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RACE2021.3.6

<3月4日~6日>西武園競輪 第59回報知金杯 Fl「レース展望」※3/6更新

■ S級決勝戦展望 ※3/6更新

並び
26 17 3 45

南関東ラインは千葉の岩本-海老根と
静岡の渡邉が別線となり、
渡邉後位は、新潟の諸橋が主張した。
特選同様宿口-武藤の地元ラインと
宮城の菅田は単騎戦となり、
2対2対2対1の4分戦になった。

注目されたのは、諸橋がどうするか?南関東の並びは?
岩本はメンバーが決まった時は、
渡邉との連係にこだわっていて、
初日は前回りだったが海老根もいるので、
渡邉マークで戦いたかった様子。
諸橋は、連係実績あり、
地元弥彦記念を勝った相性の良さもあり、
「渡邉が動くなら付きたい」とコメント。
聞いた岩本は、競りでも連係しようとしたが、
海老根との話し合いで、
お互いに持ち味を生かす形になった。
2日間の走りを見ると、やはり諸橋の安定感が光る。

宿口も積極的に動いており、連日飛びつく形になっているが、
状態は良く見える。岩本は連日脚を使ってのレースで、
厳しい勝ち上がりとなり、本人は「良くない」とポツリ。
菅田は「手応えない、流れ込んだだけ」と言い、
現状のスランプを嘆いていた。
渡邉は準決勝戦鮮やかな捲りで勝ったが、
まだ完調とは言い切れない感じだった。
先行は岩本か渡邉のどちらかで、
宿口は3番手からの捲りが理想だろう。

菅田も単騎なので、
脚を溜めての一発狙いになりそうだ。
岩本と渡邉も南関東同士で叩き合うまではどうか?
意外とすんなりした流れになるかも?
最終的に渡邉目標の諸橋の差し脚中心とみるが、
岩本-海老根の千葉ラインも差はない。
推しは、宿口の地元V。


■ 田淵浩一 3日目(3/6)推奨レース

 ★3レース「古川の一発を狙う」

  ×注   ◎〇 △
  14 7 62 53

 ★10レース「石原の機動力上位」

   × ◎〇△ 注
  62 417 35


■ 西武園F1戦展望

岩本俊介(千葉94期)の機動力に期待する。
昨年は、G3V2含めG2共同通信社杯で優出、
G1でも勝ち星を挙げ、グレード戦でも結果を残した。
以前のようなカマシ・捲りだけでなく、
近況は一度動いて好位キープするなど、
戦法に幅が広がり安定感も出ている。
西武園は2019年11月1.6.2着、
2016年3月1.6.1着、2015年4月記念1.1.9.8着と
準決勝が壁になっているが勝率は高く、
V争いの中心になる。
前回伊東Vの同県海老根恵太(千葉86期)、
復調途上の渡邉雄太(静岡105期)、
実力未知数も勢いある新人鈴木陸来(静岡117機)
と揃った南関東ライン優勢。

対するは、格上の職人諸橋愛(新潟79期)。
捌きはもちろん縦にも踏めるタイプなので、
展開不問で突っ込んでくる。
前回全日本選抜で優出、
昨年はオールスター・競輪祭でも優出と戦歴は断然。
西武園は、久しぶりの参戦となるが、
2017年4月記念5.3.1.⑥着で準決勝戦は、
平原康多
(埼玉87期)、脇本雄太(福井94期)
相手に勝ち星を挙げている。
地元勢との連係微妙も、V候補の一角。

好調キープは、宿口陽一(埼玉91期)と
武藤龍生(埼玉98期)の地元両者。
宿口は、鋭い捲りを武器にグレード戦でも活躍、
武藤も安定した差し脚を武器に、
今年V1含め勝ち星量産中。
西武園は、宿口は前回
2020年7月2.2.②の準VとF1戦は常に優出、
武藤も前回2019年11月4.2.③着、
8月記念3.8.1.7着と無難にまとめている。
両者の連係で、地元Vを狙う。

他にも西武園前回完全Vの
鈴木謙太郎(茨城90期)もおり、
関東ラインも充実している。
菅田壱道(宮城91期)のスピードも互角だ。
多少安定感に欠ける部分はあるが、
捲りの切れは一級品。
タイトルも狙える器の選手で、潜在能力は高い。
西武園は、2017年4月記念5.2.9.落以来、
久しぶりの参戦になるが、
マーク堅実な内藤宣彦(秋田67期)を
連れての捲り一撃は要注意。

遠征ラインはS1班不在だが、
機動力タイプが揃った。
近況V歴ある片岡迪之(岡山93期)、
西武園初参戦も、
積極性ある嘉永泰斗(熊本113期)と
特別昇級でS級入りを果たした、
新人石原颯(香川117期)は、
バンク特性を考えると、
台風の目になる可能性も十分ある。
機動力上位の岩本中心に、
南関東ラインややリードとみるが、
諸橋と地元勢の関東ラインは互角で、
混戦捲る菅田の一発も魅力ある。