<6月14日~16日>西武園競輪モーニング830 第22回楽天・Kドリームスカップ&イノウエレーシングサイクル杯 Fll「レース展望」※6/16更新
西武園F2戦 決勝戦展望
並び
72 5 3146
中部ラインは
特選、準決勝戦同様富山の重倉に石川の坂上。
関東ラインの並びは、
埼京と栃茨ライン別線と思われたが、
小室の提案により、栃木の幸田を先頭に、
番手を地元の土屋、3番手を東京の川口、
4番手に茨城の小室で折り合い4車結束となり、
強力なラインを形成した。青森の坂本は、
単騎自力戦となり、4対2対1の3分戦となった。
ラインの先頭を走る3車の比較は、
重倉は、「気持ちは攻められている」
と好調をアピール。幸田は、
「準決勝戦は、自信になる走りが出来た」と言い、
坂本は、
やや消極的なレースになっているように見えた。
2日間の走りを見て、出走メンバー中、
状態が一番良いのは地元の土屋で間違いないだろう。
特選はバック5番手から、上がりタイム
10秒9で突き抜け、準決勝戦は、
番手で大きく車間をあけて幸田を援護し、
ちょい差しとレースに余裕すら感じられる。
本人も好調を自負しており、万全の状態。
先行は、ライン4車の先頭を任された幸田が有力。
重倉も関東ラインに主導権を取られると厳しいので、
力は出し切る構え。坂本は、
単騎なので、混戦を一発狙いか?
ラインの厚みと脚力的に判断して、
土屋の地元V有力。幸田先行なら、
番手からきっちり勝つ。仮に、幸田不発でも、
4番手あれば間に合うだろう。
波乱は、重倉が先行争いした時の坂本の一発だが、
展開不問で、土屋の地元Vに期待したい。
競輪解説者 田淵浩一氏 3日目(6/16)推奨レース
☆11レース「長屋が特別昇班を決める」
◎〇 △ ×注
51 426 37
☆12レース「土屋の完全V期待」
注 × △◎〇
72 5 3146
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園競輪 F2戦展望
土屋壮登(埼玉101期)の機動力が中心だ。
5月大宮で惜しくもS級特進に失敗したが、
敗れて強しの内容。
近況5場所中V4、2連対率100%と
断然の戦歴を残している。
先行含みの自力自在戦で、
長い距離も踏めるタイプ。
前回前橋決勝戦では、
単騎戦も捲り圧勝と死角は少ない。
西武園は近歴では、
S級戦でも先行で勝ち星を挙げていて、
前回2020年11月4.2.③着と未勝利も
走り方は熟知している。
A級最終戦となる今節は、
勝って来期S級戦に弾みをつけたい。
マークは近況好調な
同県女屋文伸(埼玉83期)や
埼京ラインで動ける古川宗行(東京96期)、
ベテラン川口満宏(東京58期)と揃っており、
埼京ライン優勢。関東ラインでは、
来期S級昇級を決めている
幸田望夢(栃木115期)もおり、
関東結束ならより強固なラインが出来上がる。
対するは、破壊力ある
カマシ・捲りが武器の石口慶多(兵庫103期)。
先行力もあるが勝ちパターンは捲りが多く、
一発の魅力は十分ある。
西武園は初参戦となり、
走り方に注文がつくが、近畿ラインで、
新人村田瑞季(京都117期)と連係なれば、
逆転の目もある。
坂本紘規(青森117期)の先行力にも注目だ。
坂本勉(57期・引退)氏の息子で、
兄は坂本貴史(青森94期)という
競輪界のサラブレッド。
先行基本に着実に力をつけており、
1.2班戦初Vも間近だろう。
西武園は2020年9月チャレンジ戦完全Vと
イメージは良いはず。前回前橋では
土屋に敗れているので、雪辱戦にしたい。
マーク有力な赤塚悠人(山形97期)も
前回Vと乗れており、北日本ラインにも警戒だ。
追い込み勢では、
坂上樹大(石川80期)の安定感が光る。
徹底先行タイプの重倉高史(富山95期)との
連係になるが、中部近畿ラインで、
石口目標もありそうで目標には困らないだろう。
最後に117期の新人 村田瑞季(京都117期)に
注目したい。近況は準決勝戦が壁になっているが、
能力的にはV争いに加わってもおかしくない。
西武園バンクの特性を考えて、
より積極的な仕掛けなら、
台風の目になる可能性も。
近況の戦歴から、
土屋壮登の地元Vに期待する。
破るとすれば、勝ち上がり次第だが、
中部近畿ライン結束が怖い。
坂本紘規の先行力も注意したい。