田淵浩一の前検日検車レポート 6月6日
明日、6月7日から西武園競輪では、
第52回東京中日スポーツ杯争奪戦(F1)が行われます。
今節も田淵浩一さんが前検日インタビューに行ってきました。
S級戦は、メンバーが変更になり、
主に優勝候補筆頭の山田英明選手(佐賀89期)が欠場。山中秀将選手(千葉95期)が追加参戦となりました。
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初日 11R 3番 山中 秀将選手(千葉・95期)
スピードある先行・捲りで活躍中の山中選手。
2月四日市では、記念初Vを飾り勢いは止まらない。
今節、追加参戦となるが、連絡を受けたのは5日前なので、調整面は問題なし。
むしろ次回、高松宮記念杯まで間隔が空いていたので、追加が入って「良かった」と言ってます。
西武園バンクは、チャレンジ戦初Vしたバンクで、イメージは良いとのこと。
レースでは、タイミングを逃さず仕掛けることが一番大事と感じている。
練習は、バンクでのモガキとウエイトトレーニングが中心。
特にウエイトトレーニングは、始めて1年半~2年くらいで、
体重が5キロアップし、理想の身体を手に入れた。
山中選手のスピードある自力勝負に期待。
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初日 11R 4番 早坂 秀悟選手(宮城・90期)
先日行われた全プロ大会1000Mタイムトライアルで見事優勝し、
大会2連覇を達成したスピードスター早坂選手。
さぞ喜んでいると思ってましたが、
「すでに、次に向けての始まりです」とすぐ練習を始めたと言う。
西武園バンクは、久しぶりの出走となるが、イメージは悪くないとのこと。
レースでは、最終バックを必ず取ることに拘り、高松宮記念杯に向けて、
「中途半端なレースはしない、落ち着いて丁寧に組み立てる」と語ってくれました。
練習は、今は、競輪学校でやっており、来日中のテオ ボス選手(オランダ)と一緒に練習して、
ボス選手に「強い!」と太鼓判を押されたと言う。
早坂選手のワールドクラスのスピードに注目。
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初日 9R 3番 石塚 輪太郎選手(和歌山・105期)
徹底先行で売り出し中の石塚選手。
西武園は初参戦。イメージを尋ねると
「先行が残るイメージ」と言い、石塚選手向きのバンクです。
レースで心掛けていることは、先行して持ち味を活かしたレースをすること。
脚質は地脚で、長い距離も踏める。
練習は、バンクでのモガキとウエイトトレーニング。
デビュー以来、体重が10キロ以上アップしており、大きな身体を駆使したパワー溢れる先行が持ち味だ。
石塚選手のパワー溢れる先行逃げ切りに期待。
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初日 6R 2番 馬場 和広選手(埼玉・98期)
S級の点数勝負がかかる地元の馬場選手。
次回の大宮と地元連戦で、是非決めたいところ。
本人は「力を出し切って、点数取れればいい」とあくまで自然体で、地元戦を迎える。
西武園バンクは優勝もあり相性は良し。
レースでは、デビュー以来、一貫して先行基本に戦っている。
地元3割増と言いますが、本人も「地元の力を見せたい!」と闘志満々。
練習も、最近は西武園バンクでのモガキ中心メニュー。
今回は、今節一緒の河村雅章選手(東京92期)等と長めのモガキをやってきたと言う。
馬場選手の地元優勝に期待。
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初日 5R 3番 加藤 健一選手(神奈川・107期)
先行基本で成績急上昇中の加藤選手。
近況も1着ラッシュでS級点数も取れそうです。
本人も、「S級は目標ですが、点数は気にせず、いつものレースをします」と気負いはない。
レースでは、先行基本に上位でも戦える力を付けることを考えて走っている。
練習は、師匠の松坂英司選手(神奈川82期)と一緒に街道でのモガキ中心メニュー。
トップスピードを上げることを意識して練習しているとのこと。
加藤選手の先行逃げ切りに期待。