ニュース

topics

RACE2021.7.31

<7月29日~31日>西武園競輪モーニング830 第16回e-SHINBUN賞&ちふれASエルフェン埼玉カップ Fll「レース展望」※7/30更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(7/31)推奨レース

☆3レース「本間の機動力中心」

 △  ×  ◎〇注
 16 43 752

☆4レース「福島ライン優勢」

 ◎〇△ 注 ×
 312 5 467

西武園 チャレンジ戦決勝戦 展望

並び

17 264 53

北日本ラインは宮城の上遠野-山崎。
関東ラインの並びは、準決勝戦同様、
地元の桑名-工藤と山梨の加賀美-新潟の本田の
信越ラインに分かれたが、
南関東単騎の神奈川の金田に信越ラインがつき
即席ラインを形成、3対2対2の3分戦となった。
信越ラインは、119期生相手に自力で戦うよりは、
空いている金田について、
3分戦にした方が良いと加賀美が判断したようで、
本田の了承を得た上で、
サプライズラインが出来上がったようだ。
ラインの先頭を走る3車は、同期対決となり、
お互いに負けられない戦いになる。
2日間の走りを見て、内容が1番良いのは金田。
連日、積極的な先行策で勝ち上がり、タイムも良い。
桑名は、準決勝戦逃げ切り勝ちと
戦法の幅の広さを見せた。
前回の落車の影響は、完調とまではいかないが、
心配はなさそうだ。
上遠野は在所成績では、一番積極的だったが、
今節は、連勝の勝ち上がりも、
連日捲りになっているのが気になる。
桑名の前受け、中団に金田、
後ろから上遠野が一旦押さえて、
金田が叩きに行く展開か?
上遠野がどう出るか?
ダッシュには自信があるので、
突っ張るか?引いて構えるか?
引けば、中団は桑名が渡さない。
構えれば、準決勝戦のように
金田の先行を捲れるかは疑問。
先行は、金田か上遠野のどちらか。
金田はラインの厚みを生かしたい。
上遠野はダッシュを生かした仕掛けになる。
先行争いなら、桑名のチャンス。
3人とも、勝てば初優勝になるが、
ライン3車の利を生かして、
金田の機動力が中心となる。
桑名の自在戦も互角。
上遠野は、先行争いよりは、
捲りと見て、桑名との位置が鍵になる。
いずれにせよ、119期3人のV争いとみる。

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園ガールズ戦展望

尾崎睦(神奈川108期)の機動力が上位だ。
近況も6場所中V4と勝負強さを発揮しており、
レースの流れの中で、
柔軟な走りもできていて、
戦法にも幅が出てきた。
西武園は過去5戦全て優出しており、
2着1回3着3回とV歴はないが、
安定した成績を残している。
前回2020年10月ガールズ6R制の
好メンバー揃う中、1.1.②着で
高木真備(東京106期)の準V、
ガールズGP出場に向けた
気迫溢れるレースをしていた。
持ち前のパワー溢れる自力に加え、
自在性も身につけた現況なら、
V候補筆頭に推す。

柳原真緒(福井114期)も差はない。
前回函館のガールズケイリンフェスティバルは、
一息だったが、近況成績V2、準V2回と
ダッシュを生かしたカマシ・捲りを武器に
抜群の戦歴を残している。
西武園は過去3戦して、
2019年12月ミッドナイトフィナーレ3着、
2020年3月1,1.⑥着、
2020年10月ガールズ6R制3.3.1着と
捲り中心のレースをしていた。
近況は積極的なレース内容をしており、
尾崎より前で仕掛ければ逆転も可能だ。

中嶋里美(愛知110期)の先行力も魅力ある。
今年は1月取手のガルコレトライアル以外は、
全て優出と安定した成績を残している。
5月静岡ではV奪取と
前々攻めるレーススタイルは当所向きだ。
西武園は2018年11月初Vを
逃げ切りで飾ったメモリアルバンクで、
イメージも良いはず。
尾崎と柳原の間隙をつければ面白い存在だ。

地元の高橋梨香(埼玉106期)と
飯田風音(埼玉120期)に注目したい。
高橋は巧みな位置取りと
シャープな差し脚を武器に、
近況成績は安定している。
西武園は良い時も悪い時もあるが、
過去には準V2回と
悲願の地元Vまであと一歩。
飯田は在所成績第2位で、
ゴールデンキャップ獲得した
埼玉期待のルーキー。
7月の本格デビュー後は、
プロの洗礼を受けて、
まだ実力を発揮できてないが、
前回松戸の初日のレース内容は良く、
積極的なレースを貫ければ、
ポテンシャルも高いだけに、
才能開花も早くなるだろう。

あとはスタート早く、捌きも上手い
小坂知子(岐阜104期)までが争覇圏内。

尾崎睦と柳原真緒の2強対決とみるが、
中嶋里美の食い込みと
地元の高橋梨香・飯田風音の
一発にも期待したい。