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RACE2022.2.16

<2月14日~16日>西武園競輪 第1回TIPSTAR杯 Fll「レース展望」※2/16更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園A級決勝戦展望

並び
613 5247

南関東ラインは、特選同様、
千葉の栗本に静岡の菅原-落合に
神奈川の奥原までライン4車結束。
地元の平原は準決勝戦同様、
東京の浅見目標の埼京ライン。
中部単騎の山田は、
特選目標にした平原の後ろを選択し、
4対3の二分戦となった。
最終の12Rを待たずに、
勝ち上がりを決めた南関東4人は、
初日特選と同じ並びで即決した。
埼京ラインは平原が浅見の走りを
絶賛して再度連係。山田は初日特選、
平原との連係実績もあり、
埼京ラインの3番手回りを決めた。
先行はラインの先頭を任された
栗本と浅見のどちらか。
どちらも連日先行して勝ち上がっていて、
脚質的にも逃げて持ち味が出るタイプ。
両者ともに「調子も良い」と答えていて、
主導権争いは、激しくなりそうだ。
西武園バンクをホームバンクとしている
浅見と平原は、準決勝戦、初連係だったが、
浅見が気合いの入ったレースをしての
ワンツーを決めた。
栗本も準決勝戦の巻き返しも早く、
末脚も確かで落合を振り切った走りは強かった。
菅原は準決勝戦、田原の先行に苦しめられたが、
力で捲り切った印象。
どちらが先行しても、番手が動けるので、
主導権取ったラインが有利になる。
ライン4車で特選組の南関東ラインが強力だが、
地の利ある埼京ラインが先行とみる。
浅見はアマチュア時代から
西武園で練習していてバンク相性も良い。
平原も一昨年からは、
兄康多と一緒に西武園で練習していて、
気合いも入る。
地元3割増に期待して、平原のVに期待したい。
栗本も弟と同斡旋なので、見せ場は作りたい。
南関東ラインの番手、菅原も互角のV候補。
仮に栗本不発でも、自ら捲り上げてのV奪取も可能だ。
番手が早く出るようなら、
3番手の山田と落合にもチャンスはあるか。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(2/16)推奨レース

☆2レース「小川の機動力上位」

 ×  注 ◎○△
 14 3 265

☆9レース「鈴木の底力に期待」

 ×△注   ◎○
 315 4 276

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fll ガールズ戦展望

小林優香(福岡106期)の
スピード上位だ。
昨年の東京五輪代表、
ナショナルチーム所属の
日本のエースが西武園に参戦、
当然の主役を務める。
東京五輪後は、ガールズドリームと
ガールズGPの単発レースを除く、
7戦6Vと戦歴も断然。
ダッシュを生かした捲りが主戦法だが、
ガールズGPで見せたカマシ先行は、
インパクト大の走りで、
残り一周からのカマシなら、
先行でも押し切れるとみた。
西武園は久しぶりの参戦となり、
2014年8月1.1.②着、
2015年9月完全V以来となるが、
デビュー以来の連勝記録がストップした
苦い思い出のバンクも、
スピードの違いで圧倒する。

対するは、小林優香と同門の
大久保花梨(福岡112期)の機動力。
カマシ・捲りが主戦法も、
昨年末からは、レースの流れに
対応する走りができており、
1着量産している。
西武園は2019年12月の
ミッドナイトフィナーレV、
2020年12月2.2.⑥着以来
3度目の参戦となり、前回は絶好調の
久米詩(静岡116期)に敗れ、
決勝戦は力を出せずのレースだったので、
リベンジに期待したい、

石井貴子(千葉106期)も差はない。
昨年は落車による長期欠場で、
ガールズGP出場を逃したが、
実績は小林優香と双璧の存在だ。
西武園はデビュー戦完全V、
前回昨年12月2.1.②着と
2連対率100%で相性は良い。
まだ、完全復活まではいかないが、
ダッシュを生かした
自力の破壊力は健在。
V候補の一角に挙げる。

岩崎ゆみこ(茨城116期)の
先行力も魅力ある。
先行基本に力をつけてきて、
1月小田原逃げ切りVは、
圧巻のレース内容だった。
強敵揃うも先行有利な当所なら、
善戦以上も期待したい。

あとは西武園準V5回の
加瀬加奈子(新潟102期)、
マーク戦堅実な比嘉真梨代(沖縄114期)、
ナショナルチームを離れ、競輪に専念する
鈴木奈央(静岡110期)が争覇圏内。

小林優香のスピードが抜けている。
同型も大久保花梨と石井貴子が対抗格。
岩崎ゆみこと鈴木奈央が台風の目になるか。