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RACE2022.2.9

<2月7日~9日>西武園競輪 第60回報知金杯 Fl「レース展望」※2/9更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fl S級決勝戦展望

並び
671 2 35 4

北日本ラインは、岩手の小笠原に
宮城の菅田-秋田の内藤が付き、
ライン3車。
栃木の眞杉には、
茨城の関が付く栃茨ライン。
三重の神田と大阪の岡崎は話し合いの末、
中部近畿で連係せず、
それぞれが単騎自力戦を選択し、
3対2対1対1の細切れ戦となった。
神田に岡崎との連係は
選択肢になかったか?と
聞いたところ「付いてみたい魅力はあるが、
自分も自力でやっている以上、
中部以外の選手には付けない」と
自力選手のプライドを感じた。
岡崎も「優勝だけを狙う」とキッパリ言い、
単騎ながら、西武園相性良い
(前回成績・神田1.1.①、岡崎1.1.③)
2人の動きには注目したい。
先行はラインの先頭を任された
小笠原か眞杉のどちらか?
神田と岡崎は単騎だけに、
やはり捲りと考える。
眞杉はライン2車でも、
いつものスタイルで前なら突っ張り、
後ろなら押さえて先行だろう。
小笠原は後ろが菅田と内藤だけに、
先行したいだろうが、
眞杉相手に先行できるかどうかは疑問。
もともとが徹底先行タイプではないので、
気持ちは入っても、
身体が反応できるかが問題。
眞杉が構えてくれればいいが、
先行基本だけにどうか。
神田と岡崎は先行争いを誘うか、
主導権ラインに乗って、仕掛けたい。
経験値と力の違いで、
眞杉の主導権とみるが、踏み合いになれば、
番手の関が付けきれるかも疑問。
小笠原が番手にはまる可能性もあるか?
仮に援軍失っても、準決勝戦同様、
押し切りは十分可能だ。
小笠原の頑張り次第では、
番手菅田のVチャンス。
小笠原先行なら番手捲り、
眞杉に出られても、
脚を使わせられれば、
自力にスイッチしての逆転も可能だ。
小笠原の出方がポイントになるが、
眞杉の押し切りVに期待する。
現状では小笠原との力の差は大きく、
積極性も違う。
番手の関に不安もあるが、
押し切れるとみた。
逆転候補は、菅田。
単騎の岡崎と神田の一発も警戒。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(2/9)推奨レース

☆2レース「埼京ライン優勢」

 注  ○◎△  ×
 73 154 62


☆7レース「金子の逃げ切り期待」

 ◎〇注 ×
 136 5
  24
  △
  競競
  りり

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fl戦展望

眞杉匠(栃木113期)の機動力に期待したい。
昨年は、日本選手権で優出を果たし、
グレード戦で活躍、飛躍の一年となった。
先行力を武器に最近は、捲りの威力も増してきた。
前々回静岡では、逃げ切りV、
前回高松記念は、準決勝戦、
グランプリチャンピオン古性優作(大阪100期)に
捲られ優出逃すも、2勝を挙げている。
西武園は前回2020年12月1.1.⑥着。
準決勝戦は長島大介(栃木96期)を振り切り、
決勝戦は新山響平(青森107期)相手に
主導権渡さず先行するも、援軍捌かれ敗れたが、
内容あるレースを見せた。
脚質的にも当所向きなので、中心に推す。

地元の黒沢征治(埼玉113期)も調子を上げてきた。
前々回向日町V、前回大宮記念では、
深谷知広(静岡96期)相手に突っ張り先行、
平原康多(埼玉87期)のVに貢献した。
西武園は昨年4月記念2.2.9.1着。
4日間先行して、存在感を示した。
同期眞杉匠と連係なら、地元Vを狙える。
柿澤大貴(長野97期)、小林大介(群馬79期)と
縦脚あるマーク陣の援護も見込め、
関東ラインが優勢。

対するは、縦脚兼備で安定感ある
東口善朋(和歌山85期)の総力戦。
前回広島V、前々回地元和歌山記念決勝3着と
安定感抜群で、追い込み主体に
グレード戦でも活躍中。
西武園は、前回2019年10月6.4.止、
前々回2018年5月3.3.④着もV歴もあり、
イメージは悪くないはず。
目標不在でも怖い存在だが、
前回3日間先行逃げ切り完全Vの
岡崎智哉(大阪96期)目標なら、
よりチャンスが広がるだろう。

北日本ラインは、菅田壱道(宮城91期)の機動力に
阿部力也(宮城100期)、内藤宣彦(秋田67期)と
実績あるマーク陣が続き、メンバーが揃った。
菅田は安定感欠けるが、捲りのスピードは一級品。
西武園は昨年3月4.2.⑤着と優出するも、
脚質的には、あまり相性は良くない様子。
阿部は落車の影響が心配されるが、
差し脚切れるので、菅田次第では、争覇級。

南関東ラインは、近藤隆司(千葉90期)、
近藤保(千葉95期)の千葉両者が中心になるが、
戦法とバンク特性を考えると
厳しい戦いになりそう。

眞杉匠、黒沢征治と
強力な機動型揃った関東ライン優勢とみて、
東口善朋の総力戦が相手筆頭、
菅田壱道の一発に要警戒。