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RACE2022.3.13

<3月11日~13日>西武園ナイター競輪 第30回デイリースポーツ賞 Fl「レース展望」※3/13更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望

並び
167 524
     3
     競
     り

南関東ラインは、
千葉の野口-和田と静岡の渡邉が折り合い、
野口-渡邉-和田の並びでライン3車。

栃木の坂井には準決勝戦同様、
地元の池田がつき、関東ライン。
関東ラインの後ろは宮城の竹内が固めて、
やはりライン3車となり、
近畿単騎の南は、長考の末、
野口ジカ競りを宣言し、
3対3対1の実質二分戦となった。

南関東ラインは
最終の12レースを待たずして、
番手競りの可能性は残るが、
野口-渡邉-和田の並びを決めた。

竹内は12レース終了後に
出揃ったメンバーを見て、
渡邉マークの選択肢もあったが、
枠順の有利差も加味して、
関東ライン後位を選択した。

南は野口の先行力を高く評価しているが、
坂井の力も評価しており、
かなり悩んでいたが、
最終的にはバック数と
連日のレース内容から野口マークを決めた。

野口は前回の成績が良くなかったので、
状態に不安があったが、本人は、
レース間隔が詰まっていて、
疲れが出ていたようで、
今回はケア中心に仕上げてきて状態は良い。
渡邉も準決勝戦逃げ切りは、
納得のできる走りだったようで、
引き続き調子は良い。

和田はギアを一枚下げたので、
差し切りまではどうか?

坂井はウィナーズカップ用の
新車のセッティングが出てきたようで、
準決勝戦の上がりタイム10秒7は圧巻だった。

先行はやはり野口の可能性が高い。

最内枠を生かして、
坂井の前受けを野口が押さえて先行、
野口のペース上がらなければ、
坂井のカマシの可能性もあるが、
坂井の勝ちパターンは捲り。

野口が後ろの競りを尻目に
逃げ切りVに期待する。
西武園は昨年の記念4連勝から
目下6連勝中で、先行すれば
逃げ切り勝ちの得意中の得意バンク。

渡邉も番手競りを凌げば、
逆転もあるが、競りは南に分があると見て、
逆転候補は、坂井の捲り一撃。

池田は準決勝戦の走りから、追走までか。

野口の先行力VS坂井のスピード対決に注目。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(3/13)推奨レース

☆10レース「近畿ライン優勢」

 △  ◎○注  ×
 16 374 25

☆11レース「栗山の完全V期待」

 ◎○ ×    注
 72 15 6 43

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園Fl戦展望

好メンバー揃い、
どこのラインからも狙えるが、
坂井洋(栃木115期)-金子幸央(栃木101期)の
栃木両者に期待する。
坂井洋は強烈なダッシュを武器に
捲りのスペシャリスト。
前回取手G1全日本選抜では準決勝戦に進出、
位置取り悪く7着に敗れたが、
G1戦でも勝負出来る力は持っている。
西武園は昨年2月4.1.①着と
豪快な捲りでV奪取しており、
イメージは良いはず。
好位キープからの捲りなら、
V候補筆頭に挙げる。

同県金子幸央も絶好調。
前々回平塚を完全V、前回高知G3でも
1.1.1.⑨着と3連勝で優出と波に乗っている。
自力でも好調だが、
近況は番手戦でも結果を残しており、
坂井洋との連係なら番手戦とみて、
坂井の仕掛け次第では逆転も十分。
西武園は前回昨年9月1.4.4着と
捲り不発で失敗しているが、
前々回2020年11月A級戦完全V歴もあるので、
仕掛けを修正してくるだろう。

栃木両者には地元の池田勇人(埼玉90期)が
マーク策に出る。近況は追い込みにシフトしており、
未知数ながら地元の新鋭 太田龍希(埼玉117期)もいて、
目標には困らないだろう。
栃木勢中心の関東ラインが本線。

対するは強力な戦力揃う南関東ライン。
軸になるのは、渡邉雄太(静岡105期)の機動力。
前々回取手G1全日本選抜では準決勝戦に進出し、
前回名古屋G3でも優出と
流れに応じた自力で安定感ある。
西武園は前回昨年3月7.1.④着で、
南関東別線の岩本俊介(千葉94期)の
カマシに敗れたが、動きは良かった。

前期SS班の和田健太郎(千葉87期)は、
さすがの安定感で、
昨年12月佐世保G3V奪取するなど格上の存在。
西武園は昨年4月の記念2.2.4.1着と、
今回も一緒の野口裕史(千葉111期)と
2次予選でワンツーを決めている。
その野口裕史の近況は、
やや成績にムラがあるが、
昨年4月完全Vでの記念初Vは、
インパクト大の走りを見せた。
デビュー当初は西武園では苦戦をしていたが、
2018年8月A級戦完全Vからは1着多く、
バンク特性からも得意バンクの一つになった。
徹底先行タイプの強力な同型は少ないので、
野口裕史の大駆けは特注。

近畿ラインも戦力が整っている。
中心は三谷竜生(奈良101期)の機動力。
昨年はG1戦では、
オールスター、高松宮記念杯で
準決勝戦進出するも、
まだ満足できる成績とは言えないが、
前々攻めるアグレッシブな
レーススタイルは変わらず、
実績からもF1戦ではV候補の1人。
西武園は2018年4月記念3.4.1.⑧着、
決勝戦は新山響平(青森107期)の
先行を捲れず敗れたが、
準決勝戦は捲り快勝していた。

マークは強力マーカー南修二(大阪88期)。
前回武雄1.2.②着では、
前々回取手G1全日本選抜落.失.欠を
払拭する走りを見せていた。

自力タイプでは決め脚ある
山本伸一(奈良101期)と
ダッシュの良い福永大智(大阪113期)が
勝ち上がれば、互角の勝負も可能。

北日本ラインは当所記念V歴あり、
展開不問で突っ込んでくる和田圭(宮城92期)と
前回名古屋G3初日落車も、
1.2.4着とまとめていた
実力者佐藤友和(岩手88期)に
F1戦安定感ある竹内智彦(宮城84期)が、
先行基本に力をつけてきた
酒井雄多(福島109期)を目標に
勝機を見出せるかどうか。

スピードに勝る坂井洋と金子幸央の栃木勢が、
勢いもあり中心とみるが、野口裕史次第では、
渡邉雄太や和田健太郎の逆転は互角以上の評価。
三谷竜生と和田圭は、特注。