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RACE2021.6.25

<6月23日~25日>西武園競輪 第65回サンケイスポーツ杯 Fl「レース展望」※6/25更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園F1戦 決勝戦展望

並び

 7
316 254
 競
 り

中部近畿ラインは、
三重の柴崎の後ろに特選、
準決勝戦ともに連係した兵庫の澤田、
3番手に大阪の表原で即決。
関東ラインの並びは、
群馬の佐々木の後ろを
目標のない秋田の竹村が
「競りでも」と主張した為、
埼玉の2人がかなり長い時間、
別線も視野に入れて話し合った結果、
関東連係を選択。
金子-一戸の並びで佐々木の後ろで
竹村との番手勝負となり、
3対3対1の実質2分戦となった。
ラインの先頭を走る2車の
比較は甲乙つけがたく、
高いレベルでの争いになるだろう。
柴崎は初日特選先行2着、
準決勝戦は3番手から
スピードの違いで捲り切った。
佐々木は連日後方からの捲りで連勝、
力の違いを見せつける走りで、
新車も状態も良さそうだが、
今節は仕掛けの遅さが気になる。
後ろが競りになる事で、
カマシも行きにくくなるだろう。
柴崎相手に捲り一辺倒では厳しいか?
金子も番手競りは初めてで、
今後を見据えての戦いになるが、
現状では、競りに関しては、
竹村の方に分があるので、
上手く佐々木との呼吸を合わせたい。
佐々木がいつも通りの前受けから
全引きのカマシ・捲りだと、
後ろが離れる可能性が高く、
柴崎が番手にはまるか、
ひとり旅のどちらか?
佐々木が後ろを気遣い、
突っ張り先行なら、
番手競りも凌いで、
金子にもチャンスは生まれるかも。
車番的にも、
佐々木の前受けを柴崎が押さえて、
引きつけての先行又は飛びつきになりそうだ。
戦法の幅と経験値に勝る柴崎が、
佐々木後位の競り合いもプラス材料に、
佐々木を封じてのVチャンス到来とみる。
澤田は追走までと見て、逆転あれば、
やはり佐々木がスピードの違いで、
カマシ・捲りで押し切る展開か。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(6/25)推奨レース

☆3レース「鈴木の2勝目期待」

 ◎〇注 ×△
 714 25 63

☆9レース「福井ライン優勢」

  ◎〇 ×△  注
 651 72 43

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園競輪 F1戦展望

柴崎淳(三重91期)の
自力自在戦が中心になる。
昨年9月伊東で落車、腰椎骨折の
大怪我から立ち直り、
前回福井G3で優勝と実績は断然。
近況は目標があるレースが多いが、
先行力もあり、捲りの切れは一級品だ。
西武園は久しぶりの参戦となるが、
前回2016年11月1.2.①着とV奪取。
最終バック8番手で、直線大外からの
差し切り勝ちは強烈だった。
今節は中部地区に
強力な先行タイプ不在なので、
自力基本の組み立てになりそうだが、
スピードの違いでV候補筆頭に挙げる。

マークは中部近畿ラインで
鷲田佳史(福井88期)が有力。
今年2月の平で記念初Vを飾り、
近況成績も安定している。
前回福井G3でも柴崎淳と連係しており、
ワンツーを目指す。

近畿は同県の伊原克彦(福井91期)や
積極的なレーススタイルの
南潤(和歌山111期)と機動力タイプ揃い、
中部近畿ライン優勢。

対するは佐々木悠葵(群馬115期)の機動力。
強烈なダッシュを武器に
カマシ・捲りが主戦法も、
ライン決着が目立つ。
近況も前回静岡完全V含め、
今年V4と着実に力をつけてきた。
西武園は2020年3月A級戦1.1.落、
2020年12月S級初戦1.3.4着だったが、
レース慣れした現状なら、V争い必至だ。

杉森輝大(茨城103期)の
自力自在戦にも注目したい。
以前ほどの積極性はないが、
位置取りも出来、決め脚は確かだ。
同県の積極型 朝倉智仁(茨城115期)、
早坂秀悟(茨城90期)や佐々木悠葵が
目標なら、逆転も可能。

地元の岡光良(埼玉94期)は、
目標次第もしぶとい走りが心情。
金子哲大(埼玉95期)は近況一息も、
地元戦の今節、奮起の走りに期待したい。
関東ラインは、層の厚みで好勝負。

北日本ラインと南関東ラインは、
S1班不在で、厳しい戦いになりそうだが、
先行力ある小原丈一郎(青森115期)と
安定性に欠けるが、
前回西武園好走した内山雅貴(静岡113期)と
自在戦で実績ある
小埜正義(千葉88期)には要注意。

実績から、柴崎淳中心に推すが、
バンク特性を考えると、
勝ち上がり次第では、
関東ラインの逆転も可能。