ニュース

topics

RACE2021.12.3

<12月1日~3日>西武園ナイター競輪 第9回東京スポーツ杯 Fll「レース展望」※12/3更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fll戦 A級決勝展望

並び
36 1 2 4 5 7

全員が自力選手で、唯一ラインが出来たのは、
岐阜の三浦に愛知の井上がつく中部ラインのみ。
他は単騎戦を選択し、大阪の山本が「自在」と
コメントした以外は青森の磯島、静岡の道場は「自力」、
長野の宮下と栃木の中村は関東同士も話し合いの末、
脚質とスタイルから連係はせず、それぞれ「自力」を選び、
2対1対1対1対1対1の細切れ戦となった。
全員が動けるタイプなので、展開も読みづらい。
先行は誰か?ラインが出来た中部ラインの前を回る三浦は、
航続距離が長いわけではなく、積極性タイプでもないが、
9月名古屋で井上との連係で失敗しているので、
先行覚悟で前々攻めるか?
単騎でも、前回西武園の決勝戦で先行した宮下と
先行に拘る中村の関東両者の先行も十分考えられる。
位置取りに拘りそうな山本は好位狙い。
磯島と道場はある程度は前に位置して仕掛けたい。
2日間の動きがいいのは、連勝で勝ち上がった磯島と三浦。
道場は準決勝戦のレースがライン3車で、
やってはいけない構えるレースをしてしまった。
話を聞いたが、人の動きを当てにしているのが気になった。
三浦は近況成績通り、好調をキープ。
磯島は初日特選では横の動きも見せ、
準決勝戦のカマシは圧巻だった。
本人も「タイミング来たら、迷わず仕掛けられている」と
身体が反応しており、状態は申し分なし。
カマされて、追いつかなかった中村も
「力の違い」を実感した様子だった。
磯島の力が抜けている感あり、西武園初Vに期待する。
最終的には、中団あたりにはいたいが、
一周位なら単騎でも押し切り可能とみる。
道場が元来の前々攻めるレースが出来れば、逆転候補。
ライン出来た中部ラインも要注意。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(12/3)推奨レース

★2レース「桂馬の機動力中心」

 ◎○△  ×
 5316 2 4

★11レース「橋本が特昇を決める」

 ◎△    注 ○×
 17 62 4 35

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fll戦展望

磯島成介(青森115期)の機動力に期待する。
今期V3、近況成績も前回富山逃げ切りV含め、
直近3場所9戦7勝と先行基本に勝ち星量産している。
西武園はチャレンジ戦(ミッドナイトフィナーレ含む)2戦準V2回、
1.2班戦は今年7月2.1.④着と宿口潤平の捲りに屈したが、
先行しての上がりタイムも良く相手が強すぎた印象だった。

北日本ラインでは引地正人(秋田87期)もいるが、
同型なので連係はしない可能性大で、
他地区との連係もしくは単騎戦も考えられるが、
西武園のチャレンジ決勝戦は、
2回とも単騎戦だったので問題はなさそう。
先行以外でも捲りの威力もあり、V候補に推す。

道場晃規(静岡117期)も差はない。
先行力もあるが、前々踏んで好位確保からの
捲りのスピードは抜群。2班ながら、
今期V4準V3回の戦歴は上位だ。
西武園はチャレンジ戦完全V、1.2班戦は、
今年8月未.2.②着の準V、
単騎先行の宮下一歩の番手にはまり、
番手捲りも太田龍希の強襲に屈した。
近況は構えるレースもあるが、
器用なレースもできるので、
好位キープできれば、逆転候補。

徹底先行タイプの宮下一歩(長野115期)も
力をつけてきた。近況2場所は先行争いになり、
出切れないレースや末脚を欠いたレースもあるが、
タイミングよく主導権取れれば逃げ切りも十分ある。
西武園は1.2班戦では、今年6月1.1.②着の準V、
8月6.2.⑤着全て先行しており、
バンク特性を生かせばチャンスは十分。

遠征ラインは山本巨樹(大阪100期)が軸になる。
前々回富山では単騎戦も捲ってV奪取。
今期V4と勝負強い印象。
捲りが主戦法も、目標あれば番手戦もこなす。
西武園は2018年10月S級戦8.3.1着と
最終日に捲って勝ち星を挙げている。
近況上昇中の三浦貴大(岐阜115期)と同乗なら、
チャンスも広がるだろう。先行タイプ揃う今節、主
導権争いあれば、捲り一撃もあるか。

あとは徹底先行タイプの中村隆生(栃木117期)に
注目したい。6月久留米のレインボーファイナルで
特昇後、強靭な先行力で今期はS級点も確保出来そう。
西武園は2020年12月1.1.③着以来の参戦になるが、
バンク特性生かせば、初Vも狙える。

近況の充実度から磯島成介に期待も
戦法に幅がある道場晃規も互角。
先行力ある宮下一歩と中村隆生にも
援軍できれば、関東ラインも魅力。
先行争いあれば、
勝負強い山本巨樹の一発も面白い。