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RACE2021.5.3

<5月1日~3日>西武園モーニング競輪 第15回エート賞 Fll「レース展望」※5/3更新

西武園F2戦 決勝戦展望

並び
715 2 463

北日本ラインは
宮城の太田-金子に青森の栗林で即決。
注目の関東ラインの並びは、
話し合いの末、特選同様、
長野の中嶋に地元の宿口がつき、
栃木の福田が3番手回りで結束し、
三重の谷口は単騎自力戦となり、
3対3対1の3分戦となった。
関東ラインは福田の動向が注目されて、
宿口もかなり気を使っていたが、
それぞれの立場とレーススタイルを尊重して、
福田が「3番手で勉強します」とコメントし、
強固なラインが出来上がった。
ライン3車の前を任された中嶋は、
「責任ある位置、
行ける処から仕掛ける」と言い、
太田は「自分の出来ることをする」とコメント。
単騎戦となった谷口も
「チャンスはあるはず、タイミング逃さずに」と
ワンチャンスに賭ける様子。
先行は中嶋か太田だが、
航続距離と積極性は中嶋が上回る。
太田は横も出来るが谷口もいる事から、
あくまで最終手段で基本は力勝負だろう。
太田の戦い方がこのレースのポイントになる。
中嶋の主導権で4番手を太田と谷口のどちらか?
位置取りバッティングするようなら、
太田は前を攻めるかも?
谷口は中嶋と太田が、
ある程度踏みあってくれる展開が理想。
2日間の走りを見て、
平原に見てもらったセッティング効果か?
宿口の伸びは抜群。
中嶋も前検日に体調面を心配していたが、
問題ない様子でセッティングも調整して、
状態は上向き。
太田は貴志を捲っており、好調をキープしている。
中嶋の先行とみて、番手宿口の西武園初Vに期待する。
中嶋も仕掛け次第では押し切りも十分。
太田も総力戦なら、逆転も可能だ。

競輪解説者 田淵浩一氏 3日目(5/3)推奨レース

☆2レース「千葉ライン強力」

 ×△  注 〇◎
 153 7 426

☆4レース「貴志の先行力中心」

 ◎〇  注 △×
 371 6 425

西武園競輪 F2戦展望

中嶋宣成(長野113期)の機動力に期待する。
積極的なレーススタイルで近況成績上昇中。
ダッシュも良く、末の粘りも申し分ない。
前々回前橋では3日間裸逃げになるも、
強靭な粘りで逃げ切りVを飾った。
西武園は初参戦になるが、
バンク特性を考慮すれば、
中嶋向きなのは間違いないだろう。
タイミング良く主導権を取れば、V候補有力。

マークは地元の宿口潤平(埼玉91期)が主張しそう。
追い込み主体にチェンジして、
切れのある差し脚を武器に成績も上がってきた。
レースセンスある同県の小玉勇一(埼玉113期)、
スピードある福田滉(栃木115期)もいて、
目標には困らないだろう。
勝ち上がり次第だが、地元Vの可能性もある。

セット力では太田将成(宮城113期)と
佐藤愼太郎(福島83期)の北日本ラインが強力。
太田は以前より航続距離は短くなったが、
捲りの威力は強烈。
前回小田原V含め今年V2と戦歴は上位だ。
マーク佐藤は決勝戦の連対率が高く、
安定感は抜群で北日本両者で連独占も十分。

谷口明正(三重103期)の機動力も侮れない。
先行に拘りは感じられないが、
必ずレースは作っているおり、
ラインの厚みもある。
勝ちパターンの捲り一撃も十分。
機動力ある高橋成英(愛知89期)、
マーク堅実な愛敬博之(愛知94期)も成績安定しており、
中部ラインも好勝負可能。

最後に新人、貴志修己(和歌山117期)に注目したい。
1月特昇後6場所中5場所優出して、
準V1回と優勝こそないが、
優勝争いには欠かせない存在になっている。
徹底先行タイプで西武園初参戦だが、
いかにも当所向きの脚質。
近畿地区にマーク陣が手薄なのが気になるが、
台風の目になるか?注目したい。

近況成績と脚質から、
中嶋宣成中心に関東ライン優勢とみるが、
北日本ラインと中部ラインも充実しており、
激戦とみる。