＜9月14日～16日＞西武園競輪 第60回東京中日スポーツ杯 Fl「ﾚｰｽ展望」※9/16更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
１５４ ２ ６ ７３
南関東ラインの並びは、準決勝戦同様、
神奈川の桐山に千葉の田中。
関東単騎の吉澤の後ろは特選同様、
青森の永澤がつき、
同県新山が3番手を回り、ライン3車。
岐阜の不破と大阪の岡崎は、
それぞれ単騎自力戦を選択し、
3対2対1対1の細切れ戦となった。
2日間の走りを見て、
状態の良さは岡崎が一番良く見え、
差がなく桐山も良さそうだ。
岡崎は連勝での勝ち上がりを
逃げ切りで決めた。
準決勝戦は三谷の援護もあったが、
上がりタイム11秒5は立派。
桐山も予選は、
余裕ある番手捲りと準決勝戦は、
武田後位が競りになったところを
逃さず叩いて、逃げ切り連勝。
吉澤は連日、仕掛けが遅い。
準決勝戦は不利はあったが、
特選と同じタイミングで行きかけたのに、
庄子の仕掛けを待ったのも気になる。
アキレス腱断裂の影響で、
末脚が課題と言っていたが、
やはり航続距離が短くなっていて、
自信がないのか、
いつもの吉澤らしい走りではない。
永澤は準決勝戦の捌きはさすがで、
競走得点トップの貫禄を見せた。
先行はそれでもライン3車の
吉澤か桐山のどちらかだろう。
不破は好位を取って仕掛けたい。
連日先行している岡崎も、
単騎での先行は考えづらく、
溜めて一発狙いか？
実績と点数上位の吉澤-永澤が、
ライン3車なら、いかにも有利に見えるが、
吉澤の気持ち次第だろう。
一周位なら、先行しても問題ないと思うが、
長い距離になるとどうか？
実績とライン3車の利を考え、
吉澤の押し切りVに期待する。
吉澤先行なら、永澤の差し切りは必要。
桐山の自力自在戦は、要警戒。
単騎の不破と岡崎も一発あり、
簡単には決まりそうになく、波乱必至か？
競輪解説者 田淵浩一氏による ３日目最終日（9/16）推奨レース
☆2レース「緑川の逃げ切り期待」
注× ◎〇△
３１６ ５２４
☆10レース「関東ライン優勢」
〇◎注 △ ×
５７３ ２ ６１４
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fl戦展望
吉澤純平(茨城101期)の機動力が
ややリードしている。
今年は落車やアキレス腱断裂等、
前半戦はまともに走れなかったが、
7月サマーナイトフェスティバルから復帰し、
8月川崎G3ではV奪取、F1戦も連続優出中と、
復調してきた。
完調手前とみるが、強力な同型不在の今節、
西武園バンクの特性を利し、シリーズを牽引する。
西武園は昨年7月S級戦としては、初出走となり、
5.1.①着のV奪取。練習には来ているので、
走り方もわかっていて、イメージも良いはず。
茨栃ラインで、同期の金子幸央(栃木101期)との
連係なればよりチャンスは広がるだろう。
対するは、永澤剛(青森91期)の総力戦。
追い込み主体にグレード戦でも
活躍するファイター。
同県の坂本周輝(青森100期)や
藤根俊貴(岩手113期)目標からの捌きに注目。
西武園は昨年6月4.1.⑦着で、
縦横無尽の走りを見せていた。
目標不在なら、一番強い自力選手の後ろを
主張するシーンもありそうで、
吉澤マークの可能性もあるか。
三谷将太(奈良92期)の出方にも注目したい。
中部ラインの不破将登(岐阜94期)、
川口公太朗(岐阜98期)との連係か？
総力戦での戦いになるか？
元来は、厳しい位置取りが信条だが、
近況は捲りも出ていて地元記念V。
F1戦も安定しており、どう戦うかが鍵になる。
岡崎智哉(大阪96期)目標ならV争いに加わってくる。
地元勢は、金子哲大(埼玉95期)と
久木原洋(埼玉97期)に、
堅実マーカー岡光良(埼玉94期)と
V争いに加わるメンバーが揃った。
金子は落車欠場明けの不安はあるが、
久木原は今年7月富山でS級初Vを飾り、
近況成績はアップしている。
岡は今年4月の当所記念3.3.4.4着と
しぶとい走りを見せていた。
徹底先行タイプの
武田亮(東京115期)にも注目したい。
7月昇級後、まだ優出はないが、
4場所中6勝を挙げており、
西武園初参戦ながら当所向きの脚質だ。
武田が力を発揮すれば、
埼京ラインで地元勢もチャンス到来。
南関東ラインは、田中晴基(千葉90期)、
桐山敬太郎(神奈川88期)の自在タイプと
決め脚ある白戸淳太郎(神奈川74期)がいるが、
中でも田中は記念連続優出中と
好調をキープしている。
西武園は過去には同県と競るなど、
シビアなレースをしており、侮れない存在だ。
強力な先行タイプ不在で、
吉澤純平の機動力中心に関東ライン優勢とみる。
永澤剛や三谷将太の実力者も総力戦で差はなく、
田中晴基の自在戦も好勝負必至。未知数ながら、
武田亮には台風の目になるか？期待したい。