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RACE2021.9.5

<9月3日~5日>西武園ナイター競輪 第4回オッズパーク杯 Fll「レース展望」※9/5更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園F2戦決勝戦展望

並び
3167 4 25

南関東ラインの並びは、準決勝戦同様、
静岡の菅原に千葉の佐藤。
注目の関東ラインは、
北日本単騎の岩手の小笠原の後ろを
地元の山田が主張し、準決勝戦同様、
小笠原-山田-山崎に東京の長井まで続いた。
茨城の平石はさすがに
5番手のコメントは出せず、
決めず単騎戦を選択し、
4対2対1の実質2分戦となった。
平石も本音は、
小笠原の後ろを主張したいところだが、
地元に競り込む訳にもいかず、
長井にも連係歴があるのでかなり悩んでいた。
南関東ラインの後ろも、
流れの中では付く可能性もあるが、
基本的には切れ目から
コースを探すレースになりそうだ。
自力型2車の比較は、
ダッシュを生かす小笠原に対して、
菅原は長い距離を踏めるタイプで真逆の脚質。
前回名古屋で両者は対戦しており、
同県道場晃規(静岡117期)目標の菅原が、
ライン4車を生かしてV、小笠原は単騎戦ながら、
同期道場との激しい先行争いを演じていた。
今回は小笠原がライン4車で雪辱戦に出来るか?
地元の山田は、前々回伊東で、
地元の菅原にマークしていて、
菅原が捲って地元V、山田準Vだった。
何故か、西武園で優勝がない山田だが、
今回は地元Vを狙える。
小笠原の前受けを菅原が押さえる展開が有力だが、
小笠原が突っ張れば、平石も続くとみて、
菅原は6番手になるので、
番手か3番手で競る可能性も?
小笠原が引けば、平石が切り替えて
4番手からのカマシか捲りになる。
ライン4車の利を生かして、小笠原の先行とみる。
番手山田は無風とみて、山田の地元Vに期待。
山崎は続けるかどうか?
捲りなら、小笠原の押し切りも一考。
菅原の総力戦は、要警戒。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(9/5)推奨レース

☆1レース「鈴木浩の1勝機」

 ◎ △ ×
 153 2 
  4
  〇
  競
  り

☆11レース「山田の地元V期待」

 〇◎注△   ×
 3167 4 25

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園ガールズ戦展望

小林莉子(東京・102期)の自在戦が中心になる。
巧みな位置取りと差し脚の切れは、
ガールズトップクラス。
近況は捲りの決まり手も多く、死角は少ない。
今年V6、準V12回。近況成績も
アルテミス賞含む5場所連続準Vと抜群の安定感。
西武園は昨年7月2.4.①着のV奪取。
過去9戦3Vと安定している。
アマチュアの頃から走っているバンクなので、
走り方は熟知しているはず。
豊かな経験値からも中心に推す。

対するは、吉村早耶香(静岡・112期)の機動力。
負傷欠場後、3場所走り、決勝戦3着2回と
まだ復調途上ながらも、
まずまずの成績を残している。
昨年末から今年前半も負傷欠場しており、
出走本数少ない中、今年V1、準V3回は、
やはり力がある証拠。
西武園は2019年7月2.2.⑤着以来、
久しぶりの参戦となるが、過去には準V歴もあり、
タイミングよく仕掛けて、逆転を狙う。

増田夕華(岐阜・118期)も未知数ながら、
魅力ある存在だ。
5月宇都宮の落車、鎖骨骨折したが、
前々回別府準V、前回和歌山Vと復調してきた。
今年V4の実績はデビュー2年目としては立派。
先行力あり、ペース掴めば力を発揮する。
西武園は今年4月のガールズフレッシュクイーンVと
勝負強さが光ったレースだった。イメージも良く、
先行力を武器にV争いに加わってくる。

篠崎新純(千葉・102期)の前々攻める
レーススタイルも争覇級。
今年優勝こそないが、準V3回と安定感はある。
西武園は優出率も高く、
レーススタイルには、ぴったり合う。

あとは、先行力ある成田可菜絵(大阪・112期)と
位置取り上手くマーク堅実な荒川ひかり(茨城・110期)、
追加参戦ながらもアグレッシブなレースする
板根茜弥(東京・110期)は争覇圏内。

最後に地元の青木美保(埼玉・118期)に期待したい。
自力自在戦で積極的に
前に出るスタイルは評価できる。
荒削りながらも着実に力をつけている。
まだ、レースの組み立てや
トップスピードに課題は残るが、
伸びしろはたっぷりある。
西武園は、昨年7月4.7.3着、
10月4.5.7着と良績は残してないが、
存在感は示していた。
ホームバンクでの今節、
台風の目になるか?注目したい。

小林莉子の実績断然だが、
吉村早耶香と増田夕華が、積極的に仕掛ければ、
西武園バンクの特性を考えると面白くなるだろう。