RACE2017.11.24
田淵浩一の展望記事11月27日~29日開催分
田淵 浩一展望記事 11.23 |
第56回報知金杯争奪戦 F1 |
S級展望 |
【高橋陽介選手】
今節のS級戦は、競輪祭直後の開催で、
傑出した選手不在で乱戦模様。
中心は、高橋陽介(青森89期)。
しばらく優勝こそないが、6月高松宮記念杯では、
逃げ切り1勝あげ、8月小田原記念では優出と、
グレードレースでも通用する自力勝負は、ここでは戦歴上位。
特に捲りのスピードは、G1級でV候補筆頭。
【明田春喜選手】
マークは、同期の明田春喜(北海道89期)だが、
東龍之介(神奈川96期)あたりも
南関東勢の勝ち上がり次第では、主張する可能性がある。
【金子哲大選手】
関東勢は、地元の金子哲大(埼玉95期)に期待。
積極的なレーススタイルで、
磯田旭(栃木96期)、杉本正隆(茨城96期)の援護もありそうで、
仕掛け次第では、関東勢で連独占もありえる。
【前田拓也選手】
実力者、前田拓也(大阪71期)も堅実で、
森川大輔(岐阜92期)、中西大(和歌山107期)の
中部近畿の自力型がおり、
展開次第ではチャンスある。
【山形一気選手】
2班ながら、山形一気(徳島96期)、
高原仁志(徳島85期)の徳島コンビも元気だ。
高原は8月久留米、山形は前回岸和田で優勝と勢いがあり、
先行争いあれば一発可能。
あとは、中西大(和歌山107期)に注目している。
今期S級昇級してきて、徹底先行で売り出し中。
G1組不在の今節は台風の目になりそうな気配。
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A級展望 |
【齋藤正国選手】
A級戦は、齋藤正国(栃木87期)が追加参戦、主役を務める。
自力自在に今期V2、競走得点トップで安定感抜群。
後位もベテランマーカーの伊藤一貴(栃木72期)、
黒崎直行(栃木57期)がおり栃木ライン強力。
関東で地元の伊藤亮(埼玉92期)も2期連続S級点獲得に向け、
地元戦のここは得点アップさせたいところ。
そろった関東ライン有力。
【佐藤雅春選手】
対するは、佐藤雅春。
前々回大垣ミッドナイトで優勝を飾り、戦歴も安定しており、
機動力上位。中村弘之輔(北海道109期)が勝ち上がってくれば、
さらにチャンスが広がる。
マーク棟方次郎(青森73期)との北日本ラインも差がない。
【加藤健一選手】
南関東勢は、加藤健一(神奈川107期)の機動力に期待だが、
9月前橋での落車欠場後、以前の勢いはない。
前々回平塚で捲って優勝したが、元来は徹底先行タイプ。
復調してきているが、まだ本調子ではないのでは?
同県の渡邊秀明(神奈川68期)、中井達郎(静岡74期)の
追い込み勢は加藤健一や
ベテラン坂木田雄介(千葉78期)次第で、争覇圏内。
【中村弘之輔選手】
最後に中村弘之輔(北海道109期)。
5月静岡で特別昇班後も着実に力をつけてきて、
S級昇級も狙えるところまで来ている。
スピードある自力勝負に3日間注目したい。
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S級戦は、高橋陽介に期待も乱戦模様。
A級戦は、齋藤正国筆頭に栃木ライン中心とみる。