田淵浩一の前検日検車レポート 11月19日
明日、11月20日から西武園競輪では、
第14回日本トーター杯争奪戦(F2)が行われます。
今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。
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初日 10R 1番 宮下 貴之選手(埼玉・81期)
自力自在に1着多い、地元の宮下選手。
A級戦も慣れてきて、「勝てるようになってきた」と言う。
西武園バンクの相性は、悪くはないが、
決勝戦2着が多いので、地元Vが欲しいところ。
戦法は、先行含みの自力自在戦。
目標があれば番手戦も、ラインの先頭で戦う時は、
後ろの選手の気持ちも考えて走ることを心掛けている。
練習は、街道モガキで全体的な底上げを図っている。
宮下選手の地元Vに期待。
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初日 10R 9番 佐々木 吉徳選手(秋田・100期)
今期V3を飾り、近況も好調キープの佐々木選手。
西武園バンクの相性は、
チャレンジ優勝もあり、「好き」なバンクと言う。
レースでは、先行基本にレースの流れの中での自力勝負。
「落ち着いて、力を出し切る」ことを心掛けている。
練習は、バンクメインでギアをかけてのモガキで、
踏まずに、回転力と身体の使い方を意識しており、早速効果を発揮してきた。
佐々木選手の自力勝負に注目。
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初日 9R 7番 野口 裕史選手(千葉・111期)
注目の大型ルーキー野口選手。
前回の西武園初参戦は、
1.2班戦初戦で初日で落車欠場だった。
本人は「気にしていない。リベンジ戦頑張る!」と語る。
ハンマー投げの日本チャンピオンで、
大学の先輩、海老根恵太選手(千葉86期)の影響を受けての輪界入り。
チャレンジから昇班後も、5場所中3回優出するも、
落車も3回と、なかなか期待通りの結果は出ていない。
まだ、自転車経験も浅く、レース自体「慣れてない」と言い、
「仕掛けのタイミングが難しい」と語った。
レース慣れしてきたら、
おそらくは特進も狙えるポテンシャルの高さを感じるので、目が離せない。
練習は、バンクモガキと街道での下りモガキ中心と
ウエイトトレーニングで、最近レースでも練習でも、
陸上競技をやっていた時と同じように、身体の使い方を意識している。
野口選手の先行逃げ切りに期待。
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初日 5R 4番 坂本 拓也選手(福島・111期)
デビュー以来V3を飾り、
近況も好成績を収める坂本選手。
西武園初参戦で、
イメージは「特にない」と言い、指定練習で感触を確かめる。
戦法は、自力基本に「何でもしたい」と自在性もアピールした。
最近は、レースにも慣れてきて、「落ち着いて走れるようになってきた」とのこと。
レースでは、先行基本にレースの流れの中で、
対応することを心掛けて走る。
練習は、バンク・街道ともにモガキ中心と
ウエイトトレーニングで、ダッシュ力強化とスピードの持続力強化を図る。
坂本選手の自力勝負に注目。
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初日 4R 5番 寺沼 将彦選手(東京・111期)
徹底先行で売り出し中の寺沼選手。
西武園初参戦で、イメージは「先行有利」と言い、寺沼選手には、ぴったり合いそう。
レースでは、先行に拘り、シンプルに押さえ先行、
前受けなら突っ張り先行と自分でレースを作り、
上のクラスでも戦えるように、「力を出し切る」ことを心掛けている。
練習は、バンクメインにモガキ中心メニューと
師匠の田谷勇選手(東京54期)のジムで、
ウエイトトレーニングの指導も受ける。
課題は、先行しての「粘り」強化。
寺沼選手の先行逃げ切りに期待。