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RACE2021.4.18

開設71周年記念 西武園競輪「ゴールド・ウイング賞」GⅢ 田淵浩一レポート ※4/18更新

西武園記念4日目(4/18)決勝戦展望

☆12レース「高橋の記念初Vに期待」

◎〇 ×△   ▲  注
35 82 1 7 496

北日本ラインは2日目同様、高橋-守澤。
南関東ラインは準決勝戦同様、
千葉の野口に静岡の岡村-萩原。
広島の町田には、福岡の園田がつき
西日本ラインを形成し、
地元の宿口と京都の村上は、
それぞれ単騎戦を選択して、
3対2対2対1対1の細切れ戦となった。
先行は徹底先行タイプでライン3車の野口と
大物ルーキー町田が存在感をアピールする為にも、
主導権は譲らないだろう。
高橋は、先行争いを見ながら、
緩んだところを逃さず仕掛けたい。
宿口と村上は好位キープからのレースになる。
野口は初日こそ捲りになったが、
連日、長い距離をもがき切っての3連勝。
準決勝戦はV候補筆頭の平原を破る大金星をあげた。
町田も連日、後続を離す走りで、
準決勝戦は本人も「無意識」と言うが、
4角自ら渡邉の番手捲りを牽制する
根性ある走りを見せた。
野口が押さえて先行、中団に高橋と単騎勢、
後方から町田がカマシていく展開か?
町田がカマシ切れれば、押し切りVまで狙える。
先行争い長引けば、高橋の捲りが決まる。
捲りの効かない西武園バンクで、
捲りの上を捲り切った準決勝戦の走りは圧巻だった。
単騎戦も村上は位置取り含め、
レースが上手いので、要警戒。
地元の宿口は、嬉しい地元記念初優出。
地元の期待を背に、頑張って欲しい。
野口と町田で先行争いとみて、
高橋の捲りが炸裂、記念初Vに期待する。
守澤の逆転は押さえ。
町田が野口を封じて逃げ切れば、新星の誕生だ。

【狙い目】
 3連単
 3=5-2.7.8.9
 3-2.8-2.5.8
 8-2.3-2.3.5.7

地元・埼玉支部所属選手 3日目(4/17)コメント

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「黒沢の頑張りにつきる。
 地元記念初優出は嬉しい」

小沼 良選手(埼玉・68期)
「必死に頑張るだけ」

西武園記念3日目(4/17)推奨&展望

☆12レース「平原の3連勝期待」

〇◎注 ×△     ▲
518 297 6 43

地元ラインは特選同様、
森田-平原に岡が続き本線。
南関東ラインは、
初日連係した野口(千葉)-岡村(静岡)に
萩原(静岡)が続きライン3車。
松川-合志の熊本コンビ。
広島の佐伯は単騎戦を選択し、
3対3対2対1の4分戦になった。
先行は、森田か野口のどちらか。
連勝で勝ち上がり、ライン3車の野口は、
先行に拘るだろう。
平原-岡の同県の先輩つける森田は、
先行基本に組み立てるが、準決勝戦だけに、
無理駆けはしない。
松川は中団から仕掛けたい。
佐伯は2次予選で守澤を捌くレースを見せたので、
やはり位置には拘りそうだ。
森田がダッシュ力を生かして、主導権を取れば、
番手平原で問題ないが、
パワーに勝る野口が主導権を奪うと、
中団欲しい松川や単騎佐伯も続き、
簡単には捲れない。
森田も中団に拘ると波乱もあり得る。
平原は「自転車変えて正解」と言うように、
どんな展開でも対応できるはず。
森田が野口を突っ張りかカマシて
主導権を握るとみて、番手平原が本命。
ダッシュ戦になると、
3番手岡はつけ切れない可能性もある。
森田不発なら、野口の逃げ切りは特注。
先行争い激しくなれば、
熊本コンビにもチャンスあり。

【狙い目】
 3連単
 1-5-3.4.6.8
 2-1.9-1.7.9

☆11レース「北日本ライン優勢」

〇◎ ▲△  ×
53 196 284
        7
        注
        競
        り

北日本ラインは、福島の渡邉に秋田の守澤。
京都の稲垣-村上(義)に
愛知の村上(卓)がつき中部近畿ラインを形成。
中四国ラインは、広島の町田に
徳島の久米と香川の池田の並びだが、
福岡の田中が「町田ジカ」を宣言し、
番手は競りになり、2対3対4の3分戦となった。
連日、圧巻の走りで連勝で勝ち上がった
大物ルーキー町田。
初の西武園バンクも「軽い」と言い、
連日上がりタイムも一番時計で状態は文句なし。
後位の競りは、田中に分があると思うが、
つき切れるかどうか?は疑問。
2日間同様に後方に下げさせられる
展開になると追走は厳しい。
先行は町田か渡邉で、
稲垣は中団からの仕掛けになりそう。
渡邉が先行態勢に入り、中団に稲垣、
6番手から町田のカマシなら、
町田後位は離れ、番手には渡邉。
町田押さえ先行なら、競り合いを渡邉が捲る展開。
町田不発なら、番手守澤の差し切りとみて、
北日本ラインを上位にとったが、
町田の単騎逃げ切りの可能性も大。
実績ある京都コンビも軽視出来ない。

【狙い目】
 3連単
 5=3-1.2.9
 3.5-2-3.5
 2-3.5-1.3.5.9

☆10レース「高橋の機動力に期待」

◎〇 ×△ 注▲
93 71 526 84

地元の黒沢-宿口には、
東京の佐藤がつき埼京ライン。
南関東ラインは、特選同様、
神奈川の和田(真)に千葉の和田(健)。
山田-山口の岐阜コンビ。
北日本単騎の福島の高橋後位には、
同じく九州単騎の福岡の園田がつき
即席ラインを形成し、
3対2対2対2の4分戦となった。
積極タイプ揃い、
主導権争いは激しくなりそうで、
展開は読みづらく、実力差も少なく、
準決勝戦一番の激戦区。
先行は、航続距離の長い山田か
黒沢の113期両者とみる。
山田は2次予選単騎ながら、
思い切りのいいレースをしており、
間違いなく前回より上向き。
黒沢は2次予選トリッキーな動きも見せたが、
ライン3車の利もあり、初日同様長い距離を踏みたい。
和田(真)は、先行争いを好位キープから捲りたい。
高橋も積極的なタイプだが、
後ろの園田が同地区ではないので、
自分のタイミングで仕掛けられる。
スピード上位の高橋の一発に期待する。
先行争いを避け、捲り一撃で決勝一番乗りを狙う。
和田(真)-和田(健)の南関東ラインも互角。
黒沢に乗る宿口も要警戒。

【狙い目】
 3連単
 9-1.2.3.7-1.2.3.7
 7-1.9-1.2.3.9

地元・埼玉支部所属選手 2日目(4/16)コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「自転車変えて正解。
 地元ワンツースリーで良かった」

岡 光良選手(埼玉・94期)
「冷静に走った。結果オーライ」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「勝てたけどラインで決められず反省のレース。
 準決勝は出し惜しみせず頑張る」

黒沢 征治選手(埼玉・113期)
「地元3人で決められてホッとした。
 決勝目指して頑張る」

植原 琢也選手(埼玉・113期)
「勝てたけど組み立てが良くなかった。
 もっと余裕と自信を持って戦えたら」

西武園記念2日目(4/16)推奨&展望

☆12レース「平原の連勝有力」

×注 〇◎△     ▲
52 197 64 83

地元ラインは黒沢-平原-岡の鉄壁なラインを形成。
中四国ラインは徳島の久米に岡山の戸田。
中部ラインは石川の奥出に愛知の水谷。
千葉コンビは山本-成清の並びで、
3対2対2対2の4分戦になった。
先行は黒沢か奥出のどちらかと思われるが、
やはりライン3車で
平原-岡の同県の先輩つける黒沢が、
初日同様にラインで決めるべく、
積極的に仕掛けるだろう。
仮に奥出と先行争いになっても
力の違いでねじ伏せる。
山本は、何でもやる総力戦。
久米は、好位からの捲りが理想か。
黒沢は、初日は緊張からか?
出切るまでに脚を使った分、粘りを欠いたが、
後ろが平原なら迷いなく先行するだけで、
結果はついてくる。
番手の平原は特選を勝ったが、
新車から前の自転車に戻すと言う。
新車は自力用で高速レースに適した仕様のようで、
番手のレースには何でも出来る前の自転車の方が
走りやすいようだ。
勝っても更に上を目指す姿勢は
素晴らしく、連勝に期待する。
3番手の岡も離れはないとみて、
地元ライン決着が本線。
スピードある久米と何でもやる山本に乗る
成清の突っ込みまでは、一考。

【狙い目】
 3連単
 9-1.7-1.3.5.7

☆8レース「関東ライン強力」

〇◎× 注▲  △
917 42 35 68

関東ラインは地元の森田-宿口に
群馬の木暮で本線を形成。
九州ラインは熊本の松岡に福岡の田中。
中四国ラインは愛媛の吉武に広島の大川。
山田-川口の岐阜コンビが出来上がり、
3対2対2対2の4分戦となった。
積極タイプ揃ったが、
先行は森田か山田の113期両者のどちらか?
山田は徹底先行タイプで、
初日の走りを見るともう落車の影響はなさそう。
初日先行した松岡と初日捲り上げた吉武も
気配は良さそうに見えた。
ライン3車の利を生かして、
森田が主導権を握るとみる。
番手宿口は、平原のアドバイスで変えた
セッティングが合っているらしく、
「スピードに乗ってからが楽」と
仕上がってる様子。
森田も高橋晋也を叩き切ったスピードも良く、
状態は良さそうだ。
木暮も黒沢を差し切り、
復調ムードで関東ラインが強力。
埼玉両者中心に初日の捌きと
コース取りの良かった田中と川口は絡めたい。

【狙い目】
 3連単
 9=1-2.5.7
 1-7-9

地元・埼玉支部所属選手 1日目(4/15)コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「埼玉で勝ち上がれるように」

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「地元で勝てて良かった。
 ラインで決まったのが何より」

岡 光良選手(埼玉・94期)
「ナイスリカバリー!」

武藤 篤弘選手(埼玉・95期)
「いつも以上に気持ち入れて走った。
 2次予選はリラックスして走る」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「力は出せた。明日も頑張るだけ」

黒沢 征治選手(埼玉・113期)
「声援多く力になった。
 明日もラインで決められるように頑張る」

西武園記念1日目推奨&展望

☆12レース「地元平原中心」
 
 ▲ △◎ 注〇×
91 42 375 68

地元ラインは、大宮記念同様、森田-平原。
北日本ラインは福島の
高橋-渡邉の後ろに秋田の守澤。
南関東ラインは神奈川の
和田(真)に千葉の和田(健)。
中四国ラインは岡山の
取鳥に愛媛の橋本の並びで、
3対2対2対2の4分戦になった。
地元の平原は森田のレース運びを信頼しており、
今節は、3日前に届いた新車を投入する。
森田も前回大宮F1戦Vより「状態は良い」と言い、
平原の前を回る以上は、後手は踏めない。
北日本の3人は、伊豆を練習拠点として、
一緒に練習をしているらしく、呼吸は合うだろう。
高橋と初連係になる渡邉は
「豪快な走りをして欲しい」とコメントし、
高橋も「ライン3車を生かした走りをする」と
主導権を取りに行く構え。
取鳥も「負けないよう」にとコメントし、
和田(真)は「後手にならないように、
臨機応変」とコメントした。
若手機動力型の主導権争いは
激しくなりそう。
自力型4車の中で、
位置取りも出来るのは森田が一番。
ライン3車の利を生かし、
高橋の先行有力とみる。
森田は、タイミングよく叩くか、
少なくとも中団は譲れない。
取鳥は高橋と叩き合っても先行に拘りそう。
和田(真)は、先行争いを捲りたい。
好位から仕掛ける森田に乗る平原が中心。
高橋次第だが、仮に出切れなくても、
前に踏める渡邉が展開有利に、
守澤との折り返しは必要。
先行争い激しくなれば、
南関東ラインの一発も警戒したい。

【狙い目】
 3連単
 2-4.5.7-1.4.5.7
 7-2.5-1.2.3.5

☆11レース「関東ライン優勢」

 注  ◎〇△ ▲×
634 917 258

関東ラインは、地元の黒沢に
群馬の木暮と栃木の山口で本線を形成。
広島の佐伯には、
岡山の戸田-近藤で中国ライン。
岩手の佐藤(佑)に青森の五日市-佐藤(康)で
北日本ラインが出来上がり、
3対3対3の3分戦となった。
自力型3車の中で積極性は黒沢が上回り、
前回和歌山でも「地元記念に向けて、
長い距離を踏むレースを意識した」と言い、
先行で勝ち上がるイメージを持っている様子だ。
木暮も復調気配で、
黒沢との相性の良さも強調しており、
両者の一騎打ちムード。
佐伯と佐藤(佑)の抵抗はあったとしても、
最終的には黒沢の主導権とみるのが妥当だろう。
地元のアドバンテージを加味して、
黒沢の押し切りに期待したい。
木暮の差し切りは押さえ。
関東ラインのストレート決着を本線に、
中国ラインの抵抗と五日市の突っ込みに警戒。

【狙い目】
 3連単
 9=1-2.3.5.7

S級S班選手 & 地元・埼玉支部所属選手 前検日コメント

平原 康多選手(埼玉・87期)
「いつも通り、平常心で走る」

和田 健太郎選手(千葉・87期)
「同期平原に負けないように、優勝目指して頑張る」

守澤 太志選手(秋田・96期)
「西武園は得意バンクなので、しっかり結果を残せるよう頑張る」

宿口 陽一選手(埼玉・91期)
「一戦一戦頑張る」

森田 優弥選手(埼玉・113期)
「優勝するつもりで来た。大宮記念よりも結果を出す」

黒沢 征治選手(埼玉・113期)
「優勝目指して、頑張ります」

植原 琢也選手(埼玉・113期)
「4日間バック取る。積極的なレースしたい」