早めの巻き返しで
打鐘前先行2着とともに
ライン決着に導いた。
高本は後ろ攻めから一旦押さえて
内藤と佐々木の先行争いを
豪快に捲り切った。
状態が良さそうなのは高本と江連。
高本は初日予選、前受けからの
突っ張り先行逃げ切り勝ち。
準決勝戦は展開が向いたとはいえ捲り快勝。
連日後続を寄せ付けない走りは圧巻だった。
江連は準決勝戦は
番手すんなりで展開が向いたが
菅野を差し切り快勝。
初日特選は4角4番手から
直線外を伸びて2着と車の伸びは良い。
土田は直前の追加と
直近の成績が良くなく心配されたが
準決勝戦の走りをみると心配はなさそう。
菅野も準決勝戦の走りをみると
いつものレーススタイルができている。
先行はスタイル的に
菅野か土田のどちらか。
高本は車番が悪いので
一旦動いて、両ラインの出方をみるか。
車番の良い菅野が前受けから
突っ張るか引いて
カマシて主導権を取るとみて
菅野の押し切りVに期待する。
番手開坂の差し切りも互角。
ライン3車の土田が主導権なら
番手江連の差し切りも十分。
先行争いあれば
好調高本の捲り一発も魅力あり
好勝負必至とみる。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級戦】」
有力な機動力タイプの競走得点差が少なく
各地区のマーク陣もしっかりしており
評価は難しいが、近況のレース内容から
菅野航基(宮城119期)の機動力に期待したい。
直近2場所、全てのレースで
主導権を握り3連対率100%とレース内容は満点。
前回岸和田2.1.③着では、初日特選は
北日本3人でライン決着に導き
決勝戦では番手小原丈一郎のVに
貢献する走りを見せていた。
西武園は2022年2月特昇初戦2.5.1着以来
久しぶりの参戦となるが準決勝戦は
先行争いに勝つも末を欠いて敗れたが
最終日特選は先行争いに勝ち
かつ逃げ切りの力強いレース内容だった。
バンク特性生かし、逃げ切りVを狙う。
番手はS級下がりで
差し脚切れる開坂秀明(青森79期)。
菅野の航続距離次第では差し切りも十分。
北日本ラインは先頭員早期追い抜きで失格、
長期欠場明けの立花昌也(青森123期)と
昨年11月当所で優出した
佐々木祐太(岩手123期)の機動力タイプ揃い
前後微妙も菅野の前回りなら
より強固なライン形成になり
北日本ラインが本線。
内藤久文(愛知117期)の機動力も差がない。
今期4場所全て優出、
V1準V1回3着1回(佐世保は中止)決勝戦の
3連対率100%と安定感は抜群。
以前ほどの積極性は見られなくなったが
流れに応じた柔軟なレースができている。
前回玉野準Vは最終バック3番手キープも
対応できず立ち遅れたが
直線伸びてタイヤ差まで迫っているので
状態は悪くない。
西武園は過去2戦して
前回昨年3月1.1.⑥着、
前々回2021年12月1.1.⑤着と
先行基本に連勝で勝ち上がりを決めており
イメージは良いだろう。
番手は前回玉野でも同乗した
マーク堅実な藤原誠(岐阜69期)。
中部ワンツーも互角だ。
中部ラインは先行力ある大谷靖茂(愛知93期)と
安定マーカー太田剛司(愛知97期)もおり
戦力的にも北日本ラインと差はない。
関東ラインは機動力ある
土田武志(茨城115期)を軸に
実績ある江連和洋(栃木76期)近況安定感ある
地元の山崎輝夫(埼玉99期)の縦脚ある
追い込みタイプがラインを形成する。
軸になる土田が直前の追加斡旋と
直近2場所ひと息の状態が気になり
評価を下げたが実績ある機動力タイプの
矢口啓一郎(群馬86期)もおり
ライン長くなれば、関東ラインで独占も可能。
南関東ラインは
高本和也(神奈川121期)の機動力に
櫻井丈(静岡89期)と鈴木良太(静岡86期)の
ベテランマーカーが続く。
高本は力はあるが組み立ての甘さが見られ
ここでは評価は下げたが一発の魅力は十分ある。
近況の充実度と航続距離の長さを加味して
菅野航基がややリード。
番手開坂秀明とのV争いが中心。
今節のシリーズリーダー内藤久文が
互角のV候補。
土田武志目標から江連和洋と山崎輝夫の
抜け出しと高本和也の一発も魅力で
混戦必至とみる。